第41話 今こそ
「作戦会議って言っても……どうするんですか?」
尋ねる
「そうっスね~。……
そう言うと、
「タツマ……」
声をかけられても、
「誰だ? ……いや、この気配は……ライか? その姿は一体?」
「ワタシは……ライであり、そして……
「え……? あるべき姿ってなに!? どゆこと!?」
だが……。
「すまない。説明をしている時間が……もうないんだ」
その言葉を聴いた
「それ……は? 妖魔殺しの儀式、が、あるから……か?」
「……そうだ」
それを聞いて、
「話を、しよう。二人で……
「タツマ……」
「そいじゃ~! 二人は少し離れたところで話しをしていてもらうとして! 残りでちゃちゃっと作戦会議しちゃうっスかー? いうて、オレちゃん
「あぁぁぁぁ!! た、確かに
「まぁ、一応
****
少し離れた所で、相対する
「それで……その、ライって呼んで……いいのか?」
「……あぁ、構わない……」
少し沈黙した後、ゆっくりと
「なぁ……なんで、俺と契約をしたんだ?」
問われた彼は、はっきりと言い切った。
「タツマ、君だからだ」
「俺……だから?」
「お前は、ワタシを
その言葉を聞いて、
「俺に、望むものはなんだ?」
一瞬、目を見開く彼。
その上で、彼は真剣な眼差しと声色で
「世界を……
ここに来て、ようやく
今まで何も為して来なかった自分を――変えるために。
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