閑話 とある冒険者達が受けた護衛依頼1

 アドモゼス歴1482年 亀の月 22日


 ―――ニスマ王国センドー領の都市チヒロードにて―――


 時間は午後1時前。大抵の者は昼食を終え、膨れた胃袋を休ませているところだ。だが、皆が皆胃袋に食料を詰め込めたわけでは無い。中には仕事が長引き今から食事を取る者もいる。


 値段は安くボリューミー。それでいて味も良い事で評判な飲食店に、そんな腹をすかせた冒険者達が今日もいつもと同じメニューを注文する。

 肉と野菜をふんだんに用いて、一晩じっくりと牛の乳で煮込んだクリームシチューと、焼き立てのパンだ。

 駆け出しのころからこの店を利用している、口の悪い庸人ヒュムスの女冒険者アジーは、この店ではこの料理しか注文していない。今では店員に[いつもの奴]で通用してしまっている。


 アジーは初めて口にした時からこの料理に心底惚れ込んでいるのだ。勿論他の料理も味が良い事は知っている。

 彼女の信頼する仲間達があれこれと店の料理を注文して、そのいずれもが彼等によって美味そうに食されているからだ。


 アジーは色々な意味で一途な女性だった。気に入った料理があれば、それ以外は注文しない。気に入った装備があれば、それしか購入しない。気に入った冒険者がいれば、その人物達としか徒党を組まない。


 そんなわけで、彼女は駆け出しのころからの付き合いである矮人ペティームの冒険者スーヤと共に食事を取っている最中だ。他の仲間はいつものように別行動である。


 彼等が冒険者を始めてから既に5年以上経過している。初めてこの店を利用した時は"新人ニュービー"だった彼等も今や誰もが認める"二つ星ツインスター"だ。


 才能があった、努力も怠らなかった。真面目に依頼をこなし、低ランクの頃から無茶も無理もせず堅実に活動し続けた。そして仲間と運に恵まれた。

 いくつもの要素が、彼等を"二つ星"冒険者と言う高みに辿り着かせたのだ。


 いつものように最近の出来事についてアジーが語り始める。食事中の会話の出だしは、決まって彼女の口から始まるのだ。


 「そういや、そろそろか?」

 「?何が?」


 ふと思い出したように口にしたため、付き合いの長いスーヤにもアジーが何の話をし始めたのか理解できなかった。

 彼女も理解されるとは思っていない。自然と口から零れてしまった言葉だったからだ。特に機嫌を悪くすることも無く説明する。


 「ああ、ファングダムのお姫様がウチの国に嫁ぎに来るって話さ。」

 「あー、アレね。確か出発は、キリ良く来月の1日だった筈だよ?」


 詳細はアジーよりもスーヤの方が詳しいようだ。そもそも、彼はパーティ内で斥候を務めているため情報収集が得意なのだ。

 だが、それでも足を踏み入れた事の無い外国の話だ。誰が嫁いでくるか、どのような人物なのかまでは把握していない。彼等にとって、王族の結婚はわりとどうでもいい話だったのだ。


 「どんな人なんだろーねー?あ、そういえばファングダムって言えばさ、最近凄い事になってたんだよね?」

 「月の初めに例の『姫君』様が観光に来たんだろ?毎日お祭り騒ぎだったらしいじゃねえか。」


 熟練の冒険者である彼等も当然『黒龍の姫君』の話は知っている。ある日を境に世界中にその情報が行き渡ったのだから当然と言えば当然だ。

 たったの数日で"上級ベテラン"冒険者に昇級したうえ、既に"一等星トップスター"冒険者を遥かに凌ぐ実力を有していると伝わっているのだ。気にしない筈が無い。


 毎日堅実に依頼をこなして今の地位に辿り着いたアジーからすれば、少なからず納得のいかないものがあるのだろう。その表情はやや不満げだ。


 だが、スーヤが言いたかったのはかの『姫君』についての話ではないようだ。


 「や、そっちも凄いんだけどね?ホラ、一緒にお忍びでファングダムに帰って来たお姫様が、色々と凄い事になったって新聞に出てたでしょ?」

 「あー、聖女様の方な。」


 ファングダムの第二王女オリヴィエが自身の正体を国民に告げてから既に2日。

 巷で聖女と謳われ天空神の寵愛を預かった平民が、実は自分達の国の王女だったと言う事実は、ファングダム中を震撼させ、そして熱狂させた。その熱は他国であるニスマ王国にもこうして伝わってきているのだ。


