第2話 水晶、機械仕掛けの綺麗な処で 捕らえられて、囚われる贄
大きな鳥かごが宙に浮き沢山の人間が閉じ込められているが、ほとんどが死体。
夜の中、ふんわり宙に浮かぶ綺麗な発光する小さな玉、中には文字盤の時計の丸い球
谷が見える その傍には下から上に吹き上げるように流れる白い滝
…ミルクの味のする不思議な水
近隣で飼われたヤギのミルクとよく似た味
蜂蜜が噴き出す不思議な代物
それから、金と銀と宝飾で出来た作り物の木々もあって‥
大きな白い生き物が眠っている 機械で出来た天馬に白竜
長く眠って目覚める気配はない…多分、壊れてしまっているだろう。
谷の中にある一角
小さな洞窟の中からは何処からともなく食料や品物が現れた
祖母達は言った‥マザーコンピューターの機械が‥作って
オートメイションで運ばれてくるんだよ‥他にも必要なら音声認識してくれるから
本来、此処は作られた遊びで戯れる遊具の場所だったから…テーマパーク?
と私にとっては言葉の意味はほとんど不明
今は魔物たちが洞窟を占領して、生贄と引き換えに洞窟の品物を渡してくれる。
殺された祖母の言葉の意味が良く分からい 今も
‥神達が作ったマザー?マザーが私たちに必要なものを?
楽園だったの場所・・この国
水晶群、森の中で怯えながら私は
その声に身を震わせる・・ああ、私は魔物の花嫁、生贄にされるのだ。
やがては食い殺されるだからこうして水晶の森の中を逃げ惑う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます