第64話 依頼受注と情報収集
「それじゃ、早速だけれど、私が受けられる依頼を斡旋してもらえるかな?」
「はいっ。
そう言って受付の女性が数枚の依頼書をこちらに見せてくれた。
内容はどれも採取、納品依頼だな。だが、どの品も知らない名前だし、依頼書に描かれている絵もこれまで見た事が無い物だ。
まずは、これが何なのかを知る必要があるな。
「どれも私が知らない品ばかりだね・・・。これらの知識を得るための施設はどこかにあるかな?」
「それでしたら、二階にある資料室をご利用下さい。"
それは有り難い。早速利用させてもらおうじゃないか。
依頼を紹介してもらったというのに悪いが、今日は一日中、資料室とやらに籠りきりになりそうだな。
「その資料室の決まりや、注意点があったら教えてもらえるかな?それと、使用料は掛かったりするのかい?」
「はい、説明しますね。資料室では原則として資料室内の物を外に持ち出す事は出来ません。ただ、書写する事は認められいていますので、文字の読み書きが出来ない方は、資料室の書物を書写する事で文字を覚える方もいるようです。それから、蔵書の破損や汚れを避けるため、飲食は厳禁です。汚してしまったり破損させた場合は当然ですが、弁償していただく事になります。それと、他の方の読書の邪魔にならないよう、資料室に限らず、読書をする場所では静かにして下さいね?最後に、資料室の利用ですが、料金はかかりません。何と無料です!」
「無料で文字の勉強が出来るのなら、大半の冒険者は、文字の読み書きが出来ると考えて良いのかな?」
「残念ながら、先ほど挙げた例はごく一部でして、冒険者の識字率はあまり高くないんです。文字の読み書きが出来ない方は、そもそも書物を手に取るという事自体、避けようとしていますから。」
そういうものなのか。折角無償で知識を得られるというのに、もったいない事だ。
そもそも、文字が読めないとこの人間社会ではかなり損をする事になるんじゃないだろうか?彼等はそれを理解している上で文字を学ぼうとしないのだろうか?
と言うか、文字が読めなければ依頼の内容が分からないじゃないか。
少し考え込んでしまったが、結局は関わる事の無い他人事だ。私が一々気にする必要はないか。
「折角依頼を紹介してもらったというのに悪いけれど、先に資料室を使わせてもらうよ。日が沈むまで読みふける事になるかもしれないのだけれど、どれぐらいまで利用していられるのかな?」
「紹介した依頼の期限は四日後までですので、受注してからでも十分間に合うと思いますよ?それから、資料室の使用は午後の鐘が十回鳴ると閉室します。」
「それじゃあ、紹介してもらった依頼を受注した上で、資料室を使わせてもらう事にするよ。色々とありがとう。」
「いえいえ、これが仕事ですから。それでは、受注手続きをしますので、一度ギルド証を提示していただけますか?」
受付の女性が説明をしながら、何やら木とも石とも金属とも言えない素材でできた押印に、自身の魔力を宿らせて、依頼書に判を押している。
言われたとおりにギルド証を受付の女性に手渡すと、彼女はギルド証を、彼女が判を押して出来た印にかざしていく。そのたびに印が小さく発光した。
面白いな。まさか、あれで依頼を受注した事になるのだろうか。
「今、貴女が判を押した印が少し発光したけれど、それで依頼を受注した事になるのかな?」
「はい。こちらの押印も魔術具の一種でして、この印が記載された依頼書の内容を記録して、ギルド証に情報を伝達して依頼を受注させるんです。受注した依頼内容は、ギルド証に魔力を流して念じる事で、自分の声で読み上げてくれる機能もあるんですよ?その声は魔力を流した本人にしか聞こえないので、他人に依頼内容を知られる事も無いんです。」
「なるほど、実に素晴らしい機能だね。そこまで便利だと、冒険者の識字率が低いのも少しは納得できるかな。自分で文字を読む必要が無いのだから。」
「分かります?便利なのは大変有り難いのですが、便利過ぎて冒険者達の成長の妨げになっているのではないか、という声も少ないですが、古参の冒険者から挙がってきているんです。」
少し困った表情をして受付の女性が答える。新人の冒険者の成長度合いに関して、彼女には思うところがあるらしい。
だが、それでも、今更このギルド証を使ったギルドの仕組みを変える事など出来はしないのだろうな。あまりにも便利で普及しすぎている。手放す事になれば、ギルド全体が混乱に陥るだろうし、ギルドに所属しているほとんどの者が反発する事は容易に想像がつく。
捨て置こうと思った冒険者達の勉強事情に対する答えの一つが、まさかこんなに早く見つかってしまうとは。
まぁ、私に関与する事では無いので、知らない事を知る事が出来た、と素直に喜んで、この話は終わりにしよう。資料室の書物が私を待っている。
受付の女性(今更だが彼女達は大抵の者達から老若関係なく男性は受付
周りの連中は、移動している最中にも小声で私の事について話をしていたが、これまで聞いていた内容とそう変わらなかったため、気にしない事にした。
資料室の広さは私が宿泊する宿の部屋の約3倍の広さがある。
一ヶ所、壁に沿って書物を格納するための棚が並べられていて、棚いっぱいに書物が立てかけられている。棚の高さは私の首より少し下ほどで、団の数は四。その棚が同じく四つ。これはなかなかの量の知識を得られそうだぞ?
