第222話 子を想う母の想い
倒れてしまったカインは、少しだけ理性を取り戻したレーネリアによって抱きかかえられている。
一応、力加減は出来ているらしく、カインは苦しそうにはしていない。
ネフィアスナは退室、と言うか別の部屋へと移動し、カインは気を失っている。今、私はレーネリアと一対一の状態となっていると言える。
オリヴィエの事をどう思っているのか聞くのに、非常に良いタイミングだ。
「レーネリア、早速なんだけど、貴女はオリヴィエの事、と言うよりも子供達の事をどう思っているのか聞かせてもらっていいかな?まぁ、カインについては見れば分かるけど。」
「別に構わないけど、どうしてそんな事を聞きたいのかしら?」
今回はオリヴィエだけでなく、他の子供に対してもどのように思っているかを聞いてみる事にした。
それと言うのも、レオンハルトにしろリナーシェにしろ、兄弟間で思いがすれ違っている気がしてならなかったからだ。お互いに対して、理解が足りていない。
加えて言うのであれば、レオンハルトとリナーシェの間にも、何らかのすれ違いがあってもおかしくないと思っている。
それに、レーネリアがここまでカインを可愛がっている以上、自分の子供達の事をどう思っているのかも気になってしまったのだ。
既に事はオリヴィエだけの問題では無いのだろうな。私としては、ファングダムの王族達には円満な関係であって欲しいと思っている。
オリヴィエにも、レオンハルトにも、リナーシェにも、私は好感を持っている。
彼等には幸せになってもらいたいし、そのためなら大きな影響が周囲に出ない範囲で、私も力を貸そうと思っている。
やはり、私は気に入った相手に対してはとことん甘いようだ。甘やかしだと分かっていても、干渉せずには、手助けせずにはいられないらしい。
それらの事をレーネリアに説明したら、彼女はとても嬉しそうに笑いながら答えてくれた。
「ノアちゃんって世話焼きな子なのねぇ~。あの子達の事を気に掛けてくれて、本当に嬉しいわ。そうね。この子も含めたみんなが、私にとってはかけがえのない大切な我が子よ。」
気を失った後、そのまま心地よさそうにレーネリアの胸に抱かれて眠るカインに、慈愛の視線を送りながら答えてくれる。
カインも含めて、という事なら当然、オリヴィエも彼女にとってかけがえのない子供という事だ。
ただ、オリヴィエから見ると、レーネリアは自分の産んだ子供よりも自分を構ってくれていると言っていた。
正直なところ、レーネリアがオリヴィエを大切に思っている事は最早疑いようが無いのだが、だからこそ自分が産んだ子供達の事をどう思っているのかが気になるところだ。
「リーナは本当に元気な子よね。元気すぎてちょっとだけお転婆に育っちゃったけど、素直でまっすぐな良い子だと思っているわ。たまに訓練場で稽古をしているところを見かけるけど、本当に楽しそうにしているの。あの子は、あのままでいて欲しいと思っているわ。」
「今のままで、かぁ…。彼女と結婚するニスマ王国の第一王子とやらが、今後大変そうなのだけど、その辺りについてはどう思う?」
「ウチの子優先で♪」
言い切ったな。しかも即答で。しかも満面の笑みで御機嫌に答えるあたり、第一王子が尻に敷かれる状況を楽しんでいる節すらある。。
「ノアちゃん、フィリップ君に気を遣う事なんて無いのよ?ああ、フィリップって言うのはリーナと結婚する子の名前なんだけどね?もう、本当にだらしが無い子だし、しょうが無い子なのよ。」
「具体的にどんなふうにだらしが無いの?」
オリヴィエからもニスマ王国の第一王子、フィリップがとてもだらしが無いと聞いているが、具体的な話を聞いた事が無い。
今のままでは間違いなく彼にとって悲惨な日々が舞っている事になるだろうから、レーネリアがその事を楽しんでしまう理由が知りたい。
「もう、本当に酷いのよ?女の人を見ればすぐに鼻の下を伸ばすし、習い事はすぐにサボるし、つまみ食いはするしで、禄でも無い子なんだから。子供の頃から今も変わらず、ずぅっとよ?」
「確かに聞いている限りでは禄でも無い人物のようだけど、よくそんな人物との結婚をレオナルドもレーネリアも、何よりリナーシェ本人が納得したね。」
オリヴィエが言うにはフィリップの顔が非常にリナーシェの好みだったのだそうだが、顔だけでつがいの相手を選ぶものなのか?
