八月某日 日曜日 午後三時

 小味渕の所で大分、時間をとったため、その後なんとか一か所だけ回れないかと、何とかその場所を回って現在は社務所まで戻る道の道中。

 特筆すべきことがあるとすれば、車中、教授に電話があった。義理の弟さんからだと、西片南の事件について確認してもらっていたと教授の電話中に九曜が教えてくれた。義理の弟さんが警察関係の人だった。

「いつそんな話を?」

「今朝だ。君が急に部屋に入って来た時」

「ああ」

 雪上は思い出した。二人が話している時に部屋に入り、九曜に神主かと思ったと間違えられたことを。

「当事者の方に直接聞くのは少々憚られてね」

 九曜とそんなやり取りをしていると、教授も電話口の向こうに礼を言って電話を切った。

「九曜君」と、スッと見据える。

「西片南さんを殺害した犯人だが、まだ服役中だ。何処とはいえないが、そのあたりも確認してくれた。それに当時の捜査について特に問題もなかったと」

「そうですか」

 九曜は顔色を変えず教授に礼を述べた。

 つまり、今回の事件は十年前の事件とは関係のないことだと結論づけても大丈夫と言うことだろうか。

「それから、今回の東子さんの死亡推定時刻は午後十一時半前後であると断定したらしい。また、頭部の外傷以外には目立った傷はないと」

「十一時半……」

 九曜は時間を復唱しながら、難しい表情を見せる。

 その頃は、何も知らずに就寝していたと雪上は自らの行いを振り返っていた。


 

「教授はこの後、神主さんと?」

 この間、歓迎会を開いてくれた居酒屋で神主と一緒にご飯を食べる(恐らく酒を飲もう)と話をすすめていたらしい。

 確かに、今回の事件があって神主はみるみるうちに顔色が悪くなり、雪上達の目のあるところでは食事を取っているが、家に帰ってからどう過ごしているのかまではわからなかった。

 神主自身はどうにか眠れている、大丈夫だというが、本当のところはわからない。そう思っていた矢先、教授が神主を誘ったのだ。雪上と九曜も誘われたが、断った。そもそもアルコールは飲めないし。

「じゃあ、雪上君。買い出しに行こうか」

 九曜が立ち上がったので、雪上もそれに続く。

「帰りはよろしく頼むね」

 教授がゆっくりとこちらを見る。

「はい。連絡してくださいよ」

 この後、教授は神主の車で駅の方はまで出て、車を駐車場に置いて歩いて店まで行くそうだ。帰りは、神主は家まで歩ける距離だが、教授はそうも行かないので、迎えに来てほしいという話になった。

 ここに来てから良く車に乗るが、タクシーは一台も見ていない。

 雪上は九曜にも行って来たらいいじゃないかと言った。雪上も免許は持っている。しかし、色々とやりたいことがあると言って断っていた。

「行けなかった本田農園に向かってみよう」

 社務所を出ると、九曜がそう言った。

 先日、道の駅でとうもろこしを売っていた児玉の言う通りに道を走らせると、ぽつんと一軒家が見えて、【本田農園】と看板が見える。

 立派な家である。家の前に軽トラックがとまっており、ちょうど男性が作業をしていた。九曜が車を停車させ、降りるとその男性はこちらを向いた。

「こんにちは」

「……どうも、こんにちは」

 本田は訝しそうな表情をこちらに向ける。

 雪上と九曜がなんの前触れもなしに、来たので仕方のないことだとは思うが。

「突然、すみません。いや、いただいたかぼちゃのお菓子がとても美味しかったので。聞くとこちらのかぼちゃを使用していると伺ったものですから……もしあれ、お土産用にいくつか購入させていただきたいなと」

 本田はそれを聞いてぱっと顔を明るくした。

「大丈夫ですよ。いくつくらいいりますか?」

「三個は欲しいと思っています」

「ちょっと待っていてください」

 本田は作業用の手袋を脱いで、家の中に入って行く。雪上は辺りを見回した。家の前にこじんまりとはしているが、手入れされた花壇があり、向日葵の花が空に向かって花を咲かせている。

 そう言えば向日葵は夏の花だと思い出す。雪上の住んでいる家の近く。大学までの通学路に花屋が一軒ありその横を通って駅に向かうのだが、つい先日。その店にも向日葵が並べられているのを見ていた。その時はどうも思わなかった、ただ、向日葵があると認識していたにすぎない。

