閑話 若い細工師は神ならざる者に救われた 後

 いてもたってもいられなくなってキーコの元に駆けつけると、とても苦しそうな表情で横たわっているキーコがいた。

 今まで、キーコの見せてくれた表情は全部好きだった。でも、こんな悲しくてつらい気持ちになったキーコの表情は初めてだった。


 キーコの様子を見ていた治療師の先生がつらそうな表情をしている。良く見てみれば、先生だけじゃない。キーコの家族はみんなとても辛そうな表情をしていた。


 「先生!キーコは、キーコは助かるんですよね!?お願いします!僕が出来る事なら何でもします!だから、どうか、どうかキーコを助けて下さい!」

 「ホーカー君…。済まない…」


 先生のとても申し訳なさそうな表情を見て、悟ってしまった…。


 受け入れたくない事実が、先生の口から告げられる。


 「キーコさんの症状は…私はおろか国一番の治療師でも治す事はできない…。それこそ、奇跡でも起きない限りは…」


 今まで当たり前のように存在していたものが無くなってしまう喪失感で、僕は何も考えられなくなってしまった。

 周りの人達が何かを言っているようだけど、何も耳に入ってこなかった。



 気が付いたら、朝になっていた。

 キーコの家族のみんなは、そっとしておいてくれたみたいだ。それに、僕の家族にも話を通してくれていたみたいだ。


 「ホーカー君、大丈夫かい?」

 「すみません、おばさん。ずっとこの場所にいてしまって…」

 「気にしてないよ。ホーカー君は家族も同然じゃない。ご家族には話してあるから、気のすむまでキーコの傍にいて良いんだよ?」

 「ありがとうございます」


 おばさんの言葉に甘えて、僕はキーコの傍にいる事にした。家に帰っても、何もする気が起きなかった。

 キーコのためのブローチも、作れる気がしなかった。


 辛そうにしているキーコの姿を見ると、僕も胸が締め付けられる思いに駆り立てられて辛かった。それでも、キーコの傍を離れる事ができなかった。

 僕が席を外した途端、キーコがいなくなってしまったらって思ったら、離れる事なんてできなかった。


 小さい頃からずっと一緒だった幼馴染。

 太陽のような笑顔を見せてくれて、僕に恋を教えてくれた女の子。

 いつの間にか僕よりずっと強くなって、それでもいつも一緒にいてくれて、幸せを与えてくれ続けてくれた、僕が一番大切な人。


 そんな一番大切な人が、いなくなってしまう。

 それが、どうしようも無く辛くて、苦しくて、遂には僕は泣き出してしまった。


 「うっ、ううう…キーコ…いやだ…いやだよぅ…いなくならないでよぉ…」


 自分でもみっともなかった思う。

 こんなところをキーコに見られたら、きっと情けなく思われて振られてしまっていたかもしれない。でも、泣かずにはいられなかった。


 「ホーカー…」

 「キーコ!?気が付いたの!?何か欲しい物はある!?」


 僕が泣いていたからだろうか?キーコが目を覚ました。ずっと寝込んでいただろうから喉が渇いているんじゃないかって思って、欲しい物は無いか聞いてみた。

 キーコは僕の顔を見ると、困ったような笑顔を見せてくれた。


 キーコはやっぱりとても強い人だ。とても辛いはずなのに、それでも僕を慰めるためにこんな表情をするんだから。


 僕はキーコの笑顔が特に大好きだ。キーコの笑顔を見ていると、とても嬉しい気持ちになるから。だけど、この表情だけは嬉しい気持ちになれなかった。


 「ホーカー、ブローチを…作って」

 「でも…今の僕には…」

 「聞いて?ホーカー。私ね…結構前から、自分が病気だって分かってたの…」


 キーコは、皆を心配させないためにずっと自分の状態を隠していた。そんな事をしたら、症状はどんどん悪くなる一方だったのに。


 「治らないって、なんとなくわかっちゃったの…。だから、治療のために余計なお金を使って欲しくなかった…」

 「そんな!そんなのってないよ!」


 キーコは、自分が病気だって知られたら、自分のためにお金を使うと分かってた。実際、キーコの家族はそうするだろうし、僕だってそうする。


 「ホーカー、もう一度言うね?ブローチを、完成させて。それで、ブローチをアクレインの美術コンテストに出品するの…」

 「な、何を言ってるの!?アレはキーコのためのブローチなんだよ!?」


 どうしてキーコはそんな事を言うのだろう?ブローチの事を知った時のキーコは、とても嬉しそうな表情をしていたのをよく覚えてる。

 それなのに、どうして手放してしまうような事を言うのだろう?