結婚話に納得した事に関心をしたのだがレーネリアは違っていたらしい。
「失礼ね、私は反対したわよ?でも肝心のリーナ本人が結婚したいって言うものだから、仕方なく、よ。」
「顔が気に入ったって聞いたけど?」
「そうなのよ!顔が好みのど真ん中だから、中身は自分で叩き直すって張り切っちゃってるのよねぇ。結婚が決まってから、一層稽古に励むようになったわ。」
何故そこで稽古に身を費やすんだ?まさか性根を叩き直すと言うのは、物理的な意味で叩き直すと言うのか!?
「場合によっては有り得るでしょうねぇ…。私としては止める気は無いわね。ガンガンやっちゃって欲しいぐらいよ!」
「フィリップに何か個人的に思うところがあったりするの?」
どうにもレーネリアはフィリップに対して辛辣である。自分の子供達に向けている愛情など、微塵も感じられない。
何か理由があるのだろうか?
「あるわよぉ!あの子、私やオリーガの尻尾を触ってきたのよ!?まったく、子供だと思って油断してたわ!失礼しちゃうんだから!」
なるほど…。確か、獣人の獣の部位と言うのは、親密な相手、信頼のおける相手以外にはおいそれと触らせないものだった筈だ。しかもどうやら大人になってもその性根は変わっていないらしい。
本人が許可したでも無く不意を突いて勝手に触ったと言うのなら、辛辣になっても仕方が無いのか?
それと、しれっと名前が出てきたが、オリーガと言うのは、オリヴィエの母親の名前だったな。
病弱だったがゆえに、既に他界していた筈だ。新聞にも取り上げられていたな。オリヴィエが家族に対して怯えてしまったのは、母親の死去が原因の一つとなっている。レオンハルトの事で相談できる相手がいなかったのだ。
まぁ、それはそれとして、今のレーネリアの言葉は、自分よりもオリーガの尻尾を触った事に対して憤慨しているように感じた。仲が良いとは聞いていたが、よほど大事な妹分であり、親友だったのだろうな。
「それはそうよ。小さい頃からそれはもう、人形みたいに可愛らしい子でねぇ。この娘は絶対に私が守るんだって思い続けてたわ。そんなオリーガの尻尾に触ったんだもの!ちょっとどころじゃなくフィリップ君にはいい思いは無いわね!結婚すると言うのなら、リーナには私達の仇を取ってもらうわ!」
私怨が募っているなぁ。だがまぁ、大切な人にちょっかいを出されたのだから、評価が下がるのも当然なのか。
少々大人げない気もするが、それだけオリーガがレーネリアにとって大切な人だったという事にしておこう。
「リヴィエも、オリーガによく似てとっても可愛くて美人になってくれたわ。そのうえ、重い病気を患う事も無く、すくすくと健康に育ってくれて、本当に嬉しいの。オリーガが亡くなってから、寂しい思いをしないように色々と気を遣っていたのだけど、あの子にはそれが重荷になってしまっていたみたいね…。」
「オリヴィエにとっては貴女もまごう事なき母親なのだから、遠慮する必要は無かったのだろうね。」
「そうよ!もっともっと甘えて欲しかったわぁ…。なのにいつの間にかあの人の仕事を手伝い始めて、凄く忙しそうにしてたのよねぇ…。それはとっても凄い事だし、立派な事だしで、たくさん褒めてあげたいのだけど、どこか無理をしているようにも見えるのよ…。私にはそれが心配よ。」
オリヴィエがレオナルドの仕事を手伝うようになり、外交や財政に関わるようになったのは、その方が精神的に楽だったからだろうな。
