第86話 イスティエスタの大暴動
新たに注がれた酒で喉を潤わせ、ダンダードが話を続ける。
「私に振られた仕事は国外の商業ギルドへの転勤であり、そこで幹部の補佐を務める事だった。私がティゼム王国に来たのは、このタイミングだったな。」
なるほど。それなら、割と早い段階でダンダードはティゼム王国に入国してきたとい事か。
だが、彼の口ぶりからすると、まだこの街には来ているわけではなさそうだ。
それにタニアはどうしたのだろうか?やはり一緒について行ったのだろうか。
「勿論タニアにもついて来てもらったよ。その時には既に"
「言ってくれれば依頼を通さずともついて行ったんですけどね。この人ったら意地を張って依頼にして出すって聞かなかったんですよ。」
「昔の言葉に[親しき中にも礼儀あり]というものがある。こういう事はしっかりとけじめをつけておかないと、後になって厄介事になりかねないからね。」
これまでの話を聞く限りタニアの方がダンダードよりも一つ年上のようだからな。互いに姉弟のような感覚だったのかもしれないな。弟が姉に対して格好をつけようとする事は別に不思議な事ではない。
そう考えると、ダンダードにも可愛げがあるじゃないか。優しい気持ちになって彼を見れば、気まずいような、もしくは照れくさそうな表情で私から目をそらした。
「と、とにかくだ。私は商業ギルドの幹部候補として幹部の仕事を間近で見れる幹部補佐の立場になったわけだよ。
「本当に順調に仕事が進んでいたんだね。しかし、どうして働いていたでは無くティゼム王国に転勤する事に?」
「単純に人手不足だよ。それというのも、当時のティゼム王国の商業ギルドには優秀な職員が数多くいてね、"楽園"の資源のおかげもあって、非常に経済が潤っていたんだ。資源も資金も潤沢にあるから商人が集まり、商人が集まれば当然互いに利益を競い合う事で成長していく。そんな商人達の相手をする事で、商業ギルドの職員も成長していったのさ。」
一旦言葉を切って酒を口に運んでいく。しかし、
ダンダードが過去の話を始めてから、結構な回数酒を継ぎ足されている筈なのだが、二人ともまるで酔っている気配が無い。
喉が潤ったのか、ダンダードの語りが再開された。
「そうしてティゼム王国の商業ギルドには優秀な職員が大勢在籍する事になったのだが、それ故にギルドの職員を大人数転勤して欲しいとの要望があったのさ。場所は、私達の祖国とその隣国。この二国は、戦争によってどちらの国も大勢の命が失われた。冒険者、軍人、騎士、そして民間人までも。双方、最早国として機能する事など出来なくなってしまったのだよ。それによって、互いの国は周辺国が管理する事となり、国の滅亡と相成ってしまった。」
「私達が祖国の滅亡を知ったのはその時でした。ですが、あまりショックは受けなかったんです。私達は、既に独り立ちしていましたから。」
タニアが当時を思い出しながらその時の心境を口にする。おそらく、国を発ってから十年近い年月が過ぎていたのだろう。関心が薄れてしまうのも納得が出来る。
「むしろ、良くそこまで長く戦争が続いていたものだ、と呆れると同時に感心したぐらいだね。まぁ、そんな事情で二国分の商業ギルドが圧倒的人手不足に陥ってしまったんだ。それを補うために各国から人材が向かわされたわけだけど、とりわけ優秀な人材が多いティゼム王国から主に向かわされる事になったんだ。そうなれば今度はティゼム王国の商業ギルドが人手不足になってしまう。そこで、人材に余裕があり、かつ将来を見込めると判断した者を他国から転勤させる事になったのさ。」
なるほど。ティゼム王国にいる優秀な職員全員が派遣されるわけでは無いだろうからな。残った職員に転勤してきた職員を育成させる、と。そうして商業ギルド全体をさらに成長させる目論見なのだろうな。
「そうして私もティゼム王国で幹部候補として多忙な生活を送る事になったのさ。だが、いつの世にも不正を働く者は居るものでね・・・コネや賄賂、成績の改ざん、虚偽の申告等で幹部候補に抜擢されてティゼム王国へと送られてくる者達も少なからずいたのだよ。」
「そういえば、ナフカがあの紙の山の原因は身内の醜聞と言っていたね。そうなると、アレの原因はそう言った不正によって幹部候補に挙がってきた者達の手によるものなのかな?」
「その通り。あの連中には本当にどれだけ頭を痛めさせられた事か・・・。まぁ、少しその話は置いておこうか。行業ギルドの仕事は私には随分と向いている仕事だったようでね。上からの評価も高く、様々な仕事を任されるようにもなったよ。何故か、私の仕事には女性が関わる事が殆どなかったのだがね。」
「何故か、ではありませんよ。ティゼム王国に行く前から貴方の評価は[女性が関わらなければ極めて優秀]、という評価でしたからね?当然、ティゼム王国の商業ギルドにも伝わっているに決まっているじゃないですか。ちなみに、冒険者ギルドでも貴方の女癖の悪さは有名でしたからね?」
「ええっ!?そ、そうだったのかい・・・!?い、いやしかし、私は女性をしつこく口説いて回るような事はしなかったはずだ・・・。」
ほう。ダンダードは若い頃から非常に評価が高かったらしい。それはそうか。現在ではギルドマスターの職に就いているのだ。順当に考えれば優秀でない筈が無いな。
彼は女性と関わる事が無かった事を疑問に思っていたようだが、仕事以外の場所で女癖の悪さが露見していたのだろう。もしかしたらタニアがある程度吹聴していたのかもしれないな。
ともかく、ダンダードはその事実を今まで知らなかったらしい。タニアから指摘されて本気で驚いているようだ。
「口説くような事は確かにしていませんでした。ですが、常に女性を目で追い、相手が女性であれば露骨に態度を変えてしまうような人だという事は、周知の事実だったのですよ?貴方の自覚が無かっただけです。」
「んんっ!?ま、まさか・・・えっ・・・ば、バレて・・・う、嘘だろう・・・?そ、そんなに分かり易かったというのかっ!?」
「ダンダード。視線というものは向けている本人はバレていないと思っていても、大体はバレているものだよ。今更難しいかもしれないが、今後気を付けると良い。」
ダンダードは自分の女性に送っていた視線が気付かれていないと今まで思っていたようだ。タニアから伝えられた事実に愕然としている。
ちなみに、彼は私にもそういった視線を幾度も向けてきていた。当然、直ぐに気付いたが、私としては特に気にする事でも無かったから言及していなかったのだ。美しい外見をしているのだからそういうものだろう、と思った程度だ。
「な、何という事だ・・・。う、うん。今後、気を付けるとしよう。は、話しを戻そうか。うん、まぁ、とにかく私の仕事ぶりが認められてね、ティゼム王国に来てから三年、今からおよそ五十年ほど前にティゼム王国の商業ギルドで最も多忙で、最も栄誉のあるイスティエスタ支部へ幹部として転勤になったのだよ。」
「ちなみにその時もこの人は私に護衛としてついてきて欲しい、と指名依頼を発注していました。まぁ、言ってくれれば依頼を通さなくてもついて行きましたけどね。流石に立場もそれなりの地位に着きましたから、そういった供覧も必要でしょう、という事で納得しました。」
「流石に周囲には貴方達の関係は知れ渡っているんじゃないのかい?その時はまだ結婚していないのかな?」
彼等がこの街に訪れたのは大分前の話だったんだな。そしてこの街の商業ギルドがティゼム王国で最も多忙なのか。
それはそうか。何せ"楽園"で得られた資源が一番最初に届く街なのだ。当然、持ち込まれた資源を扱う量が最も多いギルドであり、街となる。この街の近くには非常に有用な人工採取場もある事だしな。
そんな場所へ向かう際に、やはりダンダードはタニアについてきて欲しかったようだ。まだ二人は結婚していないようだが、当時の二人の関係はどういったものだったのだろう。
「あまり認めたくはありませんが、ええ、周囲からは私達はそういう関係だと思われていましたよ。冒険者仲間からも度々茶化されていましたし。」
「う、うむ。まぁ、私もまだ若かったからね。気付く事が出来なかったんだ。タニアの事は家族として見ていたんだ。だからこそ住む場所を離れる時にはついてきて欲しかったし、それが私にとって当たり前だったんだ。」
つまりあれか。ダンダードはタニアが身近な存在過ぎて異性として見る事が出来なかったと。本当に家族同然だったんだな。
尤も、タニアの方は冒険者仲間達から茶化されている辺り、意識してはいたようだ。だからこそ、依頼を通さなくても声を掛ければダンダードについて行くと言っているんだろうな。
「さて、イスティエスタの商業ギルドなのだが、これがまた本当に酷いものだったのだよ。そうとも、不正によって成り上がった者達が更に不正を重ねて立場を築き上げ続けた結果、彼等は皆同じようなタイミングでイスティエスタへと向かう事になったのさ。私がイスティエスタに来た頃には既に不正が横行していてね。一部の権力者以外は碌な利益を得られないような状態だった。」
「解せないね。優秀な職員がいるティゼム王国の商業ギルドが皆してその不正の数々を見つける事が出来なければ、暴く事も出来なかったというのかい?」
少なくなったとはいえ他国から強く望まれるほどに優秀な職員達が在籍する商業ギルドでそこまでの不正が横行するとは思えないのだが・・・。