 それでも結局は他国の話だ。アジーからしたら、いまいち面白みのない話である。それほど関心を示していない。


 「アジー、どーでも良さそーだね。」

 「だって外国の話だろ?そんなスゲーお姫様が、ウチに来るわけねーじゃん。」

 「えー…。ファングダムのお姫様がコッチに嫁ぎに来るって話をしだしたの、アジーじゃん…。」


 自分から話を持ち出したと言うのにどうでもいいような扱いをされた事には、流石にアジーと最も付き合いの長いスーヤも苦言を言わずにはいられなかった。

 彼は今世界中で話題になっている王女が、自分達の国に嫁ぎに来るのではないかと少し期待しているのだ。


 「スーヤ、あのな?ウチの国に来るのは、そのスゲーお姫様じゃねえぞ?」

 「えー?なんで分かるのさ?」

 「あのなぁ、天空神様の寵愛持ってて正式に教会から聖女認定されてるようなお姫様が、他国に嫁ぎに来るわけねえだろうが。全国民から反発食らうぞ。仮に結婚するにしたって、コッチが向こうに婿入りしに行くっての。」


 情報収集はするが、スーヤは集めた情報を精査しようとはしない。それはもっぱら、他の仲間に任せているのだ。

 その点、アジーは頭の回転が速い。得られた情報をすぐさま精査して状況を把握する。そうして把握した事情から自分達の行動方針を決めていくのが彼等の常だ。


 「うーん。じゃあコッチに来るお姫様ってどんな人なのさ?」

 「滅多に外に出て来ねえんだろ?あたしが知るわけねえだろうが。なんだよ?気になんのか?」


 普段はパーティ間の話にそれほど執着しないスーヤが、珍しく自分の話に興味を持っている事を不思議に思ったのだろう。

 アジーは彼が自分の話に執着する理由を訊ねた。


 「だってさー、ファングダムのお姫様って二人いるけどどっちもすっごい美人だって聞いた事あるよ?気になるじゃん。一目見てみたいなーって思ってさー。」

 「ああん?」


 単純に美しい女性を見たいから執着しているという答えに、明確に不機嫌な態度を見せる。

 アジーは色々な意味で一途な女性である。それは食事や装備だけではない。交際相手が自分以外の女性に興味を抱かれている事が気に食わないのである。

 アジーは一途で、そして嫉妬深い女性でもあった。


 「ええぇ?そこ、怒るのぉ?」

 「おめえよぉ、アタシって女がこうして傍にいながら、他の女にうつつを抜かすってのか?随分と良いご身分だなぁ、ええ?おい。」

 「や、誰だって綺麗なものは目に収めておきたいものじゃん?宝石とかアクセサリーを見て喜ぶのと一緒だよ?」

 「………。」


 開き直りとも受け取れる言い訳を聞き、呆れと共に制裁を加える目的でスーヤの食器から球状のひき肉を揚げた料理を一つ奪い口に入れる。

 アジーは気に入った料理以外を注文しないだけであって、別の料理を口にしないわけでは無いのだ。


 「あーーーっ!!何してんのさっ!?食べたかったら自分で頼みなっていつも言ってんじゃん!!」

 「うっせぇ!アタシを不機嫌にさせたおめえが悪い!」

 「り~ふ~じ~ん~!」


 このやり取りはこの店ではしょっちゅうの出来事であり、常連からすれば日常の光景である。この後の流れは大体決まっている。


 「ハァ~イ。ご機嫌いかがぁ~?」

 「メンチカツとられたぁ~!」

 「ハンッ!自業自得だっての!」

 「いつも通りだな。」


 彼等の仲間が割って入って来るのだ。それはもう、狙っていたかのような絶妙なタイミングで。

 おかげで2人が暴れる事なくなあなあで済まされ、口論が終息するのがいつもの流れだ。

 最早他のパーティメンバーにとっても日常茶飯事のため、イチャついているようにしか見えないのである。


 「今度は何をして揉めたんだ?」

 「どうせ下らない話だぞ?」

 「あっ、ちょっとちょっと―!適当に銅貨15枚分の料理持ってきて―!」


 巨大なフルプレートメイルに見立てた魔導鎧機マギフレームを操る窟人ドヴァークの女性、ココナナが2人がいがみ合う理由を聞き、大体予想を付けた魔術師兼錬金術師の妖精人エルブの男性エンカフは他人事のように振る舞っている。

 その間におしゃべり好きな金髪少女のティシアが店員を呼び止め、適当に料理を注文している。そしてアジーとスーヤの間に割って入る。


 「どうせアジーにとって気に食わない事をスーヤが口走っておかずを一つ取られたんでしょ?さっきメンチカツ取られたって言ってたし、いつもの事じゃない。そんな日常茶飯事な些末事よりも仕事よ!依頼を受けて来たわ!今回は前のセンドー子爵よりも凄いトコからの依頼なんだから!気合入れなさいよ!」

 「またかよ…。」


 以前の楽園の調査の際も了承を得ずに依頼を受注した事を、アジーはまだ根に持っているのだ。

 だが、彼等のパーティは依頼の受注を多数決で決めている。5人パーティでかつ3対2で別れてしまっている以上、反論が出来ないのだ。


 彼等は全員我が強い。自分がこうだと決めた事に対して他人の意見で引き下がる事は滅多にない。それ故に討論はするが意見が変わった試しがない。

 こうして別行動を取っている間に依頼の受注の是を問われた場合、了承を取らずに決定してしまう事も珍しくないのだ。


 アジーもスーヤもその事を理解して別行動を取っている。アジーの要望だ。意中の相手との2人の時間が、少しでも欲しいからである。

 勿論、それによって生じるリスクは承知の上での行動だ。それでもやはり勝手に話が進むのはいい気はしない。つまり、文句を言うのは彼女の我儘である。


 「駄々こねないの。こうなる事承知で別行動取ってんでしょ?それよりも説明するわよ!依頼主は何とファングダム!依頼内容はウチのボンクラ王子に嫁いできてくれる、第一王女のリナーシェ様の護衛よ!」

 「おおー!凄い依頼もらって来たねー!」

 「マジかよ…。」


 得意げになって説明したティシアに対して、2人とも驚きを隠せないでいる。

 仲間たちが受注してきた依頼が、まさか先程まで自分達が話題にしていた人物の護衛任務だとは、夢にも思っていなかったのだ。

 アジーもスーヤも驚いてはいるが、そのテンションはまるで正反対である。


 スーヤは一目見てみたいと思っていた女性を間近で見れる事で素直に喜び、アジーは相手が相手だけに下手な真似が出来ないため、緊張からげんなりしている。


 エンカフが依頼内容の詳細を説明しようと口を開けた直後、彼に台詞を取られまいと態々彼の前に移動してから、追加の情報を説明していく。


 「ウチの国からランドランが支給されるから、まずは王城にそれを受け取りに行くわ。で、それ使ってファングダムのレオスの王城まで直行。割符を渡せば城の客間で出発までの間休ませてもらえるそうよ。で、来月の1日になったら王女様が馬車に乗って移動を開始するから、私達はランドランに乗ったままウチの国の王城まで王女様が乗った馬車の護衛ってところね。注意事項として、くれぐれも不埒な輩がいた場合は王女様に気取られる前に迅速に征伐するように、って話よ。報酬は前金で金貨300枚、依頼達成で700枚よ!道中の食事を含めた消耗品に掛かった費用も依頼者持ち!何か質問は?」

 「王族だけあってとんでもなく気前がいいな…。で、ティシア。そのリナーシェ様?の顔をアタシは知らねえんだけど、おめえは知ってんのか?」


 リナーシェは大勢の視線が集まると集中力が乱されるため、それを嫌い滅多な事では人前には姿を現さない。それ故に外国の者達は勿論、ファングダム国民ですら彼女の姿を正確に把握している者は、王城に勤めている者や彼女が直接かかわる事が多い軍人達ぐらいである。


 スーヤがファングダムの王女は2人とも見目が良いと言っていた事が気になっていたので、アジーも気になっていたのだ。

 確認できるなら確認しておきたい。確認不足で間違いを起こすなど、あってはならないのだ。


 「その点は抜かりないわ!ちゃんと最近の写真を見せてもらったから!しかもタダよタダ!依頼に必要だからって、ギルマスが渡してくれたのよ!普段ドケチのくせして、今回はホンット気前いいわっぁ~。やっぱファングダムみたいな大きな国だと、これぐらいの報酬はポンって用意できるぐらいには太っ腹なんでしょうね~!」


 チヒロードの冒険者ギルドのギルドマスターは非常にがめつく、ケチな事で所属している冒険者達から知られている。今回の写真も、通常ならば報酬から写真の費用を差し引かれていたほどだ。

 それが無かったところを見るに、ファングダムから仲介金を大量に受け取っている事が容易に予想できる。


 実際のところ、今回ファングダムは数日前の魔物の騒動で活躍した者達への報酬でかなりの散財をしてしまっているため、かの国の国庫には相当な痛手である。


 だが、ファングダムにはそれだけの出費をしても国庫を再び潤せるだけの財源が、最近新たに産まれたのだ。

 あまりの苛烈さに手を焼いていた娘を、景気よく盛大に送り出す意味も込めて、レオナルドが奮発したのである。


 「私達も確認したが、噂通りの美しい女性だったな。」

 「あれだけの美女が、良くウチのアホ王子と結婚してくれると言ったものだ。正直、今でも信じられん。」

 「えっ!?ホントッ!?早く見せて!」

 「コンニャロウ…。」


 既にリナーシェの姿を確認したココナナとエンカフが第一王女の容姿に対する感想を述べている。

 彼等は皆、この国の第一王子フィリップがどういった人物かを知っている。それ故に、見目麗しい大国の姫君が嫁ぎに来てくれるなど、未だに信じられないのだ。


 仲間の感想にいてもたってもいられず、スーヤが早く写真を見せるようにティシアに催促する。そんな交際相手を、アジーが嫉妬の感情を込めて睨み付けている。


 「これがリナーシェ様の姿絵よ!」

 「おおお~~~…!すっごい綺麗な人だねぇ~…!この人に近い内に会えるんだぁ…。うわぁ、ちょっと緊張して来たかも…。」

 「ええぇー…。マジでこんな美人な姫様が、ウチのスットコドッコイに嫁ぐのか?何かの冗談じゃねえの?」


 リナーシェの容姿を見た2人は感嘆の声を上げている。流石のアジーもスーヤが見入ってしまっていても文句が言えないでいる。それほどに写真に写っている女性は美しかったのだ。


 「ホンット美人よねぇ~!同じ女として憧れるわぁ~!でも不思議よねぇ~。なぁんでこんなに綺麗な人がウチのボンクラ王子と結婚してくれるのかしらねぇ~?それだけは謎だわぁ~。こんなに綺麗ならもっといい男なんていくらでもいるでしょうに…。」

 「気になるなら聞いてみれば?」

 「おめえなぁ、護衛の姫様は馬車に乗ってるんだぜ?そう簡単に会話なんてできる分けねえだろうが。つーかティシアよぉ。一つ気になったんだが、大国の王女様が他国に嫁ぐってんなら、冒険者なんぞに護衛を頼まずに、大勢の兵を引き連れて大々的に行進して行くもんじゃねえのか?」


 ティシアの疑問に対して軽い気持ちで提案するスーヤをアジーが窘める。その際、常識的に考えた時に生じた疑問を問い詰めた。


 アジーの疑問は尤もである。

 国の要人がたったの数人の護衛を連れて国家間を移動するなど、常識的に考えれば、ありえない話なのだ。


 「ああ、勿論、すんごい数の兵士が、豪華な装飾の装備を付けてウチの国に来るわよ?だけど、そこに王女様はいないの。所謂ダミーって奴ね。どういうわけかはギルマスも知らないみたいなんだけど、王女様は私達と馬車の御者さんだけって言う超少人数で移動する事になるわ。」

 「おい…その依頼、大丈夫なんだろうなぁ?ガセの依頼だったりするんじゃねえだろうなあ?」


 急激に依頼の内容に疑念が生じてきたため、不安になり、ティシアに虚偽の依頼かを訊ねるが、その疑惑はココナナとエンカフによって否定された。


 「その点は問題無い。」

 「何せ依頼書にはファングダムの国印が押されていたからな。間違いなくファングダムからの依頼だ。」

 「じゃあ、アタシらがダミーの可能性は?」

 「それも無いわね。言い忘れてたけど、ファングダムの王城から移動する前に王女様と顔合わせをするって話よ。」


 考え得る可能性を提示しても即座に否定される。だが、否定材料は先程の依頼内容を説明する際に説明されていなかったため、アジーが憤慨しだした。


 「メチャクチャ重要な部分じゃねえかよ!?ちゃんと説明しやがれ!」

 「ゴメンゴメン、忘れてたわ。あ、そうだ、ゴメン!もう一つ言い忘れてたことがあったわ!」

 「今度は何だよ…。」

 「仮に護衛の最中に公共物が破損した場合、その修繕費が私達の報酬から差し引かれるそうよ。大丈夫だとは思うけど、気を付けましょう!」

 「はぁあああああっ!?!?」


 報酬が減算される可能性がある事を今になって知ったアジーが抗議の叫びをあげているが、ティシアはまるで気にしていない。


 「大丈夫だってば。滅多に人前に姿を出さない箱入りのお姫様なんだから、余計な事をしたりはしないでしょ?私達がしっかりしてれば問題無いわよ!」

 「ホントかよぉ…。」

 「アレ?おかしいな…?だんだん不安になってきたかも…。」


 ティシアの自信満々な態度とアジーの不安気な様子が、スーヤに何か直感めいたものを働かせたらしい。彼もこの依頼の内容に一抹の不安を抱く事になった。




 彼等はまだ知らない。人前に滅多に姿を現さない大国の第一王女の本性を。


 彼等はまだ知らない。何故彼女が超少人数で個別に移動するのかを。


 彼等はまだ知らない。今回の依頼が、非常に心労がたまる依頼だと。


 彼等の運命やいかに。

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