部屋には一階にいた冒険者達が座っていたものと同じ机と椅子のセットが二つ並べられていた。ここに座って書物を読むなり書写しろ、という事だろう。
ちなみち、この資料室には私と部屋の管理人らしき初老の人物以外の利用者は見当たらない。
"初級"まで通用する依頼と魔術の知識とはいえ、これだけの量だ。存分に私の知的好奇心を刺激してくれる事だろう。早速扉の直近にある棚の一番上の段から一列すべて手に取り適当な机に向かうとしよう。
「お、お嬢さん、一度にそんなに本を読むのかい?」
「ん?ああ、どれだけ時間が掛かっても、日が沈むまでにはこの量なら読み終わると思うよ?」
「ええぇ・・・・・・。」
大量の書物を抱えているためか、管理人らしき人物から声を掛けられた。胸の部分に小さなプレートがあり、資料室管理人と書かれているので、彼が資料室の管理人で間違いないだろう。
私が書物(皆は本と呼ぶ事が多いようだ。)を読む大体の速度を説明したらドン引きされてしまった。
どれだけ時間が掛かっても、と言ったのは、家にいる皆の読書速度を参考にしたからだ。
そう。家にいる皆も、私が読み終わった本に興味があったのか、皆で回し読みしていたのだ。
あの子達の中ではフレミーが一番速く、レイブランとヤタールが一番遅い。
いや、レイブランとヤタールも、読む速度自体はそれなりに速いんだ。だけどあの娘達は、じっとしながら文章を読み続ける事が出来ないらしい。
本を読み終わる前に、空へと飛び去ってしまうのだ。文字を読む速さだけでいえば、一番遅いのはゴドファンスになる。
そんなゴドファンスでも、この量の本ならば今から読み始めても日が沈むまでには読み終えてしまうだろう。
フレミーに至ってはその3倍は速い。本を読んでいる時の爛々とした八つの瞳からとても楽し気な感情が読み取れて、実に可愛らしかった。
書物を手に入れた当初は文字を解読し、言語や名称、文法等を学び、更には魔術書の内容を実施したりもしたため、あれだけの時間が掛かってしまったが、それらを理解してしまえば、後は早い。
最後の一冊は、読み始めてから終わるのにまるで時間が掛からなかった。
本を開き文字を読む。というよりも、見開いたページを一つの画像として認識して、瞬きをする間もなくその画像の内容を理解する、と言った方が良いだろうか?
とにかく、文字を完全に理解してからは、一呼吸する間に十数枚ページがめくれる速度で読書が可能になっている。
「お嬢さん、それで内容、理解できてるのかい・・・?」
「うん、問題無いよ。とても参考になる。」
「そ、そうかい・・・。」
管理人が私の様子を見て、ちゃんと内容を把握できているのかを聞いてきた。
気持ちは分かる。はたから見たら、パラパラと素早く本を捲っているようにしか見えないだろうからな。普通はその読み方で本に書いてある内容を理解する事など出来ないのだろう。それどころか、読んでいると思われてすらいないのかもしれない。
読書に集中したいので、失礼なのは承知だが顔を向けず、声だけで返事をする。
今、とてもいいところなのだ。
様々な数字の単位が、読んでいる本に記載されていたのだ。
これはとても有り難い。どんなものであれ、分かりやすく情報を伝えようとするならば、共通した単位の認識が必要になってくる。
それを個人では無く、世界で共通している単位があるとするならば、情報の伝達が非常に捗るだろう。早速私も今後使わせてもらうとしよう。
ちなみに、文字としては統一されているが、読み方や発音に関しては、国によって微妙に異なっていたりするようだ。
およそ900年ほど前までは、国ごとに単位がバラバラだったそうだが、何でも何処からともなく現れた変わった名前の少年が、徐々に世界中に広めていったらしい。
眉唾な話ではあるが、実際にこうして世界共通の単位が広まっている以上、事実なのだろう。何とも凄まじい人間がいたものだ。
残念ながら、広めた者の名前が覚え辛い上に発音し辛かったらしく、正確な名前は記録されていないようだ。似たような複数の名称で記録されている。
基本的に"ショー"という発音から始まり、濁音の発音で締める名称で記録されている。今まで読んできた本に記載されている例だと、"ショーズ"、"ショード"、"ショーゴ―"、と言ったところか。
今挙げたのはあくまで一例であって、実際にはもっと大量にある。
何でも彼の亡き後、彼の偉大さを世界中の者達が、一斉に後世に伝え残そうとしたためか、言語や発音が異なる者達によって、彼の名前がバラバラに記録されてしまったらしいのだ。
既に本人の亡き後なので、確認を取る事も出来ず、その結果、様々な名前が残る事になった。
