第25話 名刺代わり
WEB小説って、You Tubeと似てるのかもしれないね。どうしたら視聴回数が伸びるのか、チャンネル登録者が増えるのか、高評価がもらえるのか。ユーザー各自が創意工夫、悪戦苦闘してて、ほんとそっくり。だって皆、人に読んでもらうために、人に見てもらうためにアップしてるわけだからね。
となると、自分がYou Tubeを見る時の思考過程をたどると、WEB小説での戦略が見えてくるのかも。
特に目当てなく、なんかおもしろい動画ないかなあってYou Tubeを訪れた時、ぱっと目についたサムネとタイトル。これを見てみよう! と思ったけど再生時間が2時間……。それ、たぶん見ないよね?
そんな時、どれくらいなら見てみようと思うのかは人それぞれだろうけど、10分以内ぐらいじゃないかな。で、それがおもしろければ、ちょっとこのユーザーのを見てみようってなって、短いモノから今度は30分、1時間って伸びてくと思うんだ。
で、めでたくチャンネル登録、再訪って感じかな。
これをカクヨムに当てはめたら、はじめにちょっと読んでもらえるような質の高い短編が必要って事だね。名刺代わり、挨拶代わりみたいな感じの。そういう質の高い短編がいくつかあった場合、中編、長編を読んでもらえる確率はかなり高くなるはず。
たとえば全く同じ10万字の長編があったとして、それだけをポツンと一つ自分の作品として置いた場合と前述のケースとでは、データを取るとかなりの差が出るんじゃないかな。全く同じモノなのにね。
このエッセイを読んでくれてる人に馴染みの言葉でいうと、読まれない長編多重鍋からの逃避行や、パンチドランカーの「ちょっと短編書きたくなっちゃったのです〜」みたいなチャラいのじゃなくて、しっかりとした短編を書けるようになりたいね。
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