第5話 From Langley
フォレスターは警察車両が封鎖する新幹線車両を見渡せる高台で停車していた。
「ユン・ソナ中尉は韓国国家情報院のエージェント4名を射殺。大使から機密文書を強奪し、暴行。SAT到着よりも前に姿を消した」
九絵はサベッジから下達された情報に目を通した。
「うん」
ユウキは双眼鏡で現場を見ている。
「ソナさんの目的はなんだろうね、九絵」
「わからない。けど、家族の死は関係してるだろうね。あのヒトがここまで冷酷に、大々的にやるなんて」
すでにテロリストだ。日本人の死者が居ないからこそ日本政府の動きは鈍いだろうが、それであっても一大事だろう。そう九絵は考えていたし、以前あったソナには見られない行動だった。
ともあれ、サベッジは九絵に対してこれ以上のソナの行動は日本政府としての対応を”決断”させるものであると告げてきている。
九絵は政治に興味を持っていなかったが、ネットニュースで日本政府と韓国政府の不仲さは知っていたから韓国側はそれを無視して外交ルートでソナの”排除”を依頼してきているのだろう。
九絵の推察はまったくもって間違っていなかった。
ユン・ソナが東海道新幹線を襲撃した5時間後、負傷したイ・ジョンウ大使の”代理”を載せた韓国空軍の連絡機が横田の米空軍基地へ着陸した。
突然の知らせに日本政府は外務省の韓国担当官、及び警察庁の本事案担当官、そして防衛省の担当官である野並を向かわせることにした。
霞が関から横田まで移動の車中で野並は韓国外務省から送付された代理の情報を確認する。
「オ・ヨンファ。先方から届いた資料だと外務省職員だが、裏は取れているのか?」
運転手を務める野並の部下はいいえ、と答える。
「韓国外務省にその名前の日本担当は居ないそうです。国家情報院の職員でしょう」
「まぁこれはユン・ソナ対応チームのチーム長だろうな」
野並は疲れた脳味噌をもみほぐすため1本タバコを吸った。
公用車だろうが関係なかった。思考の整理が必要だ。
横田米空軍基地は日本が連合国に占領されてからこっちアメリカ領土のままの珍しい土地だ。そして何より野並を驚かせたのは”韓国外務省職員”がその米国領土に韓国陸軍の制服を着た兵士2名を帯同させ、なおかつ野並と顔なじみの
外務省韓国担当官と警察庁の担当官はこの異様さに驚きつつ、代理のオ・ヨンファと挨拶を交わそうとしたが”赤坂”の男が釘を刺す。
「皆さん、この場は正直言って軍事的交渉です。あ、私アメリカ合衆国中央情報局の”マイルス”です。ちょっとこの野並二尉だけ残して退席いただけますか」
露骨な排除発言に外務省の担当官は抗議しようとしたが、察しのいい警察庁の担当官は制止して野並に”後で形式だけ報告くれるかな”と言い部屋を後にする。
残されたのは野並とその部下だけだ。
「タバコ一本よろしいですか」
野並はこの会議の主たるマイルスに許可を求め、彼はにっこり頷いたので遠慮なく紫煙をくゆらせた。
「カナエ、改めて紹介する必要もないと思うけど、彼は韓国国家情報院のケースオフィサーだ。オさん、彼女は日本国防衛省情報本部、カナエ・ノナミ2等陸尉」
「オ・ヨンファだ。野並二尉、事態は緊迫している。理解されていますか」
野並は思わず笑いが出る。
「理解されているか?ええ、理解していますよ。あなた達が渋っている情報以外は」
オ・ヨンファは露骨に表情を曇らせる。
「我々にあなた方国家情報院が下ろした情報だけを精査するとユン・ソナはただの元軍人のテロリストだが、そうでないことは明らかだ。ねえ?マイルス。今日はマイルスなのね。前はジョージとか言ってなかった?」
話を振られたマイルスはくつくつと笑い、
「モテる男はいっぱい名前があるのさ。ともかくオさん、カナエの言うとおりだ。日本政府との軋轢は事態の混乱を招くぞ。出せるものは出したほうがいいし、我々ステイツもしばらくは静観するが事の運び如何ではODA部隊を動員して韓国の面子を潰してもいい」
露骨な内政干渉こそアメリカの本領発揮だなと、こればかりは顔に出して笑えない野並。一方オ・ヨンファはこめかみに大粒の汗を垂らしている。野並は脳内で「外交-5ポイント」と減点しておく。
「言っておくが今のステイツのトップはあの金髪デブだからな。俺たちもどう転ぶのかよくわからん金持ちの御仁だ。あんた達のトップが北の坊っちゃんとの交渉に決裂して以来冷淡なのは言うまでもないぞ。これ以上溝広げて外交権益があるのか?」
