応援コメント

第61話:分水嶺」への応援コメント

  • 直子ちゃんのどこか他人事めいた視界が、ただただ哀しいですね……
    鷹守くんが心を割いて丁寧に紡ごうとしたものを、土足で踏み躙られるのを目の当たりにしても、なお。
    彼が直子ちゃんを馬鹿にされて怒ったようには、彼女自身は気持ちを動かせないこと。
    「疲れちゃった」が腑に落ちすぎてしまって、もう誰の手も届かないのかと、胸が苦しいです……

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。今日もコメントありがとうございます。

    フッと。自分でも意外だったりするところに、境界線ってあるものですよね。
    踏み越えるのには何の用意も気構えも必要なく、でも越えてしまうと戻るに戻れない。
    内側からしか開閉できないシャッターが、ガラガラッと下りてしまった感じといいますか。

    シャッターを下ろすのは自分である時と他人である時がありますが、今回の直子ちゃんは後者ですね。
    鷹守君はシャッターの向こう側にいるので、すずめさんの感じていただいたような見え方になったのでしょう。

    でもそれは鷹守君を敵視しているのでなく、彼が悪いわけでもありません。
    本当に「疲れちゃった」から、逃げ出すので精一杯なのでしょう。
    このまま行けば、これで物語は終わり——ですが、それでは哀しすぎますよね。