 だが、目の前の向日葵は黄色が鮮やかに生き生きと葉を伸ばして上を向いている。

「お待たせしました。この辺りはどうです?」

 本田はプラスチックのかごにいくつかのかぼちゃをのせてきた。

 スーパーでも年がら年中売っているのを見ていたが、目の前のカボチャは、緑が鮮やかで、店頭に並んでいるかぼちゃとちがって生き生きとしている様に見えた。

「じゃあ、これと、これと……雪上君は?」

「家族に買っていこうと思うので、……これ一つだけもらってもいいですか?」

 雪上は九曜が選ばなかったものから一つ指をさす。

 大学の友人の事も思ったが、かぼちゃを一つまんまを持っていっても微妙だ。それに夏休み期間だから、今度いつ会うかわからないし。買うなら、賞味期限の長いお菓子などを買っていこうと思う。

「じゃあ、この袋に入れて持って行ってください」

 本田はポケットから白い大きめのビニール袋を取り出し、九曜と雪上に渡す。

 雪上はそれを受け取りながら、バックパックから財布を取り出そうとするが、

「お金はいいですから」

 と本田は笑った。

「いや、でも……」

 九曜は食い下がる。

「これ、ハネ品なんです。だから、道の駅かどこかで安く値段をつけて出そうかなって思ってたぐらいですから」

 九曜はそれでも食い下がり、若干押し問答が続き、雪上の分も合わせて、五百円玉を本田のポケットの中に忍ばせる。それでも、雪上は一個、九曜は四個選んでいた訳だから、一個百円。破格の値段である。

「……本当は、鍾乳洞の売店でこちらの農園のお野菜が並ぶと聞いたので、時間がある時に見て買おうを思っていたのですが……こんなことになってしまったので」

 九曜はさらりと爆弾を投下し、本田の顔はもくもくと暗雲を帯びた。

「本田さんは東子さんが亡くなったことに関してなにかご存知では?」

 わかりやすく顔色を歪め視線をそらす。畳み掛けるように、

「東子さんに想いを抱いていらっしゃったと……」

 本田は皮肉めいた笑みを浮かべる。まるで自分を嘲笑っているかのように。

「ここには調査に来たと言うが、アンタは警察か? それとも探偵なのか?」

「いえ、一介の大学生です。瀧鍾乳洞に伝わる民話を調べに」

 馬鹿げていると本田は鼻で笑いながらも、持っていたかごを地面に下ろした時に、一瞬泣きそうな表情を浮かべた。

「ただ、鍾乳洞で冷たくなった彼女を見つけたのが、私と彼だったので、他人事ではないように思えて」

 その言葉が本田の何か引き金になったらしい。

「見つけてくれてありがとうございます。東子も、見知らぬ人に見つけられるよりもよかったのだと」

 そう言って堰を切ったように話を始めた。

「昔からずっと見ていました。――こんな小さな町だから、少し年齢が離れていても、東子の事は知っていた。学生の頃はあの人の方が学年が上だから昔は『東子さん』と呼んでいました。実際は、本人の前では恥ずかしくて、名前なんか呼べなかったけれど。

 まだ高校生だった頃。高学年がグラウンドを授業で使用している時なんか、柄でもなかったけれど、窓側の席にいれば、その姿を一目見ようと横目で探していたこともありました。いつも、ぴんと背筋を伸ばしている人だったから、すぐに見つけることが出来たんですよ。

 学校を卒業してあの人はすぐに結婚しました。相手は、ニ十歳ほどほど年上の男性だった。くやしいが、年齢にしては紳士的で若々しく、何より資産家で、だから、その時の俺は、東子が幸せになるにはこの男しかいないのだと思った。くやしいが、俺にはどうあがいても、そいつを追越すことなんてできなかったから。彼女は幸せに暮らしているのだと、忘れる様に努めて。

 俺は学校を卒業して、家の稼業を継いで、その頃ちょうど、親父も体を壊して……忙しさに紛らわせ、忘れかけていた時。彼女の旦那が亡くなったと知りました」

「相手の男性はなぜ、亡くなったのですか?」

「聞いたのは、女性関係のトラブルだと……お金もあり見目もいい、女性関係が派手な人だったと。それは結婚後も変わらなかった。ある女性とトラブルになって刺殺されたそうだ。結婚しているのに、独身だと言ってその女性に近づいたそうでね」

 雪上はその話を聞いて、あまりその男には同情できないなと思った。

「それじゃあ、その男の持っていた財産は全て東子さんへ?」

 九曜の言葉に本田は頷き唇をかみしめた。

「東子が資産家になってから、近づいて甘い汁を吸おうという輩はたくさんいた。あの大川って奴だって……ひょっこりどこからもともなく現れていいところだけかすめ取ろうと……気にくわないやつだと」

