今日浮気しました
興梠司
第1話 今日私も浮気します
私は結婚して5年たちますが、旦那が浮気しました。旦那が浮気したのは二年前で二年間浮気を続けていたみたいです。浮気が発覚したのは旦那がシャワー浴びてる間に電話がかかってきていつも持っていく携帯を忘れた旦那は電話がなってることに気づかず、ディスプレイをみたら【あゆみ】と出ていた。 直感で仕事の電話ではないと思った私は電話に出てみることにした。
「もしもし杉本ですけど」というと相手はすぐ電話を切った。旦那は鼻歌を歌いながら出てきたので旦那に「あゆみって誰?」と聞くと旦那は狼狽しはじめた「し、仕事の人だよ」「え、私が電話出たら電話切るとか仕事の電話じゃないよね?」というと旦那は土下座して謝罪をした。「ごめん。許してくれ」と土下座をするが私は浮気が悪いとは思っていない、バレばければいいと思っている、それなのに謝罪してくる旦那に呆れていた。
「とりあえず洋服きなさい」といってパジャマを私洋服を着させてソファーに座らせた。
旦那の話を聞くとあゆみと付き合い始めたのは2年前で出会ったのはいつも行くバーだという、あゆみの方から近づいてきたという、二年前から交際は続き毎週金曜日に会っていたという「ラインを見せて」というとよくドラマで見る、【別れるから待っててくれ】【あゆみのことが好きだ】【すぐ別れるから】とラインに残されていた。私は呆れていた。結婚して5年がたちそのうち二年は浮気だったことにすこし怒りはあったがこの人もなみに浮気ができるんだと少し関心をした。旦那が怯えてるのはこの後の離婚の話だと思っているに違わない「私は別れる気がない」というと旦那は驚愕した顔をしていた。「別れないのか?」「なんで別れる必要があるの?」といってあゆみのラインをブロックして電話番号も着信拒否をさせた。旦那はしょんぼりしながら自室に戻った。
翌日私はあゆみに会いに行った、あゆみの電話番号を私はあゆみに会いに行くことにした。歩みの言い分はこうだった。「旦那から言い寄ってきたんです」「私は最初結婚してることも隠してたんです」とありきたりな言い訳をしてきた。「あゆみさんは悪くないってことですよね?」と問い詰めると「私も悪くないとは思ってないんです」と涙目になるあゆみ、あゆみの両親が到着し両親は私に頭を下げた。これ少ないですがと封筒を渡してきた。
「私達の娘が迷惑かけて申し訳ございません」と頭を下げ今後の話しをした。
旦那にはこれ以上近づかないという誓約書を書かせて私はその場を後にした。封筒には300万円入っていたのでそのまま銀行に行き200万円を銀行に預け100万円を持って私は自分磨きをしようと思い半年切ってなかった髪の毛を切りエステにも行き、新しい洋服を何着もかったが貧乏性のワタシはハイブランドには行けずにユニクロで洋服をいっぱい買い満足をして家に帰り旦那の帰りを待ちながら晩御飯の準備をしていた、今日は旦那が大好きな肉じゃがを作ってあげることにした。私の心はそんな狭くない、浮気をしたくらいで離婚なんてするわけもなくこのままにしておく、にくじゃがを作って待っていたが旦那は戻っえくることはなかった。ラインで今日は残業で帰れないかもときたので【頑張って】とだけ送った。私はスマフォで出会い系を見ながら冷めた肉じゃがを一人で食べていた。
【めぐみさん、一回お会いしませんか?】と連絡きたのは一週間やりとりした、やまとという男性で私より三個上の32才だった、画像やプロフィールを見る限りはイケメンで仕事も相当なやりてなプロフィールだった。
私もこの人と会いたいと思った、2日後私はやまとと会うことにした。恵比寿の駅の改札前でまっていると「めぐみさんですか?」と声をかけてきた男性はプロフィール通りの男性だった。
やまとと一緒にご飯に行くことにした、やまとは個室のレストランを予約してくれていた。旦那じゃこの場所は予約できないだろうなと思った。やまとは準備周到でコースで予約をしていてくれた。
「めぐみさんは旦那さんとうまくいってないんですか?」とコース料理を食べ終わった頃に聞かれた。「でも旦那とはうまくいってないです、旦那が浮気されたので私も出会い系はじめました」
「そうだったんですね、渋谷のホテルの最上階抑えておいたので行きませんか?」と言われ私は頷いていた。
三年ほど前から旦那にも抱かれてない体だ、誰に抱かれても関係ないという気持ちだった。
お店を後にして、タクシーに乗りホテルに入った、エレベーターでやまとは私にキスをしてきた、こんな所でとは思ったが私も受け入れていた。部屋に入ると夜景がきれいな部屋だった。「旦那さんがいるのにこんな事してすいません」と言いながら私を抱きしめて濃厚なキスをしてきた、私がこんなことされるの何年ぶりだろうと考えていると自然と洋服を脱がしてくる、やまと「お風呂はいりましょうか?」といってやまとはお風呂にお湯を為にいった。
私にはもう罪悪感なんてなかった、このまま、やまとに抱かれたいと思った。
お湯がたまりやまとは全裸になり私もちゃまとに脱がされ全裸になりお風呂にはいった。一緒に洗い合いをしてお風呂の中でもイチャイチャした、ベッドに入るとやまとは激しく攻めてきた、攻め方は優しく旦那とは全く違う攻め方だった。私が上に乗り何回も行き果てた。やまとも気持ちよさそうに行き果てた。
