あふれる無色

秋光を追いかけてゆく身のかろき足どり蝶の夢みるに似て


秋水に舟のかたちの影落ちて妖精の子ら笑いさざめく


白線をちょっとそこまで月夜行 街を絵本にすり替えながら


良夜かな君とちいさな月旅行 雪見だいふくふたつで火星


何千年はるばる来ぬる星月夜 君の眠りの安らかであれ


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玻璃の水さし 音崎 琳 @otosakilin

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