彼の子孫は知らないのかというと、これがまた面白い話で、彼は旅行く先々で随分と多くの異性から好意を集めていたのだとか。
しかも好意を伝えられた相手を種族、年齢問わず、決して拒絶しなかったらしい。
最終的に、彼は百人に迫るほどの伴侶と、数えきれないほどの子孫達に囲まれて見送られたそうだ。
そんな状態では、本名など分かる筈も無く、こうして複数の名称が現在まで伝わり続けている。
彼の活躍に関しては、詳しくは乗っている本が資料室には無いが、間違いなく詳しく書かれた本も存在しているだろう。
十分な知識が揃ったら、ルグナツァリオと"答え合わせ"をしてみるのも面白そうだ。ルグナツァリオならば、彼の名前も正確に記憶している事だろう。
ただ、正直なところ言いたい事がある。これほどまでの偉業を成し遂げた人物に文句を言うのは罰当たりかもしれない。
だが、数字の単位を統一することが出来たのならば、言語に関しても、世界で共通したものを広めてほしかったとは思う。
自分で言っていて、相当な無茶ぶりである事は分かっているが、ただの無い物ねだりだ。叶うものだとは思っていない。
そんな具合で夢中になって読書を続けていた時だ。軽く肩を二度叩かれた。資料室の管理人だな。要件は何だろう。
「お嬢さん、鐘が六回なったんだが、晩飯は食わなくて良いのかい?」
「っ!?もうそんなに時間がたっていたのか!?教えてくれてありがとう!一度宿で食事を取って来るよ!鐘が十回なるまでの間は開いているのならば、それまでは再び読書を続けさせてもらって良いかな?」
「そりゃ、もちろん構わないが、そんなに夢中になるほどの内容だったかい?」
「私にとってはね。とりあえず、冒険者の第一目標として音が鳴る時計を手に入れる事にしたよ。」
「はははっ。そりゃあ、なかなか大きな目標だ。ま、こんだけ熱心に本を読みふけってその内容を理解出来てるんだ。お嬢さんなら、やってやれない事は無いと思うよ。頑張りな。」
管理人が笑って私を応援してくれる。
そう、時計だ。書物を読み、時間の概念と単位を知った今、私は時計と呼ばれる道具が欲しくなった。それも、指定した時間に音を出す事が出来る物だ。
非常に精巧な作りをした道具で、正確な時を刻み続ける事が出来るのだ。しかも指定した時間を知らせてくれる機能まで付いていれば、私が朝寝過ごしてしまうという事も無くなるだろう。これは是非とも欲しい。
ただ、先程述べた通り、非常に精巧な作りをしているため非常に高価であり、ランクの低い冒険者ではまず手が出せない代物でもある。
だが、逆を言えば、成功している冒険者であれば手が届く代物でもあるのだ。私は、時計を手に入れる事を目標に、冒険者として活動する事にした。
そういうわけで、私は食事を取るために一度、"囁き鳥の止まり木亭"に戻って来ていた。
「あらノアさん!お帰りなさい!直ぐにでもご飯が食べられるよ!」
「姉チャンお帰り!まだ席は空いてるから、好きなトコに座って!」
宿の入り口を開けると、シンシアの母親(こういった宿の女主人は女将さんと呼ぶらしい)と共に、昼の時とは打って変わって少女らしい服を着たシンシアが出迎えてくれた。
シンシアは好きな所に座るよう言っているが、現在私は彼女に手を引かれて、彼女が気に入っているであろう席へ案内されている。
今の彼女の格好は、白い布を三角形に折り畳んだ布を頭からかぶり、服装は黒に近い半そでのシャツと膝より少し高い位置に裾があるスカートで、白いエプロンを首から下げている。
スカートやエプロンの意匠には目を見張るものがあり、波打った布の帯が複数縫い付けていて、その縁には糸を細かく編み込んで綺麗な花柄を形成している(後で聞いたが、それぞれフリルとレースと呼ばれているらしい)。とても華やかだ。
案内された席に座り、彼女の服装を褒めておこう。
「昼間とはまるで別人だね。とても可愛らしいと思うよ。」
「うぅ、褒めてくれるのは嬉しいけど、このカッコ腕は出てるし、フトモモちょっと見えちゃったりする時があるしで恥ずかしいんだよぉ。」
「シンシアが昼間はああいう格好をしているのは、宿の手伝いをする時はその格好をするからなのかな?」
「そう!手伝いをする時はこの格好じゃないとダメって言われててさぁ!せめて遊ぶ時ぐらいは好きな格好でいたいじゃん?」
なるほど。どうもこの娘は随分な恥ずかしがり屋らしい。肌を露出する事が羞恥につながる理由が私にはよく分からないが、人間は自分の肌、とりわけ局部を周囲の目にさらす事に強い羞恥を抱くらしい。
人間と共に過ごしていけばその辺りも分かるようになるのだろうか?