そのまま私は眠りに入った、今日は自宅に帰る気は無かった、旦那から電話はかかってきたが無視をしてやまとといろんな話をした、やまとにも奥さんがいるがやまとの家庭もうまくいってなく、奥さんとは三年前からレスだという、私の家庭と同じだなと思った、私はこの人ともっといたいなと思った。
自宅に戻ると会社に行かず旦那が待っていた、「昨日はどうしたんだ」と言われたがフルシカトして自分の部屋にいった。「めぐみ聞いてくれ、俺はめぐみがいないと駄目なんだ」と言われたが私の心には何も刺さらなかった、そんなことよりも、やまとが今何してるかのほうが気になっていた。旦那が私の部屋に入ってきてまた同じ言葉を口にした。旦那は本当に悪いと思ってるので泣きながら謝っていたが私はなんとも思わなかった。
私はやまとに溺れそうになっていた。
私は一番最初に出会った日からやまとのことを忘れる事が出来なかった、毎週木曜日にやまとが休みなことを知り
毎週水曜日の夜にやまとと会うことになった。私はやまとに溺れている実感しかなかった。
旦那のことは嫌いなわけじゃない、別れる気は一切ないがやまとのことも好きになりかけているのは自分でも自覚はあった。 毎回やまとと行くホテルに行くのは渋谷の高級ホテルの最上階を予約してくれる。この夜景を何回見れるんだろうと私は来る度に思うが、やまとが私のことを抱いてくれると何回でも良いやと思わせてくれる。
「俺奥さんと別れるから一緒にならないか?」
「本当に別れられるの?」
「離婚届はいつでも持ってる」と言って胸元からやまとの名前だけ書いてある離婚届を見せられた。私は今の旦那と別れる気がないとやまとに伝えた。旦那が浮気したから仕返しで浮気をしているってことをやまとに伝えてあるのだがやまとは私に本気になってきているのかと私は思った。
木曜日自宅に帰ると旦那は仕事に行く前で仕事tに行く準備をしていた。
「最近水曜日いないけどどこに行ってるんだ?」
「どこでも関係なくない?貴方も金曜日どこかに行ってたでしょ」
「それは申し訳ないって何度もいってるだろ」
「謝れば良いもんじゃないよ」「私にだって自由にさせてよ」といって自室に入って昨日のやまとのことを思い出した。やまとは本気で私のことが好きになってくれているんだろうと思ったがネットとの出会いを信じていない私は
やまとともこんなに続くと思わなかった、一日だけの出会いで良かったと思った。二人共浮気の沼にはまり始めてることに気づきはじめた。ベッドに入ると旦那が「仕事いってくるぞ」といって仕事に出ていった。
やまとの離婚届にはびっくりしたが想定内でもあった、奥さんとうまくいってないという話は何回も聞かされていた
私も旦那と別れるのか?と考えたが私は旦那と別れるのは違うと思った。
旦那がいつもより早く帰ってきて「めぐみ聞いてくれ」と自室に入ってきた。
「なんで勝手に入ってくるのよ」
「話を聞いてほしいんだ」
「なによ」
「俺はめぐみの事が好きなんだ、確かに浮気もしたことでめぐみのことを裏切ったのは申し訳ないと思ってる、
だけど許してほしい」
「もうそのことはいいよ、私は私で生きるから、私のことを気にしないでほしいの」
「離婚届はださないから安心して」
「わかった」といって私の部屋から出ていって旦那はお昼に作っておいた晩御飯を温めて食べていた。最近一緒にご飯を食べたのはいつだろうと思い、リビングに行き旦那の食べる姿を見ていた。
「めぐみ明日一緒にご飯食べにいかないか?」
「六本木でいい店見つけたんだ」
「良いわよ、何時に六本木に行けば良い?
「19:30に六本木に来てくれ」
「わかった」と旦那の食べる姿を見てやっぱり私は旦那のことが好きなんだと思い直した。
翌日19;30に六本木駅で待ち合わせをし、生バンドがBGMで演奏しているおしゃれなお店だった、旦那がこんなおしゃれなお店を知ってると思わなかった、浮気相手ともこういうところに来ていたんだなと思っていた。
「めぐみ、今日なんの日かわかる?」
「全然わからない」
「出会って六年目の日だよ」
私は【あっ】と思った、旦那はこういう記念日を大事にする人とだというのを忘れていた、何周年とかであった人とか毎年祝っていた。「これを受け取って欲しい」といって指輪を渡された。旦那からプレゼントなんて久しぶりだなぁと思った、「これ俺とお揃いなんだ、つけてくれないか」というので指輪をつけることにした。
私はこの人と結婚して良かったと思った、でもやまとのことを忘れることも出来なかった、私がトイレに立ったとき
やまとらしき人とすれ違った、やまとに似た人を目で追いかけるとやまとと年相応な女性がいた、きっと奥さんだろうなぁと思って私はトイレに入った。トイレに入って考えてみたらあれはやっぱり、やまとだった。
あの隣いる人はきっと奥さんなんだろうと思った。
トイレでやまとのラインをブロックした
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