「オさん、これ以上の沈黙は黙認にしかならない。私とマイルスはこの案件の対処にわざわざ選抜された。韓国政府の依頼があったからよ。貴方のレベルで出せる情報は全部出してもらわないと協力は一切合切できないし、もしそのレベルを貴方が持っていないなら横田からとんぼ返りして権利を持つ人を連れてきてよ」
マイルスは馬鹿笑いし、椅子に腰掛ける。その間も韓国陸軍の二人は表情を崩さず入口に立哨している。こっちのほうが外交向きだろうと野並は脳内で採点する。
「何を知りたいのだ」
オ・ヨンファの絞り出す声に野浪は即答する。
「ユン・ソナ中尉の軍事経歴、及び今回の原因となったであろう家族の死の”国家情報院”が持っている情報すべて。そしてイ・ジョンウ大使から奪われた機密文書の中身」
「要求するねえ!カナエ」
マイルスの茶々を無視し、オ・ヨンファを詰める野並はマイルスから見ると今にも食いかかろうとする猟犬のようだった。
「・・・わかった。それを提供すればユン・ソナの”排除”が出来るんだな?」
「確約はしない。場合によってはマイルスの子飼いに頼むかもしれない」
オ・ヨンファは10秒ほど黙った後、どこかへと電話をかけ始めた。
「あかんやろ、そら。おたくにはぎょーさんゼニ貸したんやから返してもらわんと」
男は寂しくなった頭を撫で回しながら、スマートフォンに怒鳴っていた。
「こっちかてサービスちゃいますがな。ええ、ええ、それはわかっとるけどな・・・」
埒のあかない会話に辟易し、男はブラインドを触り外の景色を見る。
難波のビル群はいつもと変わらず、下を歩く観光客の声が上まで届く。
「期限は明日、それをすぎれば差し押さえ。それで決まりや」
一方的に男は電話を切り、大きなため息をつく。
「ど阿呆が」
部屋に似つかわしくない、マホガニーの上等な机に男はスマートフォンを投げ出し、革張りの一人ソファに尻を沈める。
一服でもしようと胸ポケットを弄ったときスマートフォンが呼び出しを伝え始める。
「ったくど阿呆が、何回かけてくるねん」
苛立ちながらスマートフォンを掴み、通話相手を見た男はその場で直立不動になって数度咳払いをしてから通話の緑ボタンをフリック操作する。
「はい、金村です」
『朝鮮語を話せ』
通話相手は彼が思っていた人物であった。
「同志、この電話をご存知で?」
先程までのコテコテな大阪弁とは打って変わって、流暢な朝鮮語を操る男。通話相手は乾いた笑いを返す。
『君の副業は知っているしこちらに分前を渡せば干渉はしない。問題が起きた。J班はどうしている』
「命令通りスリープし、待機中です」
『韓国情報筋からの話だ。一級の情報統制だから他言無用だ』
男は周りを見渡し、ブラインドを閉じる。
『KNIS(韓国国家情報院)が掴んでいたJ班の情報を例の女に奪われたようだ』
「まさか。J班は南での作戦後冬眠状態に入ったんです。そんなことは」
J班は消えたも同然なのだ。
『所詮、青瓦台との合同作戦だ。その後も漏れていたと考えるのは妥当だろう。奴は、ユン・ソナ中尉はJ班を襲撃するだろう』
「だとしても同志、どうやって全員殺すつもりなんです?」
『わからん。刺し違える気かもしれんな』
「そもそも同志ソン・ヒョソン大佐が決行しなければ・・・」
あの忌々しいど阿呆大佐がすべての元凶だ、と男は心で叫ぶ。
だが通話相手は間髪入れず
『それ以上は命令不服従だ。復唱しろ、大尉』
という。
『J班班長、カン・ミンギュ大尉。J班を再始動し、韓国陸軍第707特殊任務大隊中尉、ユン・ソナを排除しろ』
「カン・ミンギュ、J班を再始動し韓国陸軍第707特殊任務大隊中尉、ユン・ソナを排除します」
男、カンは姿勢を正し、敬礼をしそうな勢いで踵を鳴らして直立不動でスマートフォンに宣誓する。
『よろしい。情報は逐次上げろ。こちらからも奴に仕掛けなくては。応援を寄越すから』
九絵とユウキはフォレスターで京都から大阪へと入った。
「警察のNシステムにも反応がない。この日本から足跡を断つなんて」
助手席に座る九絵はサベッジから追加で送られてきた警察庁の追跡チームの解析結果をIpadで見ていた。
「バケモンかよ・・・」
ユウキはつぶやき、ハンドルを切った。
「そろそろ高速道路降りるよ。宛もないけど」
