第3話 把握テスト①
訓練場に到着した一行は、
「よし、そこの……なんだったか? お前の
そう言って
「なぁ!? ちょっと失礼な
愚痴りながらも
「では、
「……来い!
彼が呼び出したのは、二メートルくらいの大きさの、メカメカしいトリコロールカラーの式神だった。
「
「そこまで。……皆、どうだった?」
「しずなん、弱くなんかないじゃない! ぶーちゃんめっちゃつよつよだったよ~!」
「よく見てたのか!? 僕自身は一度も攻撃してないだろう!? そういうことだよ!!」
あだ名の部分はスルーして、自身の弱さをアピールする彼に
「お前、なんでそんなに自分を
「ごめんなさいね! でもなでもな!? 僕自身の戦闘力を考えると、どうあがいても前線向きじゃないんだよ!」
情けない声を上げると
「次はそういう君でどうだ! めちゃくちゃ強そうだけども!」
指名された
「では、次は
(なんというか、メカメカしい……? いや、近未来的な造形? とにかく独特だ)
「
遠距離にいた
「……やめ」
再び
「じゃあ~どうしよっか、たっくん? ウチが先かそっちが先か! じゃんけんする?」
「……えっと……じゃあ、それで……」
曖昧な
「オッケー! じゃあウチね!」
その明るさが、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます