第2話 魔法使い(仮)

お嬢と呼ばれる人が倒れかけた僕を抱き上げてくれたのが、すぐに分かった。


「お嬢。」


「この子の手当ては私の家でやろう。」


「はっ!すぐに戻ります。」


その後、僕は安心しきってしまったのか眠りについてしまった。

だけど僕の耳元で囁く声が聞こえたような気がした。


「惚れちゃうじゃない。ウフフ。」

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