母親を失ったあの娘にとって、仕事が家族への不安からの逃げ道だったのだ。
国に貢献し、頼られる事で、自分は嫌われていない、と自分自身に言い聞かせたかったのだ。
本来ならば、子供のごっこ遊びで終わっていたかもしれない事だ。だが、オリヴィエには類稀なる才能があった。
見る見るうちにその才覚を現し、彼女が13才になる頃には、レオナルドから正式に仕事を任せられるまでになっていた。
「実際のところ、無理をしていたと思うよ。あの娘は優しい子だ。他人に対して気を遣い過ぎている。だからこそ、誰にも自分の胸中を打ち明ける事が出来なかったのだろうね。」
「ノアちゃんには打ち明けられているみたいね?はぁ…嬉しい半面、悔しいような、羨ましいような…。」
自分の愛する娘が、ぽっと出の
レーネリアにしても、オリヴィエから頼られたかったのだろう。
私とて、ただの竜人だったのなら、こうまでオリヴィエから頼りにされなかっただろうな。
私が常識を逸脱した力を持っていたからこそ、私にならば問題を解決できると判断して思いを打ち明けてくれたのだ。
オリヴィエが抱えていた問題は、家族間の問題だけではない。
この国の財源が底をつきかけている事、そして財源であった金がこの国の安寧にとって非常に重要な意味を持っていた事もまた、彼女を悩ませていた問題だ。
財源が減っていた事はともかく、金を採掘し続けた事によって国を容易く滅ぼせる魔物が蘇る事など、誰にも相談出来そうにない。伝えたとしても、与太話としてあしらわれるだけだろう。
『夢見』の力を説明すれば話は別だったかもしれないが、正直、説明しなくて正解だったと思っている。
あの力は非常に強力だ。知れば誰もがオリヴィエを手に入れ、我欲のために利用しようとするだろう。
きっとそれは、オリヴィエの望む事では無い筈だ。
「きっと、8年前にあんな事があったから、忘れたかったのでしょうね。レオンもあれ以来、リヴィエを避けちゃってるし、ホント、アクレインは禄でも無い事をしてくれたわ。」
レオンハルトの婚約者だったラディニカの件は、流石に擁護が出来そうにないな。完全に悪意のある行動だったため、今のオリヴィエの家族の関係を作ってしまった元凶とも言えるのだ。
そのうえ、アークネイトは自身を破滅させたオリヴィエはおろか、ファングダムそのものに恨みを抱き続けていたらしい。
彼はどこまでも自己中心的な人物だったわけだ。
「レオンもレオンで、あれ以来物っ凄く生真面目な子になっちゃったのよねぇ。あの子は元から真面目で良い子だったけど、何と言うか、潔癖すぎると言えばいいのかしら。勉強も稽古も、家族そっちのけで今まで以上に真剣に取り組むようになっちゃってたわ。」
「レオンハルトは家族とあまり関わろうとしなくなったの?」
オリヴィエと口を利かなくなったとは聞いたが、他の家族に対してもそうだったと言うのか?リナーシェからはそういった印象を受けてはいなかったが…。
こんな事なら、リナーシェにもレオンハルトの事をどう思っているか聞いておくべきだったな。
「そうねぇ。傍から見ればとても真面目で、優秀な王子様に見えていたでしょうねぇ…。だけど、あの子の視線は常にずっと遠くを見ていたわ。」
「ずっと遠く?」
「あの人の背中だったり、自分があの人の跡を継いだ時の自分の姿ね。あの子は何か、強迫観念のようなものに囚われていた気がするのよねぇ…。」
流石は母親と言ったところだろうか?
