第3話

 動物病院の方が来るまでの30分は、とても長く感じた。

 言葉は分からないだろうが、僕は猫に励ましの言葉をかけながら到着を待った。


 動物病院の方が到着した。

「お待たせしました」

 動物病院の方は、営業時間外ににもかかわらず、病院を開け、猫を診察してくれた。

 診察前に助からないかもしれないと言われた。でも、助かってくれと願いながら、診察が終わるのを待った。


 診察が終わった。

「腰の骨が折れてますね。おそらく、今夜が峠です。様子を見ますか?」

「はい。お願いします」

 そう言う訳で、僕は猫を動物病院に1日預け、様子を見ることにした。

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