待てよ?そういった者達は皆同じようなタイミングでイスティエスタに来たと言っていたな。まさか・・・。
「気付いたかな?流石はノアさんだ。そう、優秀な商業ギルドの職員が彼等の不正を見抜けない筈が無かったのだ。彼等は皆、餌に釣られたのだよ。栄誉と利益という名の餌にね。」
「なるほど。彼等を一網打尽にするつもりだったわけだ。なかなかに恐ろしい考えだね。」
「私も後になって知ったのだけれどね。あえて重要なポジションに就かせて取り返しのつかないミスを誘発させたのさ。イスティエスタの商業ギルドの中で最も重要な支部だ。小さなミスでさえ多大な損失に繋がってしまう。一人のミスが露見すれば後は早い。芋づる式に他の不正を行っていた者達や不正を助長していた者達も纏めて処罰される事になったよ。」
本当に恐ろしいな。不正を行って成り上がった者達だけでなく、その関係者まで纏めて一掃したというのか。
この計画を練った者は不正を行った者達に対して、相当な怒りの感情が沸いていたんじゃないだろうか。
しかし、この計画、かなりの強硬手段だな。取り返しのつかないミスという事は相当な損失の筈だ。商業ギルドだけでなく、イスティエスタ自体がかなりの被害にあったんじゃないだろうか。
「その計画、イスティエスタ全体がかなりの被害を被らなかったかい?」
「ああ、あれは本当に酷いものだったよ。街中で暴動が起き、家屋は壊れ、怪我人も多数出た。あまりにもひどい状態だったから、騎士団まで出動する事になったぐらいだ。それだけの騒ぎと被害の原因を追究するために、徹底的な調査が行われる事になったのさ。今までミスや不正をコネと金と権力でもみ消してきた連中も、流石に言い逃れ出来なくなったというわけさ。」
話の途中のようだが、喉を潤わせるためにグラスに手を掛ける。グラスには既に新しく酒が継ぎ足されている。
話の合間にちょくちょくと酒を口にしているためか既に三本ほどの酒瓶が空になっている筈だ。
ダンダードが語った暴動は、かなり壮絶な光景だっただろうな。そんな騒動の舞台がこの街だと言われても、今の街の景色しか知らない私には想像がつかない。
「騒動には"
「聞けば聞くほど酷い状況だね。何が原因でそこまで酷い事態になってしまったんだい?」
「横領による需要の高い品の在庫切れだよ。日々冒険者達が"楽園"から一定量資源を持ち込んできているというのにも関わらず、錬金術ギルドも、職人ギルドも、搬入している量は変わらないというのに在庫が切れてしまったのさ。そう、当時このイスティエスタの商業ギルドの職員は、上も下も揃いも揃って不正を働くような者達が大半だったのさ。勿論、全員と言うわけでは無いのだがね。まともな職員に不満を募らせたかったのだろうね。あの連中の、堂々と不正を働く様を見続けて言い逃れを出来ないようにするために。まぁ、頭の悪い連中がこぞって横領を行うものだから、いくら冒険者達が資源を卸してくれても、在庫が足りなくなっていくのだよ。」
喉が潤ったためか、口が良く回るようになってきたな。スラスラと当時の状況を語ってくれる。流石に酒精が回って来たのかほんのりと顔が赤くなっている。
しかし、ダンダードを含め真面目に仕事をこなしたことを認められた者達からしたら、当時の商業ギルドは非常にストレスのたまる職場だったのだろうな。
「あー。それで在庫が無くなった時に客から問い詰められて、溜まった不満が爆発してしまった、と。」
「そう。しかも不満を募らせていったのは私達ギルド職員だけでは無いんだ。在庫が無くなったのはいきなりでは無い。少しづつ少なくなっていき、その都度値上がりもしていったんだ。度重なる値上がりは、当然のように街の住民全員が不満を募らせる事になった。不満が溜まりに溜まった職員が、口よりも先に体が動くのは仕方の無い事だったのさ。実際、私もそうなりかけたからね。そして、それが暴動の始まりなのだよ。」
「おや、ダンダードは暴力的な行為は行わなかったと?」
「ちょうどその場にはいなくてね。その時私は裏の倉庫にいたのだよ。大量の在庫を、私一人でチェックするためにね。」
需要の高い品の在庫が無くて、それでも倉庫のスペースはそれなりに品物で埋まっている。それはつまり。
「その不正を働いていた連中、倉庫を私物化でもしていたのかい?しかも自分達の都合に合わせた品を倉庫に保管していた、とか?」
「正解だ。特に需要の無いものであったり、卸すつもりのない骨董品。禁制品なんかも連中は自分達の倉庫のように使用していたのだよ。あまりの怒りのあまり血管が切れて血が噴き出すかと思ったぐらいだ。」
「なるほど。つまりあの大量の紙の山は。」
