第3話 今日妻に浮気をされました
妻の浮気がわかったのは僕が会社帰りでいつも早く帰宅した時に、男の靴が並んでいたが妻はリビングにもいなく、寝室に行くと行為中の二人がいた。ヤバいと思った妻は逆ギレをし「なんでこんな早く帰っえくるのよ」と僕にいった。ふとこれは僕が早く帰ってきたせいかと自問自答したが自分の自宅に何時に帰ってこようが勝手なはずだ。男の方は行為が見つかったことに震えている、二人を着衣させ話を聞くことにしたが妻の方は話そうとしないし、男の方は「ごめんなさい」しか言わなかった。
これじゃ話が進まないので「離婚するか?」と聞いたら「それは嫌だ」と妻が泣きついた。
「なんで別れるとかいうの?」「いっときの迷いも許してくれないの?」
「他人の行為を見せられたら別れるしかないだろ」
「自分だって浮気していたのになに言ってるの?」
僕はその言葉に黙ったが僕が浮気をしたのは2年前でもう相手とは切れている、浮気と言っても行為はしていなかった、大学時代の女友達と映画を見に行っただけで妻は浮気と言い出した、その件はもう終わっているはずなのに掘り返してきたことに少しムッとしたがそこを信じてくれないが今回は妻の言い分が頭に入って来なかった
。妻と結婚した時女性の連絡先は全部消された、もちろん妻の携帯なんて僕は見やしなかった、誰と連絡とろうが関係ないと思っていたが行為を見てしまうと落胆するのはあたり前のことだ、男性には「弁護士さんの方から連絡行くとおもいますので」と言って家から追い出した、その時の男性の足は震えていた。
「俺は別れようと思ってるけど」
「なんでよ、私だって我慢したのに」
「お前は勘違いしている、あの子とは俺は何もしてない」
「嘘よ、嘘」と泣きじゃくる妻を見ながら荷物をまとめて僕は家を出ることにした
25年ローンで買ったこの家にはもう戻らないだろうと思い家に頭を下げて予約したビジネスホテルに向かった。部屋に入ると2年前浮気してた、あゆみが「遅いわよ」と言うので「ごめんごめん」と言ってキスをした。
「もうあの人とは別れたの?」
「別れるって話はしているよ」
【トントン、トントン】と誰かが扉を叩くので僕が扉を開けるとスーツの男がズカズカと入ってきて「あゆみ帰るぞ」とあゆみの腕をひっぱるがあゆみは抵抗してそこから動かない、スーツの男はあゆみの旦那だった。さっきと同じ現象が起きていると俯瞰でみていると、あゆみの旦那から「座れ」と言われたのでソファーに座ると「お前は床だろ」と言われたがそれを聞かないふりをした。あゆみが泣いているのであゆみの手を握った。「俺の女にさわるな」などと男は騒いでいたが無視を決め込んだ。
「もういい、話しにならんから離婚する」
「慰謝料ぶんどってやるからな」と言って男は出ていった。
二人は離婚ができる嬉しさでベッドの上で抱き合った。
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