 顔を歪めながら。本田はそう言ってはっとした様に顔を上げた。

「本田さん。貴方、東子さんが亡くなった日、彼女に会いましたね? あの夜、鍾乳洞で」

 九曜の言葉にわかりやすく唇を噛みしめ俯く。

「俺は……俺は昔から東子のことをずっと見てきたのに……会ったのはアンタの言った通りだ。だが、俺じゃない。あの日は、東子に会って、婚約したと聞いて、確かに口論になって……大川と言う男をそれほど信じすぎない方がいいと。俺はアドバイスのつもりでそう言ったんだが、東子が珍しく怒って、売り言葉に買い言葉で……思わず。突き飛ばしたのは俺だが、そのまま逃げて帰って来た。手を出すつもりなんてなかった。でも激高した自分の感情をとめることも出来なかった。どうしていいかわらなかった。……」

 九曜はその話を聞いて腕を組む。

「口論になって、突き飛ばした時。まだ彼女は生きていた。……本田さん。貴方が殺していないと言われるのは、何か、その時まだ彼女が生きていたという証拠が?」

「ちゃんと声が。彼女が叫んで『もう、知らない』って、俺に向かって言ったんだ。だから、まさか死んでいるなんて思わないだろう」

 本田は愕然とした様子で、そう言葉を結んだ。

「ちなみに東子さんと会ったのは何時ごろでしたか?」

 本田は一瞬、ぎょっとした表情を見せたが、

「約束は十時に。鍾乳洞に来る様にと。なんで鍾乳洞までわざわざ行かなきゃならないんだと聞くと、施錠確認をしに行くと。話を人に聞かれなくてちょうど良いでしょう。と、東子が言って。実際に着いたのは、九時五十分ごろ。帰ったのは十時過ぎぐらい。車に乗った時に、時間をちらっと見た。時間で言うとそんなに長い時間ではなかったんだな」

「そうでしたか」

 そう頷きながら、何か言うべきか。九曜は考え込んでいる。

 雪上は、本田の話が本当であれば彼は東子を殺害した可能性は低いと考えた。

「それから、家に帰って来たのですか?」

「まあ、家に帰ってきて色々やらなきゃいけない事もあるから――彼女が亡くなって、正直まだ実感がないというのが本音で、彼女と話をしたのが、あの会話が最後になるとは……」

 僅かに眉を寄せただけで、表情は変えず。恐らく変えない様に努めているのだろう。そのせっぱつまった声は彼の感情を物語っている。

「東子さんの死について、本田さんは事故だと思いますか?」

 九曜の問いに、傷ついた表情を見せながら、首を傾げる。

「いや……。正直なところわからない。鍾乳洞で足を滑らせて。と言う理由はもっともらしいと思うし、だけど、もしかしたらそうではないのかもしれないとも……。今は、もう少し事実を飲み込むだけの時間が欲しいというのが本音だ」

「すみません。なんだか……」

 そう言った所で、ベージュの軽自動車が家の方に左折してくる。運転しているのは中年の女性。

「母です。駅近くのドラッグストアにパートに出ていて、帰って来たんです」

 本田がそう言うと、車を運転する女性は九曜と雪上を見て、会釈をする。駐車場は向こうにあるのだろう。ゆっくりと家の奥の方に車を走らせる。

 空き地に車を停め、本田の母親は歩いて来る。九曜と雪上に見て、朗らかに挨拶をし、家の中へ入って行った。

「ドラッグストアで仕事をされているんですね。意外と言いますか……失礼だったらスミマセン」

 ああ。と、本田は頷く。この時に見せた表情が一番自然で、本来の彼らしいと雪上はふと思った。

「別に気にしないでください。農家って普通は家族ぐるみでやっているものだと。僕自身もそう思うます。ただ、家は少し違っていて……母は農業は全くやってないのです」

「不躾な質問かもしれませんが、そうすると……お一人で?」

 この大きな農園を守っているのだろうか。

「いえ、流石に……。今は祖母が手伝ってくれています。ただ高齢なので無理はさせられませんが、やっぱり長年の経験があるので、頼りにしている部分はあります。父は体を壊して、今は……」

 雪上は立派な家を見上げる。見た目では判断しきれない。その家、人にも色々あるのだと。

「そうでしたか。立ち入ったことを聞いてスミマセン」

「いえ、この町の人ならだれもが知っていることなので。お気になさらず」

 さらっとした物言いに案外いい人なのだろうなと、自然と口角が上がる。

「ただ、そう言えば……」

 本田はそう言って、手であごをさする。

「東子と最後に話した後、入れ違いに来たのが」

「誰です?」

 九曜は身を乗り出す。

「里美と言うアルバイトの青年。知っている? ああ、もう会っているか。そうだよな、社務所にいるならそうだよな。ともかく、東子との話が……その、決裂したままま帰ろうと言う時に、彼の姿を見て、あれ、なんでこんな時間に、どうしたんだ? と、思ったから覚えている」

