第2話 妖魔との契約者
「なぁぁぁ!? んだってぇぇぇ!? 妖魔と契約ぅ!? 退魔師なのに!?」
騒ぐ彼の頭を
「ぐぬぅ!? な、なにを!?」
「うるさい。そこの……金髪ピアスもとい、なんだったか? お前。そう、お前の話が終わってない。だろう?」
またも淡々と語りかける
「……諸事情あって
「彼がライです。俺の……相棒です……!」
少しだけ語気強く言えば、
「そうか。まぁ
彼女の言葉に
「ウチ、
【ライ……ライ? まぁその、なんだ。ワタシとタツマ、共によろしく頼む】
(
****
自己紹介を終えた四人は、男女に分かれて更衣室へと入って行った。隊服に着替えるためだ。一緒に入ってすぐに、
「先に言っておくけど、僕は怖がりでもあるんだ! だから慣れるまでは! 僕に近寄るなよ! 慣れるまで!!」
(……一応、順応しようとしてはくれているのか……?)
そんなことを思いつつ、
しばらくして、女子更衣室から
「ジェンダーレスな世の中だしな、スラックスでも不思議ではないが……えっと
「知らん。おれは動きやすさを選んだだけなのでな」
そんな彼女に対してかは不明だが、着替え終わるのを待っていた
「……服装に関しては、
そう言われてしまえば、全員黙らざるを得なくなる。なお、ライは再び魔本の中だ。
そんな四人に向かって、
「では、これより室内の設営と
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