第125話 若き騎士の願い

 私がブライアンにビートルシロップの価格の説明を受けいている間に、マックスは先に食堂の方へと向かい席に着いていたようだ。

 宿の窓やロビーへと繋がる場所からは態々死角になるような席を選んだらしい。

 特に見られて困るような事は無い筈なんだがな。


 私との会話を聞かれたくないと言うのなら、今日地図を描いてくれた騎士の時と同じように、周囲の音を遮断しておこうか。

 今はそれなりに余裕もあるし、マックスが騎士以外の者に私の行った内容を吹聴する事も無いだろう。

 この場で防音魔術を作ってしまう事にした。


 やる事は以前魔法で音を遮断した時と同じだ。領域を指定して境を作り、その境で空気の振動を停滞させる。


 一通り形となったので、とりあえず使用してみようか。


 試しに少し強めに手を2回叩いて、音を出してみる。本来であれば間違いなくブライアンに音が伝わる音量だ。


 ロビーの方から反応が無いという事は、向こうへ音が伝わっていないと考えて良いだろう。

 即興で作ったので少々構築陣に粗が見られるが、そこはまた後程修正すれば良い。今はマックスとの会話を優先しよう。


 私も席について早速『収納』から先程栓を開けたマスター・マークとガラスのコップを2つ取り出す。


 「あの、ノアさん・・・。団長のお墓の前でも思ったのですが、そのガラスのコップは・・・。」

 「コレかい?そんなに大した物じゃないよ?こういう時のために魔術で作っておいたものだよ。」

 「っ!?ま、魔術で、ですかっ!?」


 マックスのこの驚きようは、まだ王都の職人ギルドには透明なガラスの製法が伝わっていない、という事かな?

 遅かれ早かれ王都の職人ギルドにも新しいガラスの製法が知れ渡るだろうし、そうなればこの程度のコップなんて市場にいくらでも溢れる事になる。

 マックスにとっては驚くべき事なのかもしれないが、私の中では既に完結した事なのだ。故に、マックスがここまで驚いていようとも、とりわけやらかしたなどとは思っていない。


 早ければ今日にでも地図を描いてくれた巡回騎士によって『我地也ガジヤ』について口頭で彼等の上官に報告がされるだろうが、だからと言ってマックスにも『我地也』を教える必要は無い。あの騎士も『我地也』の効果を十全に知っているわけでは無いからな。

 マックスには、あくまでもガラスを生み出す魔術を教えた、と説明しておけば良いだろう。実際、彼等が使用できるようになった魔術は、一定の大きさのガラスの容器を生み出す魔術だしな。


 「そんなに驚く事では無いよ?私がイスティエスタで"やらかした"事の一つがコレでね?おかげで指名依頼を受けるために早急に"中級インター"に昇級する必要が出来たわけだね。」

 「確かに、これほどまでに精巧なガラスのコップを作り上げる魔術があれば、職人ギルドや魔術師ギルドから指名依頼が来てもおかしくないでしょうが・・・。」

 「その時の指名依頼はガラスを生み出す魔術の実施と解説だったよ。」

 「お、教えてしまったと言うのですかっ!?その魔術だけで一財産が築けるであろう魔術をっ!?」


 ユージェンも言っていたが、やはりガラスを容易に作り出せてしまう魔術はこの国では結構問題の多い魔術だったようだな。 

 だが、それも最早過去の話になりつつある。


 コップに酒を注ぎつつ、マックスに説明するとしようか。あまり驚かせすぎるのも良くないし、問題を起こす人物と思われたくも無いからな。

 既に手遅れかもしれないが。


 「まぁ、落ち着いて。私にとっては出来て当然の事だったからね。教える事に否やは無かったよ。それに、過度の技術の独占は文明の発達を遅れさせる。ガラスの製造技術にしたってそれは同じだ。違うかい?」

 「仰る通りではありますが・・・。良かったのですか?職人ギルドにあまりいい顔をされないと思うのですが・・・?」

 「問題無いさ。魔術師ギルドを通して、この国の職人ギルドにガラスの製法を教えるようにしてもらったからね。近い将来、この国は高品質のガラス製品が比較的安価で市場に出回ると思うよ?」

 「そこまでの事を・・・。なるほど。確かに、それは貴女のおっしゃる通り、とてつもない"やらかし"だ。・・・これほどの品が、近い将来市場に出回るようになるのですね・・・いただきます。」