情報はゼロ。追跡不可の工作員。立ちはだかる壁は強大だ。
「・・・・ん、サベッジから通信」
九重のスマートフォンが震え、通話ボタンを押す。ブルートゥースでリンクされた二人の耳元にあるスピーカがサベッジの声を流し始めた。
『チェアマン、こちらサベッジ。警察の報告は読んだ?』
「読んだって言ってもよ、サベッジ。意味がない代物じゃねえのか」
ユウキの指摘にサベッジは笑う。
『違いないな。ある情報が入手できた。ソレを共有する。Ipadを確認しろ』
九絵のIpadへメールが届く。中にはかなり重ためのPDFが添付されている。
「これは?」
『ユン・ソナ中尉の無修正経歴書だ。国家情報院の担当を”赤坂”と袋叩きにした』
CIAの関与。二人の間に緊張が走る。
「どうしてアメリカが?」
『正直に言おう。まだ資料が届いていないが、この案件に”北”が関係している。現在韓国と北は融和ムード。アメリカは来月に北と会談を控えているがかなり警戒している。韓国とあまりにも密接すぎると』
「それがソナ中尉と関係が、あると」
『だろうな。連中は噂のないところには来ない。ダウンロードできたか?』
「はい・・・これは」
画面に広がるのは彼女の軍務証明書と写真だ。
『バケモンだよ、ユン・ソナ中尉は。大学卒業後、軍に志願して1年で陸軍の特殊任務選考プログラムに抜擢され1年半北の指導者を暗殺・誘拐する演習をしていた。結局シルミド同様中止になった。政治だな。延坪島砲撃やコルベット撃沈で露骨な攻撃プランは排除されたらしい』
その時の彼女の写真があったが、変装しているらしく全く面影がない。
『その後707大隊に転属し、韓国の非正規戦に従事している。イラク、アフガン、ソマリア、タイ、フィリピン。凄まじい経歴だ。米軍の作戦に韓国軍が帯同するのはベトナムでもあったが、第二次湾岸戦争以降は露骨にやってないから隠密任務だろう』
その頃の写真もあったが、見覚えのある顔ではあるがその視線の鋭さは”現役”を物語っている。
『2013年にカンボジアで銃槍を負ってからは帰国して一般男性と結婚して娘を生んでる。その後1年で軍に復帰してもう一度北の攻撃プランに戻っている。君たちがあったのはその頃だ』
サベッジは当時担当ではなかったためよく知らないが、彼女たちの経歴を見る以上ユン・ソナが彼女たちの師に値するのは間違いないと考えていた。
『だが2017年に大統領が汚職で訴追されて政権が今に変わって彼女は閑職に飛ばされた。707大隊の訓練教官だな。もちろん通常は閑職じゃないが、こういう現場人間を腐らせるにちょうどいい場所だ・・・報告はここまでだが、彼女は韓国産のターミネーターT-Xだ。師匠だからと心を緩めると死ぬぞ・・・すまない、通信を切る。ホテルはIpadに情報を送ったからそこに泊まれ』
ひとしきり喋り終えたサベッジは唐突に通信を切断し、九絵とユウキはらしくないきり方に驚いた。
サベッジ、野並二尉は自分のオフィスでチェアマン相手に通話をしていたが部下がメモ書きを寄越したのだ。
”ハーディバラックスから電話です”
マイルスだ。野並はすぐさま通信を切り、外線の固定電話を手に取る。
「野並二尉です」
『やぁ、カナエ。マイルスだ』
このラングレーの鷹はいつも距離感というものを理解しない。
野並がこの業界に身を落として6年近いが、3年前に初めてあったときからこの調子だ。
「”赤坂”はみんなこうなの?」
『どうだろうね。ともかくカナエ、韓国から情報は入っているかい』
「いいえ、ユン・ソナ中尉の経歴だけよ」
『ははは、だろうね。君が魅力的とはいえあの迫り方はバッドチョイスだ』
回りくどい。喋りで飯が食える男。
「本題は?アジア・日本担当の貴方は暇かもしれないけど私は暇じゃないんだけど」
『ごめんごめん、カナエ。要件を言おう。直接渡したい物がある。
「あなた達の迎えは平気でブラックホークを送り込んでニュースになるからやめて頂戴。何時に?」
『一時間後。ホテルマンにはわかるようにしておく』
ニュー山王ホテルは戦後、赤坂にあった旧山王ホテルをGHQが接収。1990年頃に返還され、代替として建てられた在日米軍管轄の保養所だ。
現在は南麻布と白金の瀬戸際にあり、かなり高級住宅地に建っている。
「野並二尉、自分は入れるんでしょうか」
部下の葛西1曹の招待状は出ているのかわからなかったので
「わからん。入れるなら来い」