レオンハルトが将来オリヴィエに裁かれる事を恐れたと言うのなら、極力裁かれないよう清廉潔白な人物であろうと努めたに違いない。
その事に集中しすぎて、オリヴィエを避けてしまっていたのだろうな。
「でもね!今日お城に帰って来た時のあの子は、とっても良い顔をしていたのよ!しっかりと今、目の前にあるものを見据えて、晴れやかな表情をしてたの!きっと征伐任務に出ている時に良い事があったのね!エリクシャーで治療を受けたって聞いた時は本当に心配したけど、無事で何よりだわ。ちゃんとお礼を言いたいから、ノアちゃん、貴女の付き人のリビアちゃんって言ったかしら?あの子を今度お城に連れて来てちょうだいね?」
「勿論。その時を楽しみにしていてほしい。」
教会での出来事がきっかけで、レオンハルトは何処か吹っ切れたらしい。レーネリアがとても良いと言っていた今の彼の表情、私も是非見てみたいものだな。
そして、レオンハルトがエリクシャーを使用するほどの重傷を負っていた事も耳にしていたようだ。リビアに直接礼を述べたいらしい。
律儀なようで好感が持てる。が、レーネリアはその"リビア"の正体がオリヴィエである事に気付いているだろうか?今の彼女の言い方は、気付いているようにも気付いていないようにも受け取れる。
まぁ、どちらにせよ、彼女の願いは叶う。その為の家族会議なのだからな。そろそろこの事も伝えておこう。
家族会議の事を伝えたら、レーネリアはとても嬉しそうにそして楽し気な表情をして私に礼を述べてきた。
「助かるわぁ~!あの子達みんなそれぞれバラバラで、全然話す機会が無いんですもの!ちょっと強引でもいいからそういう機会を作ってくれるのは、とっても嬉しいわ!ノアちゃん、ありがとう!」
「どういたしまして。私も付き添わせてもらうけど、問題無いかな?ああ、よほどのことが無い限りは口をはさむような無粋な真似は行わないよ。その場で静観しているつもりだ。」
「勿論構わないわぁ!ふふふっ、ノアちゃんってば、本当に世話焼きな子なのねぇ~。」
「よく言われるよ。」
本当にな。今後も気に入った相手は気に掛けていくつもりだ。巻き込まれる者には悪いが、私の我儘を通させてもらう。
見ず知らずの他者よりも親しい者を優先させてもらう。それで問題が生じるというのなら、責任だって取って見せるさ。
一通りの話が聞けたところで、ネフィアスナが駆け込んでいった部屋の扉が勢いよく開かれた。
彼女の顔や衣服には何らかの塗料が付着しており、その腕には白い頒布を張り付けた板、絵画を描くためのキャンバスが抱えられている。
私達が会話をしている最中、一心不乱に絵画を描いていたようだ。カンナがとても素晴らしいものと言っていたので、ネフィアスナは非常に絵を描くのが上手いのだろう。
なるほど、だから私が描いた絵を二人にも見せて欲しいと言ったのか。
果たしてどのような絵を描いてくれたのかな?
当のネフィアスナと言えば、かなり息が上がっている。ひょっとして、体力を消耗してしまうような特殊な描き方をしていたのか?
