【短い話】ドレミのかいだん②~ シーソーゲームの生きづらさを感じられたら ~
第5話 学校にいけば、生きづらさがやわらぐとか思っている大人。多すぎです。そんなアドバイスは、大人の、一方的な思いにすぎないんですよ。
第5話 学校にいけば、生きづらさがやわらぐとか思っている大人。多すぎです。そんなアドバイスは、大人の、一方的な思いにすぎないんですよ。
「私…、ゆうきを出して、うちあけたんだよ?それなのに、がんばってみなさいで、おわり?」
死に至る病、だろうな。
「もう少し、がんばってみなさいね?わかった?」
「…うん。わかった」
子どもは、大人に勝てないことを知っているから、そう、答えているだけなのに。それを、子どもの気持ちをわかった気になっている大人ほど、さらに、エスカレート。
「良し。うちの子は、わかったって言ってくれているぞ。俺も、子ども思いの親になったなあ」
…だからあ。
大人の、勘違いですよ。
か、ん、ち、が、い。
学校にいけない子は、今でも、小中学生だけで、10万人は超えるという。20万人近いかな?
「…そうか、そうか。学校に、いきたくなくなっちゃったのか。もしかしたら、その原因は、君自身にあるのかもしれないよ?考えてごらん?」
そう言う学校の先生とかもいて、マジで、困ります。
「今、学校って、悩む子どもにとって、本当に安全な場所なんだろうか?」
この疑問を解決できないままに、学校にいけない原因を、子ども本人に考えさせるっていっても、無理だし!
大人は、子どもに、どんな声をかけてあげれば、良いんだろう?子どもは、大人に、どんな声をかけてもらえれば、救われた気持ちに、なるんだろう?
「気に、するんじゃないぞ?父さんが、子どものときもな…」
気付けー!
そういう言い方が、かえって、子どもを傷付けているんだ!
ああ、生きづらい。
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