第9話 遠出

今日は実にいい日だ。快晴の空それと

酒井「暁斗くん。こっちこっち」

目の前を眩しい笑顔で走る彼女 酒井 加奈の姿があった。

葵「いいね~」

気持ちの悪い顔で酒井を見つめる不審者、、、朝葉 葵だ。

葵「どうしたの?そんな気持ちの悪い顔して」

そう朝葉に言われガラスに映っている自分を見ると朝葉と同じ顔になっている。確かに気持ちの悪いでもとても

信田「楽しいからかな?」

俺はガラスに写っている気持ちの悪い笑顔とはまた別の笑顔を朝葉に向けた。この楽しいという気持ちを乗せて。


俺たちは電車に乗りバスに乗りそして、、、

酒井「海だ~~~‼」

海に着いた。

最初山にしようとしたが朝葉に拒否されてしまった。まぁ、虫やらなんやらで酒井に何か起きたら俺たちは狂うだろうに。

ということで海に来たわけなんだが。

酒井「着替えてくるねー」

と早速、女子組が着替えに行ってしまった。男である俺はさっさと着替え終わり外で待つこの時間がどれ程長く感じる事やら。流石に待っているだけでは暇すぎるので飲み物を買いに行くことにした。


そして、飲み物を買って元の場所に戻ると、、、

ナンパ男「ねぇ、君たち、、、」

葵「すいません、、、」

酒井たちが知らない男に絡まれているではないか

ナンパ男「ちょっとだけでいいからさ、、、」

ナンパ男が近くにいた酒井に触れようとしたので俺は急いで近づきその腕を掴んで捻った。

ナンパ男「痛たたた。痛いって」

男はなんとか抜け出し涙目で俺に訴えた。

ナンパ男「なんだよ。お前ーー!」

相当キレているので俺は

信田「勝手に俺の友人たちに触れないでいただきたい」

と冷静に答えた。

酒井「暁斗くん、、、」

少し嬉しそうな酒井と

葵「触れてたら私がこのカミソリで、、、」

と何か怖いこと言っている朝葉がいた。

ナンパ男「ヒッ⁉︎」

と朝葉の殺気に気がついた男はすごいスピードで逃げていった。

信田「じゃあ。気を取り直して楽しむぞ、お前ら」

そして、俺たちの海が始まった。

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