2022.11.3
もとはと言えば私が「ハッ! 私って親に支配されてるのでは!?」と自覚したのはまだほんの数年前で、バスの中で嘘のアリバイを考えているときだった気がする。
仕事が終わったあと寄り道して帰ったら「誰とどこで何をしていて遅くなったか」を支配者に報告しなきゃならんわけだが、特にやましいことがなくても五回中六回くらいは嘘の報告をしていた。
なもんで、帰り道というのはアリバイを考えるシンキングタイムで、特に意味はないけどバレにくくて磨きに磨いた嘘をなんか無駄に用意してしまう。
こうやって常に嘘とアリバイ、アリバイが覆ってしまう条件まで考えて、アリバイのアリバイまで用意しておく癖が私の空想癖を育んだような気がしないでもない。
その延長というか手慰み感覚で誰かれ構わず超どうでもいい嘘をつきまくってきたわけなんだけど、最近さすがに嘘を考える時間も必要もなくなってしまった。
人との関りがなさすぎて、さすがにさすがに。
そういえば日記やSNSでは、不思議とまったく嘘をつく気にならない。
「バレる嘘はつきたくない! 完璧に近い嘘じゃないと意味ない!」みたいな変なポリシーがあるので、証言記録として残るSNSは私と相性が悪いのではなかろうか。
あと、たとえメンション・リプライでも文字にするとなんとなく自分自身に向けて書く感じがあるから、本当のこと以外を書く意味が無さすぎるのかもしれない。
むしろ正直でいることに関してめちゃめちゃ頑固な気がする。
こういう事例を多面的と呼ぶのかどうか知らないが、生き物の性質って結構一貫性が無くて不思議なものだよなーと思う。
たぶん「正直者でありたい願望」と「どうでもいい嘘めっちゃつく」の二面性を併せ持つ私が特別レアってわけではないはず。たぶん。
よもや、嘘を考える時間が減ったから小説のアイディアが浮かびにくくなっているのか……なんて仮説を思いついてしまって、急に不安です。どうしょーもねえな。
でも実際私の嘘って、鍛え上げられた瞬発力でしれっとついてるので、嘘を用意しないイコール脳を使う時間が確実に減ってるんである。最近は寝付きも良いので、余計に妄想する時間が減ってしまった。良いんだか悪いんだか、ままならない。
ここ数日どうにもこうにもおなかの調子が悪い。緑のたぬきずっと食べてるし。
あと感覚過敏で珍しいことがあって、いつも美味しく食べているイタトマのケーキの生クリームの匂いがなーんかダメだったりとか。妊婦?
小説書こうと思ってPCに向かうと、もう二秒くらいでおなかの調子悪さが気になってくる。局部的にはアレだけど、全体の体調自体は若干上がってきてるので、集中力もそれに伴ってやや上がったわけなんだが、集中するベクトルがコントロールできなくて結局ダメっぽい。
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