仰るとおり、ライホーさんはちっさいオッサンですね。
ときどき、紳士的でダンディーなおっさんの物語を期待して読み始めた読者の方から、サブいギャグが大好きで、スケベで臆病で小者臭溢れるライホーさんはとても受け入れられない的な御意見をいただくことがあります。
そこは趣味趣向の問題ですので仕方ありませんが、多分おっさんってライホー的な人のほうが多いんじゃないかと筆者は思っています。
無論、ライホーを始めとする世のおっさんには「社会的な死を迎えないよう隠すべきところは隠す」といった処世術があります……が、読者の皆様には彼の心の内が全て見えてしまうのがつらいところでしょうか。

昔聞いた話ですが、イタリア人男性は二種類に分けられるんだそうです。陽気で女好きなラテン系と、真面目で堅物なカトリック系と。
多分、おっさんも同じなんだろうなと。ライホーみたいなダメなおっさんが大好きな読者の皆様におかれましては、引き続き拙作を御愛顧いただければ幸いです。