「はぁっ、はぁっ、お、お待たせ、しました…!完成です…!」
「まぁ!ネフィー!早かったじゃない!どんなものが出来上がったの!?早速見せてちょうだい!」
ネフィアスナが絵を完成させたことを伝えれば、レーネリアは非常に興奮してしまっている。
おそらくだが、彼女はネフィアスナの絵画のファンなのだろう。
キャンバスを掲げ、出来上がったばかりの作品を見せてくれる。
「こちらでございます…。今回は、自信作です…っ!」
「ん゛っあ゛あ゛ぁああーーっ!!?凄いっ!凄いわコレッ!良いっ!ネフィー!やっぱり貴女、最っっっ高よぉーーーっ!!」
「……っ!」
キャンバスに描かれていたのは、私に頭を撫でられ驚いた瞬間を捉えた、カインの肖像画であった。
…文句無しに上手いな…。
撫でられた時の心地良さと、突然頭を撫でられた時の驚愕、そして私に笑顔を向けられた際の照れた表情が、一つに調和して纏まっている。
非常に複雑な表情を、よくぞここまで見事に表現したものだ。
しかも私の様に炭素棒で掻いただけの白黒の絵ではない。しっかりと塗料を用いて、完璧なまでに着色をしている。
レーネリアが奇声を上げて喜ぶわけだな。激しく仰け反ってネフィアスナをこれでもかと褒め称えている。
ちなみに、彼女は今もカインを抱きかかえているのだが、彼を抱きかかえている腕には余計な力は入っていない。相変わらず息子が心地よく眠れるように優しく抱きかかえているのだ。
これが母親というものか。凄いな…。素直に感心する。無意識でありながらも子供に気を遣う事が出来るとは…。
私には同じような事が出来る気がしないな。以前感極まった時は、ウルミラやルイーゼを強く抱きしめすぎてしまったわけだし。
感心するのはカインに対してもだな。
レーネリアは結構な声量で奇声を上げていたし、同じような声量でネフィアスナに称賛を送っているのだが、まるで起きる気配が無い。
肝が据わっているのか、それとも単にオリヴィエ同様、一度寝てしまうと余程の事が無い限り目を覚まさないのか。どちらにせよ、大したものである。
それと、私の後ろに控えていたカンナは無言で拍手をし続けている。
無言と言うだけで無表情ではない。むしろ感極まり過ぎて今にも涙を流してしまいそうな表情である。きっと彼女もネフィアスナのファンなのだろう。
「素晴らしい完成度だね…。絵は昔から描いているの?」
「ええ。私の描いた絵をレオナルド様はいたく気に入ってくださって…。それどころか、私自身にまで…!」
絵画を抱えていなければ両手で頬を押さえて顔を隠してしまいそうなほど、顔を赤くして照れくさそうにしているな。彼女は彼女でレオナルドに強い好意を抱いているようだ。多分だが、先に言い寄ったのはレオナルドだと思われる。
つまり、レオナルドがネフィアスナを知ったのは、彼女の作品がきっかけだったと言うわけだな。それだけの魅力が、この絵画からは感じ取れる。
それにしても、これだけの完成度の絵画を私達が会話をしている間の短時間で完成させてしまうとは。やはり普通の描き方をしたわけではなさそうだな。
フウカの衣服の制作のように魔術を利用したのかもしれない。なんにせよ、見事なものだ。
ううむ、カンナは私の絵を二人に見せて欲しいと言っていたが、ここまで見事な絵画を見せてもらった後だと、気が引けてしまうな。
………カンナ、そんなにまじまじと、私の方に期待した眼差しを向けないでもらえないか?
描き上げた時には良い出来だと思っていたのに、今では少しどころではなく自分の作品が見すぼらしく思えてならないんだ。
…分かったよ。見せるよ。見せればいいんだろう?約束した手前、それを違える気は無いさ。
はぁ…。気に入ってもらえればいいのだが…。
「レーネリア、ネフィアスナ、私もそれなりに絵を描く事が出来てね。さっきも簡単に絵を描いたばかりなんだ。さっきカンナに見せたら、二人にも見せて欲しいと言われてね。見てもらって良いかな?」
覚悟を決めて訊ねれば、二人はとても期待した表情で食い気味に絵を見せるよう要求してきた。
「初耳よ!是非!是非見せてもらいたいわ!」
「かの『黒龍の姫君』様が描いた絵画、とても気になりますっ!」
見たいと言うのなら見せようか。はてさて、本当にどんな反応をされるのやら。
で、カンナ、何故貴女が得意げになっているんだい?
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