第7話 「コミュニケーション不足」大人は、それ言えば、子どものためになるとか思っていませんか?言われた側の気持ちとか、わかっていますか?

 「コミュニケーション不足だから」

 そういう言い方で逃げるの、ほぼほぼ、定年退職世代のじいじとか、働かないおじさんおばさんとか、会社の妖精おじさんとかっていわれる人たち。

 「コミュニケーション不足だから」

 それいえば、すべてが解決するとか、思っていませんか?

 若い世代をいじめているようにしか、聞こえない。

 どうして、あの人たちは、若い世代をいじめるんだろう?

 それはね…。

 きっと、こんな理由です。

 「自分たちと違う生き方をする人たちを、許せないから」

 生きづらいなあ。

 「学校に、いったらどう?」

 大人は、何かあるたびに、子どもに言う。

 「学校が、たくさんの問題を解決してくれるに違いない」

 きっと、そう、思っている。

 子どもに、見守りカメラでも付けて、学校のリアルな日常を、確認してみたら良いじゃないか。

 見守りカメラといえば、近ごろは、こんなニュースがあった。

 「ある母親と父親が、パチンコで遊ぶために、外出。2歳の長男と、生後5ヶ月の次男を、自宅に、置き去り」

 両親が、帰宅して。

 「キャー!」

 「おい、救急車を呼べ!」

 どういう事件になったのか、想像ができるはず。その夫婦は、スマホで遠隔操作ができるという見守りカメラを、自宅に設置。安心して、パチンコをしに、出かけたという。

 この夫婦は、大きな勘違いをしていたようだ。

 「遠くからでも、子どもを見守ることができる」

 それは、そうなんだけどさ…。

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