【短い話】ドレミのかいだん②~ シーソーゲームの生きづらさを感じられたら ~
第13話 このセリフを、何度、聞かされたことだろう?「君たちのことを思って、言っているんだ!」そんなの、仮面をかぶった教育者の、言い訳です。
第13話 このセリフを、何度、聞かされたことだろう?「君たちのことを思って、言っているんだ!」そんなの、仮面をかぶった教育者の、言い訳です。
スマホが、日本に出はじめたころを、思い出しちゃうなあ。
「スマホ、持っていないの?不便じゃ、ない?」
それが、今では、こう言われがち。
がちで!
「スマホ、持っていないの?かわいそう」
その言い方も…。
子どもを生きづらくする、きっかけになっちゃっていませんか?
早く消えてくれないか待ちなんて言われちゃう、働かないおじさんたちなんかは、こんなことを言ってくる。
「俺たちは、若い世代を、いじめているんじゃない!若い世代のためを思って、言ってあげているんだ!」
仮面、かぶっていませんか?
その仮面が、働かないおじさんたちが会社に居続ける理由付けアイテムになっているところに、無理があるよ。
「若い世代たちのためを思って、言ってあげているんだ」
…うそだあ。
どうしても、言い訳にしか聞こえないんですよ。
そのおじさんたちに言われた真面目な若異世代の子たちは、下手をすると、新しいおじさんに成長していくだけ。そうして、新しい新人となる、今の小学生たちを、ディスっていく。
日本の生きづらさは、終わらない。
「ねえ、ドレミちゃん?」
「なあに?」
「はたらかないおじさんたちって、さあ」
「なあに?」
「わかいこのためをおもって、いっているんだぞって、いうんでしょう?」
「みたいだね」
「おとなのしゃかいにも、いじめが、あるんだね」
ああ、そうか。
なるほど。
子どもから見れば、いじめに、見えちゃうのか。
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