 呆れたような表情をしながらも苦笑して、コップの中身を口に入れる。私もいただくとしよう。


 ・・・うん。家でみんなと飲んだ物と同じ酒だ。麦の風味と甘味が、舌と鼻に伝わってくる。

 相変わらず、酒精の刺激を感じる事は出来るが、それで私が酔うかと言われればそんな事は一切無い。一切、だ。

 "酔い"、という状態も慣れれば楽しみの一つとなるのだろうが、私には酔う気配など一切ないのだ。

 他の生物が楽しめる要素を私が楽しめないというのは、少々寂しいものがある。


 マックスはというと、目を閉じて口にした酒の味を、舌を転がして堪能しているようだな。口端が僅かに吊り上がっているところを見ると、やはり美味いと感じているのだろう。


 まぁ、確かに良い味をしていると思う。香りも良いしな。

 だが、酔う事が今のところ出来ない私にとっては、他の者達のように純粋に酒を楽しむ事が出来ないでいる。正直、酔う事が出来る皆が羨ましい。


 自分が出来ない事を他者が出来ると言うのは、総じて羨ましいものだ。自分もやってみたい、だとか出来るようになりたい、と思うのは普通の感情だと思う。

 それは能力だけでなく、所有物でも当てはまるのだろうな。


 まぁ、確かに酔うと言う状態を羨ましくも思うし、体験してみたい事でもあるが、無理をしてまで、というほどでもない。

 それというのも、私がこれまで読んだ本の中には酔う事で周囲に多大な迷惑を引き起こすような事例が何件もあったからだ。

 しかも当の本人はその事を覚えていないと言う。


 その事実を知ってしまうと、流石に考え無しに酔いたいかと問われれば、私は首を横に振る。

 そもそも、自分の記憶が無くなる事態など、真っ平御免なのだ。ただでさえ、私にはほとんど記憶が無いのだからな。

 いや、私という意識が覚醒する前に私の記憶があるかどうかは分からないが。


 まぁ、とにかく、誘ったマックスには好評だったようで何よりだ。


 「マックスは、この酒を飲んだ事があるのかな?」

 「ええ、あまり回数はありませんが。やはり、良いものですね。芳醇な麦の香りと喉を焼くような強い刺激、酒好きにはたまりませんよ。」


 あー、確かに、酒精が喉に対して強い刺激を与える酒ではあるね。初めてこの刺激を味わおうものなら、むせてしまうだろうな。

 だが、慣れてしまえば楽しみの一つにはなりそうではある。現に目の前のマックスはその刺激が心地良いようだしな。


 ただ、マックスは喉を焼くような、と言っているが、それは実際に喉を焼いているんじゃないかな?酒精によって喉が炎症反応を起こしているんだと思う。

 偶になら良いと思うが、あまり頻繁に飲み続けていた場合、声に影響が出る可能性が高いんじゃないだろうか?

 マックスは、というよりも人間達はその事を知っているのだろうか?


 「あー、マックス?多分だが、あまり頻繁に強い酒を飲み続けると、声がかすれるようになるから、注意するようにね?どうしてもやめられないのなら、喉に治癒魔術を使用すると良い。まぁ、その場合、即座に喉を焼くような感覚は無くなるけど。」

 「はははっ。流石に理解していますよ。酒好きの年配の方は皆しわがれた声をしてらっしゃいますからね。そう言う事なのでしょう。しかし、治癒魔術で何とかなるものなのですか?」

 「飲んだ後すぐに、ならね。あくまでも予防さ。既にしわがれてしまっている場合は残念だけど諦めた方が良いかな?」


 マックスは、というよりもこの国の人間達は酒精によって声がかすれる事は理解していても、実際に喉が火傷を負っている事は知らないようだ。

 まぁ、予防方法としての知識を教えておくぐらいは何の問題も無いだろう。声がしわがれてくるのも時間を掛けて、だしな。


 「ううむ、声を取るか、酒の感覚を取るか、ですか・・・。」

 「そこ、迷うところかな?」


 いやいやいや、普通に声を取ろうよ、そこは。



 その後もマックスは喉に治癒魔術を掛ける事なく酒を楽しみ続けている。勿論、その間にもお互いの事を話し合っている。


 マックス側の話からはやはり騎士に関する事が多いな。

 私から見たマックスの年齢はまだ二十代前半、騎士としては若手も若手だろう。それ故か憧れる対象は何もマクシミリアンだけではないようだ。


 ティゼム王国には複数の騎士団が設立されているからな。

 その騎士団の入団には条件があるらしく、二十代の間に騎士団に所属できるのは限られたエリートのみらしい。


 では騎士団に所属していない騎士は?

