ティゼム王国へ往く!!

第60話 人間との初会話

 噴射飛行によって"楽園"の境界を抜け、ティゼム王国の都市が視界に入ってきた。


 都市は"楽園最奥"に生えわたっている樹木の半分ほどの高さの城壁によって囲まれている。


 空から都市に入れば確実に目立つどころか、下手をすれば侵略行為に思われてしまうだろう。かと言って街の入り口前に降りれば、当然目立つ。例え『隠蔽』と『静寂』を纏わせていても、それは変わらないだろう。


 というか、角と翼は人間達の前で見せる予定は無いので、都市からは少し離れた、人目の付かない場所で一度着陸する予定だ。


 都市から程よい距離に、目的地の都市の十分の一程度の規模の森林を見つけた。

 広さも都市までの距離も、私にとって実に都合が良いので見つけた森の少し奥に着陸して、そこからは徒歩で移動することにしよう。日が沈む前には目的の都市に到着するはずだ。


 森に着陸して、角と翼を仕舞い、自分の瞳に『瞳膜』を施す。瞳の色は、髪の色に合わせて黒に近い紫にしておこう。


 辺りを見回してみる。この森の樹木の高さは、私の身近な樹木のざっと三分の一程度といった所か。

 木々や樹葉ごとの感覚も広く、十分な日光が差し込んできているため、周囲はとても明るい。樹木の太さは私の尻尾の付け根ぐらいで別段、果実をつけているわけでは無い。

 少し残念だ。この樹木も果実を実らせていたら、普段私が食べている果実と食べ比べてみたかった。


 ちなみに、普段食べている果実は50個ほど『収納』に仕舞って持って来ている。私の好物だからな。1ヶ月間もの間、口にできないなど考えたくもない。

 塩や香辛料を使ったドラゴンの焼き肉も勿論好きだが、私の一番の好物はやはりこの果実だ。1ヶ月の滞在期間の中で、一日1個食べる予定でいる。


 人間の気配こそ感じられないが、この森にも複数種類の獣が生息しているようだ。鳴き声や足音がそこかしこから聞こえてくる。


 彼等と触れ合ってみたい気持ちは勿論あるが、我慢しよう。私が"楽園"から出てきた目的を忘れてはならない。人間達の都市を目指して足を運ばせるとしよう。


 だが、足を運ばせようとして、今更ながら大変な事に気付いた。

 私の尻尾の先端にある、鰭剣きけんだ。これをそのままにして人間達の街へ入ってしまった場合、非常にまずい。この鰭剣の切れ味は尋常では無いのだ。


 人間の所持していた、魔力を流す事で切れ味を増幅させる剣を果実に力を込めずに押し当ててみたが、外果皮を傷付ける事が出来なかった。

 それどころか、魔力を流した際に発生した魔力刃が外果皮に触れた途端、魔力刃は勿論、剣に流し込んだ魔力すらも、果実の外果皮に全て吸い込まれてしまったのだ。

 ならばと、魔力を流さずにそのまま剣を果実に軽く押し当ててみたが、結果は変わらなかった。

 それはつまり、私の鰭剣は剣を生業とする人物が愛用している剣よりも、はるかに鋭利である、という事を示している。


 ちなみに、魔力を吸い込んだ果実は普段の物よりも更に美味かった。


 まぁ、今はそれは置いておく。何とかしないと目立って仕方が無い。人間が所持していた剣の鞘みたいな物を作れればいいのだが、そのためだけにこの辺りの樹木を切り裂いてしまうのもどうかと思う。


 ここは一つ、魔法でも使ってみるか。その辺りに落ちている細くて小さな木の枝を拾い、魔力を『増幅』、『巨大化』の二つの意思と共に流し込む。


 みるみるうちに木の枝は本来の樹木の幹を上回る太さまで巨大化していった。

 後はこの巨大化させた枝を切り裂き、鰭剣を包み込めるような板を二枚作る。

 この二枚の板を『我地也ガジヤ』で作り出した鋼製の輪っかで縁を固定して、鰭剣を尻尾の付け根ごとかぶせる尻尾カバーを作り上げた。

 これだけでは味気なく感じたので、植物の蔦を魔法で伸ばして、ちょうどいい長さに切り取り、鞘全体に巻き付けた。仕上げに蔦の両端と鞘を魔法で結合させる。

 植物同士とは言え、別の物質同士で結合が出来るか分からなかったが、問題無く結合させる事が出来た。


 出来上がった尻尾カバーに鰭剣を収めて尻尾を振り回してみたが、振り回した勢いで鞘が外れて飛んでいく事も無かった。


 これならば、ちょっとした装飾品にでも見えるだろう。今度こそ準備完了だ。

 いきなり出鼻をくじかれてしまったが、気を取り直して人間達の都市へ行こう!


 森を抜け、日が最も高い位置まで昇って少しした頃、城壁の周辺にちらほらと人間の姿が見られるようになってきた。


 彼等の衣服や靴と、自分の服装を見比べて、目立ちすぎていないかを確認する。

 ・・・大丈夫そうだ。他の人間達の服装と比べると私の服装は妙に布面積が少ないように感じたが、私の好みであり、限られた材料で作られた結果なのだ。気にしない事にしよう。


 デザインも他と比べて特に異色、という事はなさそうだ。どうやらフレミーが私が目立たないよう、騎士の服装と、彼の首飾りに描かれた少女の服装を参考にして、なるべく違和感の無い意匠にしてくれたらしい。

 フレミーのセンスは本当に素晴らしいな。しかも可愛いときた!まったく、私の友達は最高だな!


 ほどなくして、門の前までたどり着く。入り口の広さはなかなか大きく、人が十人くらい並んでも余裕で通る事が出来るだけの広さがある。


 不審な者を街に入れないためだろう。門の両端には槍を携えた若い男性が直立して、二人して城門に近づく私をまじまじと見つめている。

 見慣れない顔だろうからな。私の事が気になるのだろう。比較的近い位置にいる、私から見て右側の男性に声を掛けるとしよう。


 それでは、人間との初めての会話だ。物事をスムーズに進めるためにも、友好的に行くとしようか。


 「こんにちは。ちょっといいかな?」

 「っ!?えっ!?あっ、はっ、ハイッ!ドど、どういったゴ用件でアりますでしょうか!?!?」


 若いだけあって、この職に就いたのはつい最近なのだろうか?声を掛けた男性は急に動揺しだして声が上ずっている。若干、言葉遣いもおかしくなかったか?


 まぁ、会話は問題無くできるようだし、このまま会話を進めてみるとしよう。ふと、もう一人の男性を見やると、冷ややかな視線を自分の同僚に向けている。

 彼の方が経験が長いのだろうか?


 「この国には旅行で、初めて来たのだけれど、生憎と身分を証明する物を所持していないんだ。この門を通る場合、どうすれば通れるのかな?」

 「み、身分証の類が無いのでアりますカ!?そソソ、ソれでしたラ、通行料及び仮身分証発行料としテ、ギぎ、銀貨一枚となっておりマスッ!!」


 相変わらず、上ずった声で言葉遣いが変に聞こえるが、意志の疎通に問題はないが、彼、鼓動が随分と早いな。顔も大分赤くなっているし、健康状態は大丈夫なのだろうか?


 動揺している同僚を見かねたのか、もう一人の男性が此方に近づいて丁寧な口調で話を進めてくれた。


 「見た所、荷物をお持ちで無いようですが、よろしければ、貨幣を貸し出す事も出来ますよ?」

 「ありがとう。だが、問題は無いよ。荷物が無いのは、手に持つ必要が無いからだからね。」


 『収納』から銀貨を取り出して後から来た男性に手渡す。

 何の事も無いように『収納』を発動させた事に驚いたのか、目をこれでもかと見開いている。


 「『格納』が使用できるほどの魔術の使い手でしたか!?失礼しました!」

 「構わないさ。この魔術、使い手はそこまで多いわけでは無いようだからね。」

 「正直なところ、そこまでスムーズに発動できる人はそうはいませんよ。良いものを見せてもらいました。流石は"二色持ち"ですね。・・・此方が、仮身分証です。」


 人間の書物から、別空間へ物を仕舞う魔術が人間達にとって高度な魔術である事は分かっている。

 彼の言う『格納』の魔術を使用できるだけで、魔術師として十分な手練れと認められるほどらしい。

 その上で、門番の彼が言うには、私の魔術の発動は非常にスムーズだ、との事だ。


 尤も、私の使用した魔術は正確には『格納』ではなく『収納』だ。術の構築陣に若干の違いがある。


 『格納』が一つ一つ正確に仕舞った物を頭の中に画像で表示してくれるのに対して、私達が使用している『収納』は取り出す際に取り出したい物を思い浮かべて念じる必要がある。すぐさま取り出す事が可能だが、別空間に入れてある物を思い浮かべる事が出来なければ、取り出す事が出来ない仕様になっている。


 つまり、魔術が中身を管理してくれるのが『格納』で、自分で中身を把握しておかなければならないのが『収納』だ。


 彼がスムーズだったと言ったのは、『格納』で仕舞った物を取り出す際は、仕舞った物を『格納』から頭に送られてくる仕舞った物の画像を選択する必要があるため、どうしてもワンテンポ『収納』よりも遅くなってしまうためだからだろう。


 それから、"二色持ち"と彼が言ったのは、現在、私が纏っている魔力が二色だけだからだ。色は緑と紫。理由はいたって単純、私の髪と尻尾が光の当たり具合で同じく緑や紫に光沢を放つからだ。


 これも書物を読んでわかった事だが、人間社会では二色以上の魔力を持つ者は少なく、一般的に強者と呼ばれる者達は、大半が二色の魔力を持っているらしい。

 人間の中でも最上位の強さを持つ者は、そのほとんどが三色の魔力を持っているとの事だ。


 私もある程度の実力を持つ者と判断させるために、二色の魔力を体に纏わせる事にした。

 率先して目立つような真似をするつもりはないが、だからといって弱者を装うつもりも無い。ある程度の強者と判断されないと余計な相手に絡まれかねないからだ。そういった手合いに対応する事で時間を消費したくはない。


 私が十分に人間達の知識を得た後ならば、弱者のフリというのも、余興としてやってみるのも一興かもしれないが、今やる必要は全くない。


 仮身分証とやらを受け取って、この街について少し、この男性に聞いておこう。


 「この国でなるべく沢山の本を読みたいのだけれど、そういった施設はこの街にあるかな?」

 「あるにはありますが、そういった目的でしたら是非、王都にあるティゼム中央図書館を訪れてみる事をお勧めしますよ。それと、この街で身分証を発行しておくと良いでしょう。」


 実に良い情報だ。それに、身分証の発行もしておけば、今後はもっとスムーズに門を通過できるだろう。ならば、街に入って第一に行うのは身分証の発行だな。


 「身分証の発行手段を聞かせてくれるかい?」

 「大きく分けて方法は二つあります。一つは役所に税金を納めて発行してもらう事。もう一つは何れかのギルドに所属してギルド証を発行してもらう事です。」

 「二つの違いは?」

 「前者は長期間滞在している者、もしくは永住権を持つ者が発行してもらう物ですので、旅行で訪れた貴女向きではないでしょう。後者の方はそのまんまですね。辺境の村から来た若者などは身分証を持たないので、そういった者は身分証を得るために大抵、何らかのギルドに所属しているのです。」