「暗くて、彼だとわからなかった可能性は?」

 本田は冷静に九曜の言葉を否定した。

「駐車場は、大きなライトがあったからそれなりに明るかったし、それに、彼ちょっと色々特徴的だろう?」

「そうですか?」

 雪上はコトンと首を傾ける。

「うーん。そうだな、なんと言うか俺たちとはなんとなく違うんだよ。纏っているオーラと言うか雰囲気と言うか。この辺りに住んでいる人とは根本的な雰囲気がなにか違う」

 ああ、そうかと雪上は頷く。

「じゃあ、私達も里美くんと一緒ですね」

 九曜はからからと笑ってそう言った。

「気を悪くしないでほしい。悪気はないのだが、ただ単純に思ったことを口にしただけであって……」

「わかっています。本田さんイイ人ですものね」

 雪上が猫なで声で言うと面食らっていた。その様子をみて更に笑みが漏れる。

「そういえば、本田さんが乗る車の色は黒ですか?」

 本田の言葉に、あの時、駐車場で見た黒い車は本田の車だったのだろうと知った。

「ええ、基本的には。あの軽トラックも仕事の時は良く乗りますが」

 本田は家の前に停めた軽トラックを指す。

「あと、もう一つ質問したいのですが……」

 雪上が慌てた言葉に、本田はゆっくりと唸ずく。

「私達が、鍾乳洞の民話についてのフィールドワークでここに来たということはもうご存知かと思うのですが、そのことで少し。伺いたいのですが、本田さんはその、民話についてはご存知ですか?」

「ああ。そりゃ、ここに住んでいるから民話については小さいころから知っている」

「捧げられた三人の乙女については?」

 本田はぎょっとした表情を見せるも、「まあ、聞いたことはある」と、言葉を濁す。

「今回の東子さんの死については、蒼龍の、生贄ではないかと言う人もいるみたいですが、本田さんはどう思います?

「まさか。あり得ないだろう」

 九曜は本田の言葉にこくりこくりと頷く。

「じゃあ、その民話に出てくるその三人の乙女がどうなったかはご存知です?」

「そりゃあ……蒼龍に食べられたのでは」

 しんと、沈黙が流れる。

「鍾乳洞の中の抜け穴について聞いたことは?」

 九曜がなんでもなかったかのようにそう質問をした。

「抜け穴? そんな話は聞いたことが無いし、あったとしてもどこにそんな道があるんだ?」

 本当にわからないとでも言う、むしろ驚いた声を上げた。

「隣町のひしゃく岩については?」

「あるのは知ってるけど……」

 雪上は頷くと、本田は腕を組み首を傾げた。

「それを聞かれて、ふと思ったのですが、なぜ東子は鍾乳洞の中で倒れていたのでしょう」

「と、言いますと?」

 雪上の代わりに九曜がそう聞いた。

「鍾乳洞の中の抜け道なんて聞いたことはない。……。でも、待てよ。そうすると、東子は目の前に犯人がいたとして、なぜ逃げ場の無くなる鍾乳洞の中に入っていったのだろう」

 本田は九曜と雪上を交互にに見る。

「確かに、おっしゃる通りですね」

 九曜は頷いて、腕を組む。

「私たちもそれを疑問に思っていて、それで本田さんにもしかしてそんな抜け道などあったのではと思い、訊ねたのです」

 話は結局振り出しにもどり、萎んだ風船のように本田も口をつぐんだ。

「ありがとうございます。大変参考になりました」

 九曜が礼をしたので、雪上も急いでそれに続いた。

「いえ、こんな回答でも参考になるのなら……じゃあ、そろそろ作業に戻りますんで、また時間があれば寄ってください」

 その声に見送られ、九曜と雪上は車に乗り込む。

 農園が見えなくなったところで、

「本田さん。いい人でしたね」

 雪上はまっすぐに前をみながら九曜にそう言葉を投げた。

「しかし、現時点では彼が一番、犯人としての可能性が高いとも見れる」

 冷静な九曜の言葉はぐさりと雪上に突き刺さるが、確かに彼の言っていることは正しい。

「東子さんと現時点で生前、一番最後に会ったと思われる人物だからですね」

 まだ、里美が東子と会ったという確認はとれていない。現時点では。

 九曜は前を向きながらこくりと頷く。

 現時点でと雪上が表現したのは、犯人が見つかればそうではなくなるからだ。

「でも、あそこまで正直に話したのは、逆に彼が犯人ではないことも示唆している。本当に犯人だとしたら、隠したがるだろう。普通は」

「確かに」

 窓の外を眺めながら、雪上は頷いた。 

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