 それが現在のマックス達巡回騎士となるのだろう。

 他の国では騎士は皆一つの騎士団に纏められている。というか、他の組織に所属させるほどの人数を確保することが出来ていない。 


 ティゼム王国と同規模の国が保有する騎士の数は大体100~150程らしい。

 対してティゼム王国が保有する騎士の総数は1000を超えているのだ。騎士団の数もカークス騎士団を始め、その他にも五つの騎士団が存在しているらしい。


 そこに所属している誰もがマックスや、今日地図を描いてくれた騎士を上回る実力を保有しているのだ。

 冒険者の感覚で言うのであれば、国内に常に"二つ星ツインスター"以上の冒険者が1000人以上在中しているのと変わらないのだ。大国と言われる訳である。この国に特に理由も無く戦争を仕掛けようとする者は、相当に向こう見ずな性格だろう。


 なかなか面白い話が聞けたと思う。本で読めば手に入る知識かもしれないが、現役の騎士の視線から語られるこの国の騎士の実態が知る事が出来て私としてはかなりの収穫だったと言えるだろう。



 そんなこんなで話を続けていれば、すっかり辺りは暗くなり夕食の時間だ。

 私達もそのまま夕食を取っている。メニューは昨日と同じく複数あったので、机に乗せられるだけの量を注文しておいた。

 マックスには驚かれたが、私は今まで食事を食べ切れない、と言う事態が無かったので問題無い。今日も存分にこの宿の料理を堪能させてもらう。



 さて、私が話した内容だが、イスティエスタでの私の活動を軽く説明した後、今日の出来事についても軽く話ておいた。


 マックスはマーグが私に自分の名を教えた事をとても驚いていたからな。私としてもなぜそこまで驚く事なのか、興味があるのだ。


 訊ねてみたら、これまた面白い事が聞けた。


 「あの宝石店のオーナーはノアさんならご存じかもしれませんが、竜人ドラグナムです。それ故か、とても気位が高く、他人に対して滅多な事では心を許そうとしません。まして、彼が客に対して商品を選んでくる事などまずないでしょう。客に商品を選ばせて、人間としての質を伺うのです。」

 「あのマーグが、ねぇ・・・。私に対しては入店したその時から終始ニコニコ顔だったよ?とても貴方が言うような人物には思えないのだけど・・・。」


 うん、マーグは終始私に対して恭しい態度を取っていた。それこそ、最終的には主に仕える家臣のようにだ。その部分だけを見れば、彼の気位が高く他人に気を許さないなどとは微塵にも思わないだろう。


 まぁ、理由は既に分かっているし、マーグからも直接聞いたからな。

 彼は私に対して、本当に王族のような感覚を持ったのだろうな。それこそ、彼の知識に当てはめるのであれば竜王クラスのドラゴンか何かだと思ったのだと思う。

 私に対して高貴な気配を感じずにはいられないと言っていたしな。


 「おそらくは、ノアさんが彼を遥かに上回るドラゴンの因子を持っていると見抜いたからでしょうね。竜人はドラゴンの因子を感覚で理解できるそうですから。」

 「あーうん、彼があまりにも恭しく接して来るからその辺の理由は実は聞いていたんだよ。彼は私に高貴な気配を感じたんだとさ。」

 「なるほど・・・。分からなくもありませんね・・・。ノアさんは他の竜人に比べてとても落ち着いていながら、強烈な印象を放っていますから。」

 「それは、誉め言葉と受け取っても良いのかな?」


 そう言えばイスティエスタで泊まった宿、"囁き鳥の止まり木亭"の娘であるジェシカからも、私が苛烈さを醸し出していると言っていたからな。

 それってつまりは近寄りがたいという事では無いだろうか?

 誉め言葉になるのか?それ。


 まぁ、マックスは純粋に褒めてくれているようだな。


 「勿論、褒めていますよ。ノアさんのような竜人は他を探しても、まず見つかりそうにないですからね。」

 「その言い方、貴方は竜人に何人か会った事があるような言い方だね?」

 「ええ、あります。そして、申し訳ないのですが・・・ノアさんにお願いしたい事の一つが、その竜人に関する事なのです。」


 お願いしたい事の一つ、ね・・・。つまり他にもお願いしたい事がある、と。


 いやまぁ構わないけど、報酬は貰うよ?それが冒険者なのだから。

 それに私の都合も優先させてもらいたいし。マックスの要望をすぐに叶える、という事にはならないだろう。


 その内容もなんとなく察する事が出来る。そしてやっぱり厄介事になりそうな気がしてならないんだよなぁ・・・。


 「大方、騎士団にいる竜人が最近増長してきているから、実力で何とかして欲しい、とかそんな内容だったりしない?」

 「・・・御慧眼、恐れ入ります・・・。どうか、お願いできますでしょうか?」


 マックスが頭を下げて願い出る。


 当たっちゃったよ・・・。それ、仮に私と対峙する時点で畏まった態度になったとしてもマーグのように私に執着する事になるんじゃないのか?

 やっぱり厄介事じゃないかっ!


