第2話 今日私離婚します
「この女誰??」
旦那がお風呂に入ってる時に【明日会える?】というラインがきていた。いつも旦那はお風呂にまで携帯を持っていくのにこの時旦那は携帯を置いていた。 私が携帯を見ることがないと旦那は信用していたんだろう。
旦那を問い詰めると旦那は土下座をして泣き始めた、私は情けない男だなと思って荷物をまとめて家を出た。
実家に戻ると父は「別れたのか?」と聞かれたので横を首に振った、私は別れる気は今の所無かったが父は別れてほしかったみたいだった、結婚当初父は結婚を否定していて彼が土下座を何度もして許しをこいたが父は納得はしていない、母の「大丈夫?」という言葉で私は涙が出始めた。浮気されたことが悔しかった、あれだけ「私のことを好きだ」って言っていた彼が浮気していた、その事実に私はショックを受けていた。
2日後彼から【許してくれ、彼女とは別れた」とLINEがきた、私は別れるまでに2日もかかるのかと思った、本当に私のことが好きならその場でブロックするはずだと思っていたが2日もかかったことに私は呆れていた。
そうだ私も浮気をしようと思った、出会い系に登録をし出会いを探している男性を探した、連絡はいっぱいくるがぱっとくる男性がいなかった、【今日会えませんか?】と突然連絡が来た、プロフィールを見ると大学生の時に気になっていた涼介だった。私は会うことにした、午後七時に渋谷にハチ公前で待ち合わせをした。
「久しぶり、明子」
「本当久しぶりだね、涼介」
「どこ行こうか?」
と涼介の腕を組んでみたが涼介は嫌がっていなかった、私は今日涼介に抱かれようと思った。大学生時代少し好意をもっていた涼介が隣にいることで大学生時代のことが蘇ってきた、大学時代何回か涼介に抱かれたこともあったが付き合うまではいかなかった、ただの都合のいいセフレだったがそれでも良いと私は思っていた、涼介といる時間が楽しかったからセフレでも満足だった、大学卒業をしてセフレ関係を解消され私も洋介も二年後別の人と結婚していた。
どこに行くこともなく私達はホテルに入った。
「旦那とうまくいってないのか?」
「旦那に浮気された、洋介は?」
「俺もだ、一年前から浮気されてたんだ」
「だから出会い系始めたの?」
「そう、仕返しのために」
「私と一緒じゃん」と言って洋介にキスをした。大学生時代も私が率先して誘っていた、洋介に服を脱がされシャワーを浴びベッドに入った、大学生時代よりも洋介は激しかった。私を求めてくれてる気がして嬉しかった。
旦那との行為より洋介との行為の方が私は燃えた、何回もイキ久しぶりに久しぶりに気持ちいいという感覚を味わった。私は涼介のSEXにおぼれていった。翌日自宅に帰り旦那は仕事に出ていた。私は昨日の洋介との行為に浸っていた。大学生時代と違ったSEXに溺れていくのがわかっていた。
旦那が帰ってきて「本当にごめん」と謝られたが私はなんとも思わなかった。「本当に俺が悪かった」と謝れたが私は無視を決め込んだ。旦那は私が座っているソファーの横に座ってきて手を握ってきたが私は手をほどいた。
旦那に触られるのがいやだった、別の女と関係を持っていた旦那に偏見を持っていた。
「私も浮気をするからもいいよ」
「は?何言ってるんだ」と旦那に頬を叩かれた。「なんでそんな事言うんだよ、俺は謝ってるだろ」
「謝れば許されるなら私も謝るから浮気をします」と言って自分の部屋に入り鍵を閉めると【ドンドン】と扉をたたき始める旦那、「開けろよ、まだ話し終わってないだろ」【ドンドン】と叩くが私は扉を開ける気が無かった。
旦那は諦めて扉の前で泣き始めた「なんでだよ」「こんなに謝ってるのに許してくれないのかよ」
私は許す気が無く洋介に【いつ会える?】と連絡をするとすぐ【来週の水曜日はどう?】って返ってきたので
すぐに【またハチ公前でいい?】とすぐに返信をして水曜日に会うことにした。
旦那とは一週間話さなかった、洋介と会うためにハチ公前で待っていると洋介がやってきて手振ると、洋介の後ろには旦那がいた。「お前が浮気相手か?」と洋介につめよる。
「どちら様ですか?」
「明子の旦那だ」
「そうなんですね、僕は浮気相手じゃないですよ」
「大学時代の友達ですよ」
「ふざけんな」と言って洋介を殴り飛ばした、洋介が立ち上がると旦那はまた洋介を殴り騒ぎを駆けつけた警察に
旦那は連れてかれた。旦那は「ふざけんな」と永遠に喚いていた。情けない旦那だなと思い別れようと私は思った。
洋介も警察に連れてかれ今日会うのは断念した。
後日旦那は釈放されたが私は離婚届けにサインをして実家に帰った。両親と洋介の両親との話し合いが行われ離婚することが決まった。洋介とはあの件以降会っていない、大学時代の友達の話によると洋介も奥さんと別れたらしいが洋介と会う気にはなれなかった。私の浮気生活と結婚生活は終わった。
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