とだけ伝える。ニュー山王ホテルはほとんどアメリカだ。日本人の立ち入りはかなり厳しく規制され、アメリカ人に招待してもらわないと入れないしパスポートが要る。
野並も入るのは初めてだが、防衛省は米軍幹部との接待や打ち合わせでよく使っているようだ。
葛西の運転する業務車はいつも使うボロいウイングロードではなく、野浪は上司に頼んでフーガにしてもらった。あまりにもみっともない。
「そろそろつきます」
車は明治通りに入り、カーブする道を直進していく。左方にホテルらしい形の建物が見えてくるが、その入口には日章旗と米国旗が掲げられ、米軍基地同様に日本人警備員が詰めている。
「武装してるんですっけ」
「してない”こと”になってる」
そんな物騒な会話を続け、車はゲートに入る。すぐさま警備員が駆けつけ、要件を聞き出す。
「こんにちは。自衛隊の方ですか」
葛西が代理で答える。
「はい、防衛省”会計隊”の野並です。アメリカの方から入っていいと連絡を頂いています」
警備員の方は目線で別の警備員に調べるよう指示し、K9ユニットを伴った別の警備員が車の辺りを捜索する。
「すみませんね、ほら、新幹線のテロがあってから米軍の方が神経質になってて」
「気にしないでください。お互い仕事ですから」
1分ほど待つと警備員はニコリと笑い
「確認できました。どうぞお進みください」
といい、ゲートがひらいた。
車を駐車場に停車し、二人はホテル本館へと足を踏み入れた。
中にいるのはほとんどが米軍属ないし元軍属だ。日本人はまばらで、それも家族というような感じで、自衛隊の制服姿の二人は少し浮いて見える有様。
カウンターでパスポートを見せ、ようやくエントランスへ入ることが許される。
「とんでもないですね。ここは」
「まぁ米軍基地の飛び地みたいなものだからな・・・」
二人がエントランスに入り、少し歩くと奥のバーラウンジから長身の金髪男が手を降って現れた。格好はジーンズにジャケットというかなりラフなスタイルで、制服の二人よりも浮いている。
「やぁカナエ。そちらは?」
「部下の葛西一曹だ。葛西、こちらは”バージニア州”からお越しのマイルスさん」
二人は握手し、挨拶を交わす。
「ここではなんだ。部屋を予約したからきてくれ」
マイルスに言われるがまま、二人は彼の後を追ってホテル3Fの会合室へと入っていった。
「やぁ、どうも」
先に部屋に居たのはパリッとした高級そうなスーツに身を包んだ30歳ぐらいの日本人だった。
「野並二尉、お噂はかねがね。”チェアマン”はうまく機能していますか。今は大阪でしたっけ」
その男の言葉に野並は表情こそ崩さなかったが悪寒が走った。
自分と数人の部下のみで構成された自分の育てた実行部隊。その秘匿呼称が漏れている。それも滞在先まで。
「ああ、警戒しないでください。マイルス、紹介してほしい」
「ああ、いいとも。カナエ、こちらは戸桜ケイジ。CIROだ」
CIRO 内閣情報調査室、内調。日本版CIAと呼ばれる組織で、野浪も諜報に身を落としていたがなかなか会える相手じゃない。
「どうも、内調の戸桜です。以後よろしくおねがいします。日本の組織だ、助け合いが必要ですよ」
野並ことサベッジがニュー山王ホテルで青い顔をしている頃、チェアマン二人はビジネスホテルの用意された部屋でくつろいでいた。
ユウキは履いていたロングブーツを脱ぎ捨て、ベッドに倒れ込む。
「疲れたぁ・・・ったく、神奈川から大阪までくるなんて正気じゃないよ」
「ごめんなさい」
九絵は律儀にベッドの横で頭を下げる。
「九絵のせいじゃないよ。免許ないのは仕方ないし」
そういいながらユウキは起き上がり、長い脚の太ももを擦る。
「九絵、これからどうなると思う?」
「さっぱり。ソナさん、ソナ中尉を探すのは変わりないけど、経歴を見たらやっぱり尻込みするよ」
数々の特殊作戦従事歴。インチョンで盗んだ大量の銃火器。
彼女はまさに韓国軍の精鋭であり、危険そのものだ。
「予測できるほど情報もなく、私たちもまた彼女を深く知らない。どうすれば良いのか・・・」
「考えても始まんないよ九絵。酒でも飲もうぜ」
2人は酒を冷蔵庫からとりだし、プルタブをあけた。
「任務成功に」
「任務成功に」
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