 「聞いて。あのブローチは…きっととても良い評価を受けるから…。みんなが…ホーカーの事を凄い人だって、認めてくれるから…。ホーカーのところに…お金持ちの人達が、装飾品の注文を、沢山すると思うの…。そうなれば…うっ…!」

 「キーコ!?無理しちゃだめだよ!」


 一度にたくさんの言葉を喋ろうとしたからか、キーコが苦しそうにしている。傍に置かれていた水差しから水をコップに移して、キーコに差し出したけど、キーコは受け取ろうとしてくれない。


 「はぁ、はぁ…。聞いて…。きっと、皆の生活が豊かになるから…。お父さんに…楽をさせたいんでしょ?ホーカー…コンテストに…出るべきよ…!」


 僕とずっと一緒に育って来たキーコは、当然僕の望みを知っている。

 良い物を沢山作って、それで沢山稼いで、父さんに、家族に楽をさせてあげたい。この町を豊かにしたい。僕が、ずっとキーコに言ってきた言葉だ。


 キーコは、もう自分が助からないって分かってるんだ。だから、少しでも僕達のためになる事を考えて、僕に美術コンテストに出るように言ったんだ。


 僕はその日、ずっとキーコの傍でみっともなく泣いていた。

 おばさんやおじさん、キーコの兄弟が帰って来ても、ずっと泣いてた。一生分の涙を、その時流したと思う。


 泣いて、泣いて、泣き散らして、涙も出なくなると、僕は家に戻って製作途中だったキーコのためのブローチの仕上げ作業に取り掛かった。


 不思議と、迷う事が無かった。今朝は、どんなに頑張っても仕上げられる気がしなかったブローチが、今では自然と体が動くように仕上がっていく。僕には既に、ブローチの完成した形が見えていた。


 きっと、僕がキーコの気持ちに応えたいと思ったからだ。せめてキーコの願いを叶えたい。そんな思いが、今の僕を突き動かしている。


 ブローチが完成したら、僕はすぐにアクレイン王国へ向かう事になった。移動時間を考えると、間に合わないかもしれなかったからだ。


 美術コンテストが開催される時期は、アクレイン王国の首都、アクアンの周辺に美術品やその美術品を買い取るためのお金を狙って、野盗が出没しやすくなる。

 命に代えてでもブローチをアクアンに持って行くと決心していたら、"星付き"冒険者が護衛に付いてくれた。


 父さんだけじゃなく、町の人達がお金を出し合って、この町出身の冒険者を雇ってくれたんだ。僕とキーコの事は、町のみんなが知っている。

 みんなが、冒険者の人達まで僕とキーコの事を応援してくれた。冒険者を野盗お金だけじゃなく、アクレイン王国での滞在費まで用意してくれた。


 「安心しな!ホーカー!お前の事は意地でも俺達が守り通す!」

 「お前の作品なら優勝は難しくても入賞は間違いなしだ!胸張って行って来い!」

 「みんな…ありがとう!行ってきます!」


 町の人達総出で見送られて、僕達はアクアンへと旅立った。



 アクレイン王国では、驚く事が数えきれないほど体験した。

 まず最初に、意外な事に、アクレイン王国に入ってからは野盗はおろか魔物にも襲われる事は一度も無かった。

 後になって、あの『黒龍の姫君』様がアクレイン王国に観光に来ていて、アクアン周辺の野盗や魔物を一掃したって冒険者の人達から聞かされた。


 それに、出品物の受付を終了した日、身なりの良い人が僕のところに訊ねて来て一枚の絵を渡してきたんだ。

 その絵を見た時、僕は思わず膝から崩れて落ちて泣き出してしまった。もう涙なんて一滴も出ないと思っていたのに。


 見せてもらった絵は、僕が作ったブローチを僕が大好きな太陽のような笑顔をしたキーコが身に付けている絵だった。

 僕が見たかった、見る事ができないと思っていたキーコの姿。

 そんな絵を見せられたら、見たかったものが見れた嬉しさと、大切な人を失ってしまう悲しさが胸の奥から溢れ出して、どうしようもなかったんだ。


 凄く失礼だったかもしれないけれど、無我夢中で絵を見せてくれた人にお願いして、キーコの絵を譲ってもらった。誰が書いてくれた絵なのかは分からないけど、その人には感謝しないと。