 「つまり、身分証を持たない者の身分を、そのギルドとやらが保障してくれる、という事で良いのかな?」

 「はい。その為、犯罪行為などを犯せば所属しているギルドに責任が向かう事になりますので、所属ギルド全体を敵に回す事になるでしょうね。最悪、ギルド側からギルド証を破棄されます。」

 「それは、犯罪を犯した者を捕まえてから?」

 「いいえ。ギルド証には魔術が施されていて、管理者側から任意で操作する事が可能なんです。よって、事によっては即座に遠隔でギルド証を破棄する事が可能になっています。更にはギルド側からギルド証を破棄された場合、破棄された者には刻印が施され、一目で犯罪者と分かるようになっています。」


 それは凄いな。あまりに酷い犯罪を犯した場合は、その時点で身分を失う事になるわけだ。しかもそれだけでは無く、善良な人々にとって敵であると印をつける事まで出来る。実に素晴らしい技術だ。


 「丁寧に教えてくれてありがとう。長々と説明させて済まなかったね。普段は森の奥に住んでいて、世間の事情に疎いんだ。」

 「いえ、これも我々の役目ですし、この時間帯は門を通る者もほとんどいませんので、いい暇潰しになりますよ。」


 こうも長々と話をさせてしまったら、門番としての仕事の邪魔になっているのではないかと思ったが、幸いにも現在門の付近には、私達以外に人はいない。門番の彼が言うには、この時間帯は、滅多に人が門に訪れないらしい。


 そう言う事ならば、もう少しだけ私が知りたい事を教えてもらうとしよう。


 ちなみに、先程から後から声を掛けてきた男性とばかり話をしているが、最初に話しかけた男性の方は未だに顔を赤くしている。彼、大丈夫か?


 「では、もう少し、貴方の暇潰しの手伝いをさせてもらって良いかな?」

 「勿論、歓迎しますよ。それで、どういった事を聞きたいですか?」

 「聞きたい事は三つ。この街にある本を読める場所の位置と、おすすめの宿泊所の情報。それから、複数のギルドに所属できるかどうかの三つだね。」


 この街にも書物が読める場所があるにはあるらしいからな。ならば行くしかないだろう。私が今一番に欲しいのは情報なのだ。


 次いで宿泊所。

 こういった場所で地面に寝るというのは、流石に通行人の邪魔だろうし、あまりにも目立ちすぎるからな。

 それに、人間達がどのような寝床で就寝しているのか、非常に興味がある。


 そしてギルド。

 書物の内容と彼の話を聞く限り、ギルドというものは、効率よく利益を得るために同種の仕事をする者達の集った集団である事は、大体ではあるが理解した。

 ギルド証がそのまま身分証になっているので、一つあれば十分なのだろうが、それぞれのギルドがどういった役割をしているのかも興味がある。


 「この街の図書館なら、街役所の向かい側に建っていますよ。それなりに大きな施設なので、直ぐに分かると思います。それから、おすすめの宿泊所ですが、門を抜けて真っ直ぐに進むと噴水のある広場に着きます。その周辺にある、青い鳥の看板が目印の、"囁き鳥の止まり木亭"がおすすめですよ。料理が上手くて部屋も鍵付き、ベッドのシーツも清潔なので、快適な睡眠がとれるでしょう。」

 「教えてくれてありがとう。部屋が空いていたら、そこに泊まる事にするよ。」

 「それは良かった。実はその宿、私の親戚が経営している宿なんですよ。」


 彼の情報は私にとって、とてもありがたいものだ。自分の身内の店を紹介する辺りなかなか強かな所もあるようだが、そのぐらいの宣伝は許されるぐらいには彼からは色々と教えてもらっている。商売上手と称賛しても良いくらいだ。


