【短い話】ドレミのかいだん②～ シーソーゲームの生きづらさを感じられたら ～

第14話 え、そうなんですか？ネットオークションでも、生きづらさが生まれているそうです。小学生は、生き物とつきあうときにも、注意？

　「ソノミちゃんは、きびしい」

　「フツーだよ？」

　２人の呼吸は、良い感じ。

　「ドレミちゃん？」

「え？」

「わたしたちしょうがくせいって、こまっちゃうね？」

　「まあね」

「ヤフオクでも、おこられる」

　「ヤフオクで？」

　ソノミちゃんは、なかなかの、情報通。

　ネットオークションのヤフオクも、ピンチです！生き物だって、生きづらくなっちゃっているんだから。

　「生き物を、オークションに出して、高額取り引きをする」

それが、当たり前のようになっちゃっているんだもの。

ヤフオクでは、こういうルールが作られていたのに。

　「絶滅のおそれがあるような生き物を、個人が出品するのを、禁止します！」

　もっとも、飼育されて品種改良をされたメダカなどは、ネットで取り引きされても、良いらしんだけれど。

　生きづらさの、抜け道。

　ネットオークションは、小学生にも、人気があった。

　「オオクワガタ、じゃん！」

　すご…。

　「このねだん、かあ。たかいなあ…」

　そこで、何かが、ささやく。

　「これを買うだけで、クラスの人気者に、なれるんじゃないの？」

　…。

　「ほら。早く買わないと、売りきれちゃうよ？」

　かう、かいます！

　…って感じだ。

　今どきの小学生は、まわりから、たくさんの金をもらっている。今の日本は、少子化社会だ。

　「孫は、１人だけしかいない」

　そんなケースも、増えた。

　孫が、かわいくないわけがなく…。ネット取引が、加熱。

小学生も、注意かな？