 それから1時間もしない内に、あの『黒龍の姫君』様が僕の元を訊ねてきた。

 新聞に載っていた写真以上に物凄く綺麗な人で、同時になぜか物凄く怖い人だとも思った。

 そんな『姫君』様から故郷の事を訊ねられた時は、驚く事も忘れて、わけがわからなくなってた。


 結局、故郷の名前と場所を教えたらすぐに立ち去ったのだけど、立ち去られる際に[最後まで希望は捨てないように]と言い渡されたんだ。

 どういう事なんだろう?その時の僕にはまるで分らなかった。


 長い時間が過ぎてコンテストの結果が発表された。

 信じられない事に、僕のブローチは5位に入賞していた。

 僕もコンテストの会場に足を運んで、他の人達の作品を見せてもらったんだ。

 だけど、どの作品も凄く良い物ばかりだったから、本当にあれだけ沢山あった作品の中の5番目の作品に選ばれた事が信じられなかったんだ。


 護衛をしてくれた冒険者達も、自分の事のように喜んでくれた。


 「やったじゃねぇか!やっぱりお前はスゲェよ!オレ達ピジラットの誇りだ!」

 「きっとこれから忙しくなるぜぇ!一応確認するが、ブローチはオークションに出さないんだよな!?」

 「うん。これは、他の誰の物でもない、キーコのためだけの物だから」


 美術コンテストに出品した品は、可能ならオークションに出品する事も可能だ。だけど僕は、このブローチをキーコ以外の人に渡す気は無かった。

 たとえ僕が故郷に帰る頃にはキーコが亡くなっていたとしても、彼女のお墓にブローチを添えるつもりだったからだ。


 冒険者達が言うには、悪い貴族は特に後ろ盾の無いような人からは強引な手段で相手の物を奪う人も少なくないって説明してくれた。

 僕の作ったブローチも狙われるかもしれないから、ブローチを守るために大変になるらしい。


 でも、そんな彼等の懸念をよそに、作品の注文はいくつも舞い込んで来たけど、ブローチを狙う人達は全く現れなかった。


 注文の受注に忙しいこと以外は至って平和な時間を過ごして、いよいよ故郷に帰るその日の朝、再び『姫君』様が僕のところに訊ねて来た。

 『姫君』様は他の人達と同様装飾品の注文をすると、要望した装飾品のイメージを音楽で伝えてくれると言い出した。


 音楽のイメージで作品を作るだなんて考えた事も無かったけど、やっぱり『姫君』様は凄い方だった。


 姫君様が豪華な横笛を演奏しだすと、瞬く間に僕の脳裏に広大な森の上空を羽ばたく、大きな鳥の姿が鮮明に映ったんだ!

 とても無邪気で、仲が良くて、ちょっと食いしん坊な2羽の大きな鳥。

 プリースと違ってちょっと怖いところがあるけれど、性格や仕草はとても可愛らしいものだった。


 5分もしない内に演奏が終わると、途端に脳裏に鮮明に映っていた映像が消えてしまった。けれど、それで十分だった。

 既に僕の頭には、あの可愛らしい鳥の姿が焼き付いている。きっと良い物が作れるっていう確信があった。



 『姫君』様のおかげで晴れやかな気分でアクアンを旅立つ事ができた。冒険者達に『姫君』様の演奏について話をしたら、物凄く羨ましがられた。

 彼等はアクアンに滞在している間、夜はずっと他の冒険者達と同じように『姫君』様から稽古をつけてもらってたそうなんだ。

 見違えるように強くなったって、その日の内に毎日自慢して来てた。


 僕には戦う力が無いから羨ましかったけど、僕が『姫君』様の事で羨ましがられるとは思わなかったなぁ…。


 帰路に着き、だんだんと僕達の故郷、ピジラットが見えてくると、晴れやかだった気持ちが少しずつ重くなっていってることが分かった。


 僕が旅立つときには既にキーコはとても衰弱していたから。きっと、もうキーコは目が覚める事は無いって、分かっているから。

 涙は出なくでも、悲しい気持ちには変わりなかった。


 気が沈み、俯きながら歩いていると、思いっきり肩を揺さぶられた。護衛の冒険者の1人だ。とても驚いてる。どうしたんだろう?