 「最後の質問ですが、一応は可能です。ただし、冒険者ギルドを除き毎月上納金を納める必要があります。納めるのはどの街や国で納めても問題はありませんが、三か月間上納金が納められない場合は除名扱いになります。その場合、再登録は可能ですが、滞納は許されませんし、もう一度除名処分をされた場合、犯罪者とは別の刻印が施され、再登録が出来ないようになります。」


 つまり、三度目は無い、と。身分を保障するという恩恵を与えている以上、その対価を求めるのは当然か。無償で身分を保証する事は無いようだ。

 では、何故冒険者ギルドとやらは上納金を必要としないのだろうか?そのギルドだけ、無償で身分を保証するというわけでは無い筈だ。


 「いろんなギルドから除名され続けると信用を失いそうだね。それで、冒険者ギルドのみ上納金が必要ないのは、どうしてかな?」

 「貴女の言う通り、複数のギルドから二度の除名処分を受ける者は、まず信用される事は無いですね。大抵の場合、二つのギルドから二度目の除名処分を受けた場合、冒険者になるしか道はありません。冒険者ギルドに上納金が無い理由は、報酬から上納金が天引きされているからですね。」


 報酬から天引きとな?つまり、何らかの仕事をして報酬を得る際、その報酬から上納金として一部がギルドに支払われるという事か。上納金を支払う必要が無い分、滞納という事は無いだろうし、聞いている限りでは上納金を払わずとも身分を保証されているように聞こえる。

 そもそも、冒険者ギルドとは、何をする集まりなのだろうか。


 「今更なのだけど、冒険者ギルドとは、どういった事をするギルドなのかな?」

 「ざっくりと言ってしまえば、何でも屋ですね。ギルドに様々な依頼が送られ、その依頼を達成する事で報酬を受け取るのが、基本的な冒険者ギルドでの活動の流れです。詳しい話は私などがするよりも、ギルド職員の方に直接聞いた方がより分かりやすく説明してくれると思いますよ。ただ、他のギルドよりも容易に所属出来るため、冒険者に対して、浮浪者やならず者といった、良くない印象を持つ者も少なくありません。その点はご注意ください。」


 なるほど。先程彼は、二つのギルドから二度目の除名処分を受けた者は、冒険者になるしかないと言っていたし、冒険者ギルドにそういった者が複数所属しているならば、他者からの印象が悪くなってしまうのは、無理もないか。


 聞きたい事は大体聞く事が出来た。では、最後に一つだけ確認を取っておこう。


 「教えてくれてありがとう。最後に一つだけ聞きたいのだけれど、そっちの彼は大丈夫なのかい?顔がとても赤いし、鼓動がとても早くなっているよ?病気じゃないのかい?」


 そう。最初に声を掛けてから、顔を赤くした男性の体調が元に戻る事は無い。私が声を掛けてから急にこうなってしまったので、流石に心配になってきた。


 「気にする必要は無いですよ。貴女の美しさに見とれているだけですから。」


 美しさに見とれて、とな?

 確か、ルグナツァリオも私の事を美しい姫君だとか言っていたな。警戒を解くためのジョークだと思っていたのだが、美しいと言ったのは本心だったのだろうか。


 まぁ、確かに自分の事ではあるが、髪や尻尾は綺麗だとは思うし、フレミーやレイブラン達は私の瞳や翼の飛膜がとても綺麗だと言っていた。

 とは言え、それは私のドラゴンの部位の話だ。人間の部分、特に自分では一度しか確認した事の無い私の顔は、他の人間から見てどう映っているのだろうか。


 「一応、確認したいのだけれど、客観的に見て、私は貴方達にどう映っているのかな?それと、私みたいな尻尾を持った人というのは、珍しいのかな?」

 「貴女の容姿は、大変美しい竜人ドラグナムの女性に見えていますよ。それと、竜人は滅多に見る事がありません。まず、ドラゴンとの間に子を成す事自体、とても難しい事ですからね。」


 そうか。私は客観的に見て美人だったのか。それは、少し困ったな。

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