 まぁ、すぐに出来る事では無いだろうな。

 騎士団に所属していると言うのなら、立場としてはマックスよりも上なのだし、仮に私がマックスの願いを聞いたとしても、その旨をまずマックスの上官に伝える必要がある。

 更にそこから問題の竜人が所属する騎士団に通知する必要もあるだろうから、結構な時間を要する事になる筈だ。その竜人にも都合があるだろうしな。

 その間に指名依頼でも発注してもらうべきだな。


 「マックス、分かっているとは思うけど、私は冒険者だ。何かを頼むと言うのなら、依頼という形で受け付ける事になる。」

 「ええ、勿論、相応の報酬も用意出来るかと思います。しばらく先の話になってしまいますが、指名依頼を発注させていただいてもよろしいでしょうか?」


 随分とすんなりと話を進めるな。これはもしかして、彼が思い付きで私に願っているわけでは無い、という事か?


 「ひょっとして、私の事を昨日報告した際に、私に今の事をお願いするように上官から言われた?」

 「良く、分かりますね・・・。ええ、その通りです。私の上官は貴女の事について何か知っているようで、実を言うと貴女が王都に訪れる前日、貴女へは全面的に協力するように、と通達されていたのです。」


 それでマックスも今日の巡回騎士も、私に対してとても丁寧な対応をしていたというのか?

 だとしたら、普段の巡回騎士というのは、私が経験したほど親切な対応をしてくれない、という事なのだろうか?


 「誤解の無いように言っておきますが、私達は普段から善良であるのならどのような方であれ、ノアさんに対して行ったような対応を行いますよ?騎士として、当然の事ですから。」

 「良かった。危うく私の中での騎士の印象が悪くなるところだったよ。」

 「騎士に対して良い印象を持っていただいているようで、なによりです。」


 このまま騎士に対して変な誤解を抱かなくて本当に良かった。話がややこしくなるのが目に見えているからな。


 さて、私が王都に着く前に彼等巡回騎士の上官が何故私の事を知っていたのか?


 決まっている、マコトだ。

 マコトならば高位の騎士とも知己を得ていたとしても何ら不思議ではない。彼は過去に貴族に対しても、色々と知己を得ていたようだしな。


 そうなると、問題の竜人が増長し始めたのは、今に始まった事では無いのかもしれないな。

 まぁ、とにかく指名依頼を出すと言うのなら受けようじゃないか。ついでだ、他にもあるらしい御願い事というのも聞いてしまおう。


 「話を戻そうか。指名依頼、出してくれると言うのなら、引き受けるよ。ただ、私だって完璧じゃない。フォローは任せるよ?」

 「あ、ありがとうございますっ!勿論、フォローはさせていただきます!もとはと言えば私達騎士の問題なのですから!」


 これが騎士では無く冒険者や貴族の依頼だったら、場合によっては何のフォローも得られなかったんだろうなぁ・・・。そういった点で見れば、騎士という存在は実に信頼のおける相手と見える。

 騎士ともあろうものが約束を違えるような事はしないだろうからな。


 さて、それじゃあ一つ目の御願い事はこれで良いとして、他の御願い事も聞いてみようか。


 「それで、その竜人の問題はお願いごとの一つなのだろう?この際だ。他の御願い事も、今聞いておくとしよう。」

 「い、良いのですか・・・?」

 「私がこの国にいるのは今月末までだからね。それが過ぎたら、一度家に帰ろうと思っているんだ。だから、受ける受けないは別として、今の内に聞いておこうと思ってね。」


 今のところ滞在期間を延ばす予定は無い。皆も私の帰りを待ち望んでるだろうし、私もゴドファンス達が建てていると言う城を、なるべくなら早く見てみたいからな。急な予定が入らないようにしておかなければ。


 「重ね重ね、ありがとうございます。それで・・・もう一つの御願い事なのですが・・・これはあくまで私個人の要望なのです・・・。」


 もう一つの御願い事、という事は御願い事は二つだけか。だが、今から言うマックスの御願い事とやらはマックス個人の頼み事らしい。


 此方の要望は私と共同墓地で会話をしている時に思いついた事のようだし、これはどう考えても先程の御願い事以上の厄介事だな?心して聞く事にしよう。


 「聞かせてもらおうか。」

 「はい。カークス団長のファンになった、と言ってくれた貴女にだからお願いします。どうか、カークス家の方々を気に掛けていただきたいのです。」


 また何とも曖昧にして難しい要望を出したものだな。


 それはつまり、マクシミリアンの妻や一人娘が、現状禄でも無い目に遭おうとしていると言っているようなものじゃないか。


 まったく、マックスには知り得ぬ事とは言え、そんな話を聞かされて断れるわけが無いだろう。

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