 「おい!ホーカー!アレを見ろ!信じられねぇことが起きてるぞ!」

 「え?」

 「良いから早く行って来い!」


 訳も分からないまま背中を押し出される。


 転びそうになるのを慌てて堪えて前を見ると、信じられない光景が僕の目の前に映っていた。


 キーコが、町の入り口に立っていたんだ。

 少し瘦せてはいるけれど、それでも、今のキーコに辛そうな様子は見られない。


 こうしちゃいられない!僕は堪らずキーコの元まで走り出した。


 「キーコ!」


 荷物が重い。早くキーコのところへ行きたくて、背負っていた荷物を振り落として、全速力でキーコの元まで駆けだした。


 「キーコ!」

 「ホーカー!」


 キーコの元までたどり着き、そのまま勢いを落とさずにキーコを抱きしめる。キーコも僕を抱きしめてくれた。

 痩せててもやっぱりキーコはキーコだ。全速力でぶつかるように抱きついたのに、僕の事を簡単に受け止めてしまった。

 でも、この匂い、この温かさは、間違いなくキーコだった。


 「キーコ!本当にキーコなんだね!?」

 「本当に私だよ!ホーカー!私、生きてるよ!」


 おかしいな。ずっとずっと、一生分泣いてもう涙何て出ないと思っていたのに、どんどん涙があふれてくる。


 どうしてキーコが元気になったのか分からないけど、今はキーコが元気になってくれたことが、只々嬉しい。


 涙を流しながら、僕はキーコに報告をする事にした。


 「キーコ、君の言った通りだったよ」

 「うん」

 「美術コンテストで、僕の作ったブローチが5位に入賞したんだ!沢山の仕事を貴族やお金持ちから貰ったよ!これでみんなに楽をさせてあげられる!」

 「うん!やっぱりホーカーは凄いよ!」


 報告を終わらせたら、僕達はしばらく無言で抱きしめ合った。


 しばらく抱き合っていると、不思議と気持ちが落ち着いて来て、次に何をするべきなのかがすぐに頭に浮かんできた。

 今ここで、僕の気持ちを改めてキーコに伝えよう。


 懐にしまっておいたブローチが入った小箱がある事を確認して、一度キーコから少しだけ放れる。


 「キーコ、約束を果たすよ」

 「へ?………えっ!?い、今!?ちょ、ちょっと待って…っ!」


 気持ちを伝えようとしたら、顔を赤くして慌てだしてしまった。いつもの、僕が大好きなキーコだ。またこの顔が見れて、とても嬉しい。


 あの時のように大きく深呼吸をしてから頬を叩いて、キーコは真っ直ぐに僕を見つめ直した。相変わらず、顔が赤い理由が頬を叩いたからなのか、恥ずかしさからなのかは分からなかった。


 「キーコ。ずっと一緒に、傍にいて欲しい。泣いたり怒ったり悲しんだりする事もきっとあるけれど、それと同じぐらい、いいや、それ以上に笑ったり喜んだりして、君と一緒に幸せになりたい」

 「うん」


 懐からブローチの入った小箱を取り出して、蓋を開けてキーコに差し出す。


 「キーコ。僕と、結婚してください」


 キーコは両手で口元を抑えて固まってしまっている。

 でも、心配はいらない。キーコは、必ずこのブローチを受け取ってくれる。そんな確信があった。


 少しして、落ち着いたのか両手を口元から離すと、今度は小箱を乗せている僕の手を両手で優しく包んでくれた。


 笑いながら、キーコが僕のプロポーズに返事をしてくれる。


 「約束、果たしてくれたね。カッコ良かったよ」

 「うん」

 「結婚しましょう。私を、貴方のお嫁さんにして下さい」


 その返事を聞いた後、僕は胸がいっぱいになって、またキーコを抱きしめた。

 キーコも同じように、僕の事を力いっぱい抱きしめてくれた。

 少しだけ苦しかったけど、その苦しさも、幸せの証拠だった。




 あれから2月ほどして、僕達は無事結婚した。

 周りの環境も落ち着いてきたから、気になっていた事をキーコに聞く事にした。


 「どうして、急に病が治ったんだろうね?」

 「ああ、それ?みんなも良く分かってないのよ。私も突然体が楽になってね?」


 治療師の先生が言っていたけど、正に奇跡が起きたんだなぁ。そんな風に感心していたら、キーコからとんでもない事を聞かされた。


 「意識が朦朧としてたから良く分からないけど、私は女神様に助けてもらったって思ってるよ」

 「女神様?地母神様や、導魂神様のこと?」

 「ううん。あの御二方じゃないと思う。ただ、虹色に輝いている女性の姿がぼんやりと見えてたから。みんなには見えてなかったし、きっと女神様なんじゃないかなって、そう思ったの」


 虹色に輝く女性。その言葉を聞いて、僕はすべてが分かってしまった。


 『姫君』様だ。ノア様が、キーコを治してくれたんだ。

 ブローチを付けているキーコの絵を描いてくれたのも、きっとノア様なんだ!キーコの居場所を知るために、僕に故郷の場所を訊ねに来ていたんだ!


 なんて、お礼を言えば良いのだろう?あの方に、何をすればいいのだろう?僕があの御方に差し出す事ができるものなんて限られてる。だったら…。


 「ホーカー?どうしたの?」

 「キーコ、僕には、仕えるべき人ができたみたいだ」

 「ええっ!?どういう事なの!?」


 アクレインで起きた事を、キーコにじっくりと説明しよう。


 ノア様は注文した装飾品を受け取りに、必ずここピジラットを訪れる。


 その時、目一杯の感謝を伝えよう。


 そして、可能ならば、あの御方に仕えさせていただこう!

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