なれたらいいな。人間に対する感情がどうであれ、理解出来ないものは、目を逸らすのではなく、理解できるようにしていきたい。
今の所、人間に対する感情はどちらかと言えば好感が勝っている。
冒険者ギルドにいた絡んできた連中や一々何かやるたびに小声でしゃべり出す連中には少々思うところがあるが、それ以外では概ね好感が持てる。今後、人間達を理解していく内に冒険者の連中に対しても気を許せるようになるのだろうか?
ルグナツァリオとの約束もある。なるべくなら、人間達とは友好的に接していきたいものだな。
尤も、それは"楽園"の外での話だ。"楽園"内で勝手な行動をするのであれば、例え誰だろうと容赦なく始末させてもらう。
物騒な話はこのくらいにしておこう。そろそろ、食事の注文をしよう。傍にいるシンシアに頼めばいいのかな?
「シンシア、食事の注文は君に頼めばいいのかい?」
「うん!メニューがあるから、それ見て食べたい物を選んでくれな!でも、オレがオススメする料理を食べてほしいな!」
食材を加工して、味付けし、盛り付ける行為を料理というらしい。私も肉や魚を焼いた事があるが、一応はアレも料理と言えなくは無いよな?
「その料理は、シンシアが今日、皮を剥いた芋も出て来るのかな?」
「うぅっ!出て来るけどさぁ、姉チャン、思い出させないでくれよぉ!芋の皮むきやらされると、日が沈むまでずうっと同じ事やらされるんだぜ!?もう当分皮の付いた芋は見たくねぇよぉ!」
「災難だったね。ずっとやらされるのは、きっとシンシアがそれだけ芋の皮むきが上手いからだと思うよ?それと、君のオススメの料理を注文させてもらうね。」
「毎度っ!料金は銅貨5枚だぜ!」
「それでは、お願いするよ。」
「へへっ、姉チャン、スッゲェ美味いから、楽しみにしててくれよな!」
シンシアに銅貨を渡して、食事が来るのを言われた通り、楽しみにして待つとしよう。さて、どんな料理が出て来るかな?
段々と肉の焼ける香ばしい匂いと、甘辛の匂いがしてきて、食欲がとんでもない事になってきた。口内に唾液がどんどん溢れてくる。
そういえば、ラビックが持ち帰った騎士が所持していた固形物の食料の正体が、資料室で判明した。
茶色の固形物は麦を原料にしたパンと呼ばれる食材だ。一般的な人間達の主食の一つとしてその種類に差はあれど、世界中に広まっている。出来立ての物は味も香りも素晴らしいのだそうだ。
黄色い固形物はチーズと呼ばれる動物の乳を加工して作られた物だ。
どちらかというと他の食材と共に食べる事が多く、加熱する事で柔らかく蕩けるのだそうだ。以前、ラビックが焼き肉と食べたら美味そうだと言っていたが、まさしくその通りだったわけだ。それも、想像を超えるほどに。
それから、チーズを単体で食べる時は、フレミーが感じていた通り、酒と共に食する場合が多いらしい。
パンもチーズも保存が効く食材だったため、騎士団の者達が携帯食として所持していたのだろう。
今日、此処で食べる食事は、匂いからして、私が食べたパンやチーズをはるかに上回る美味さだと容易に想像がつく。早く来ないかなぁ。
時間にして15分ほどでシンシアが料理を持って私の所まで戻ってきた。
普段ならば大した事の無い、とても短い時間だったのが、この時ばかりはとても長いように感じられた。
「お待ちどーっ!イスティエスタ名物!ハン・バガーセットだぜっ!」
セットという事は、彼女が言ったハン・バガーとやらがメインの料理となるのか。
はてさて、実に美味そうな匂いを放つ目の前にあるこの街の名物料理とは、どのような味がするのかな?
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