「愚か者の一人が私欲のために購入したものだよ。当時の紙を大量に買い占める事で、この街まで紙を買いに来させて高値で売りつける算段だったそうだ。尤も、紙の製法は時間は掛かるものの既に確立している。数日間ほどは紙不足に陥りはしたが、紙の製造職人がしばらく忙しくなって儲かっただけの事さ。全く持って愚かしい・・・。」
なんてこった。実に浅はかな理由であの紙の山は出来上がっていたんだな。だが、取り扱うものをしっかりと選んでさえいれば、確かな利益に繋がっただろうな。
本当にその商品を求めている者からは、間違いなく盛大に恨まれる事になるが。
「そんなわけで、不満の爆発から始まった暴力沙汰は客にも広がり、更にはギルドの外へ波紋のように広がり続け、ついには街全体にまで広がって行ったのさ。」
「そうして非道い有様を鎮めるために冒険者達も駆り出されたのですが、需要のある品の値上がりに腹を立てていたのは、冒険者達も変わりませんでしたから。当然、中には暴動に参加する者も出始めてしまったんです。」
「それで暴動を始めてしまった冒険者達を鎮めるために冒険者同士の争いにまで発展してしまった、というわけか。タニアは無事だったのかい?」
「いいえ。情けない事に暴動を鎮める際に重傷を負ってしまったんです。私が目を覚ました時には既に暴動が終息していて、傍には涙で顔を歪ませたダンがいたんです。この人のあんな表情はあれっ切り見た事がありません。」
「あの時、ようやく私にとって一番大切なものが何か、ハッキリと分かったんだ。その時は後悔に満ちていたよ。既に私の収入は十分だったんだ。命を落とすような危険のある仕事を、タニアがする必要なんてどこにも無かった。私はつくづく幸運だったのだろう。タニアを失う前にその事に気付く事が出来たのだからね。彼女が再び目を覚ました時ほど安堵した事は、今を含めてあれっきりだ。」
そこまで聞いて思わず笑みがこぼれてしまう。
ダンダードの事だ。おそらくその場でタニアに結婚を迫ったのだろうな。例えその場でなくとも近いうちに思いを伝えていそうな気がする。
「ノ、ノアさん。展開が読めたのだろうが、そんな視線を向けられると流石に照れてしまうよ。あの時の事は今でも妻にからかわれてしまうんだ。勘弁してほしい。」
「この人ったら、私が目を覚ましたら直ぐに私を抱きしめて[どこにもいかないで欲しい。ずっとそばにいてくれ]って子供みたいに泣きじゃくりながらプロポーズしてきたんですよ?流石に絆されました。」
そういう経緯があったとはね。なるほど、お互いに深い愛情で結ばれているわけだ。幼少の頃から苦楽を共にしてきて、ついには気持ちが明確になる前に失いかけてしまったのだからな。失いたくないと強く想うのは当然か。
とても面白い話だった。
うん、本当に話の内容は面白かったんだ・・・。話の内容には満足もしたし納得もしたとも・・・。
夢中になりすぎてオードブル以降の料理を全く味わえていなかったがな!!
いや、確かに美味かったはずなんだ!美味かった事は分かっているんだ!だけど話に夢中になっていてなんとなく美味かった。という記憶しか残っていないんだ!それが、物凄く惜しい。既に料理は全て食べ終わってしまっている。
この話は初めて口にする美味い料理と共に聞くような話じゃなかったのだ!
「どうだったかな?これが私達の馴れ初めというか、結婚までのいきさつであり、貴女が購入してくれた紙の山の原因なのだが・・・。その表情を見るに、あまり面白くなかったのかな?」
「そんな事は無いさ。とても楽しめたよ。ただ、夢中になりすぎて料理の味が朧気になってしまった事が、とにかく残念でならなくてね・・・。」
「「あっ・・・・・・。」」
どうやら、思い出話に夢中になって料理の味を楽しむ事に集中できなかったのは私だけでは無かったようだ。
節操のない話、私の場合はオーナーに追加で注文すれば用意してくれるとは思う。そして私ならば問題無く味わい、平らげる事が出来るだろう。
だが、彼等はそうはいかない。追加で料理を注文しようにも、胃袋が受け付けてくれないだろう。
うん、間違いなく美味い料理だったんだ。そして場所は覚えた。今度は個人でこの店に訪れよう。
「ダンダード。料理についてはまたいずれ、ここに来ようと思うよ。そろそろ貴方の依頼を片付けよう。」
「うむ。そうだな。そうしよう。この店にはまた来ればいい。気持ちを切り替えようか!」
ダンダードも気を取り直したようだ。
それでは、この街最後の依頼を片付けるとしよう!
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