2
家に帰る前に、先人さんとこへ。零さんもよくこのパターンしてるけど、私も。目的は
「もしー同んなじ日に生まれたらどうしよーか?」
このようなくだらない話をする。
「それゃー結婚させますって!運命的ですもんね!」
「で、宝之華ちゃんちはどっちなの?」
「男の子ですよ?」
「げ、うちもだしー結婚無理じゃんかー」
「えー女の子産んでくださいよー!なーんて、実は性別まだ聞いてません!」
「なにぃ!そうなの?」
「産まれてからのお楽しみなんですよ。だからー零さんには男の子でも女の子でもいける名前考えてもらってるんですー」
「そうなんだー。じゃあ女の子にしてよ。うちは男の子確定ですからねー?」
「さあ?それは運次第ですよ」
「それもそうね」
「でも、友達にはまずしたいですよねぇ」
「そうね。無理矢理にでもね」
「そうですとも」
「で、どういう教育方針なの?」
「は?今日行く?」
柚華さんはすごい呆れた顔した。ひどーい、碧唯さんみたいじゃん!
「違う。教育方針。勉強とかースポーツとか?」
「あー私よくわかんない。零さんがいろいろ考えてるっぽいですけど」
「ふーん、そうか。先人は適当だから考えてなさそ」
それは…そうかもしれないけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。