第14話 「え、マジ?」見まいにきて、こんな物を、もってくるのか!ついに、シーソーゲームの魔法が、チーズケーキの魔法に、変わっていったようです?

 「え、マジ?」

 シド先生が持ってきたのは、体重計。

 「これで、いつでも、体重を確認できるようになってほしい」

 まさか、そんなことを、思っていたんじゃないの?

デリカシーがないと、いうのか…?

 学校のかいだんの、呪い?

 シド先生は、こんな物も、もってきた。

 「チーズケーキ」

 なんと、1ホール大の大きさ。

 「うわっ、でかっ!」

 でも、正直、うれしかった。かわいい小学生を演じて、ありがたく、受けとっていた。

 「それじゃあ、また。お大事に」

 シド先生が、帰っていった。

 チーズケーキは、美味しかった。

 「こんにちは」

 シド先生は、また、見舞いにきてくれた。

 「先生?いつも、ありがとうございます」

 「ドレミちゃんの様子は、どうですか?」

 「ええ。元気に、なってきましたよ!」

 「そうですか…」

 「おかげさま、で…」

 「早く、学校の生活に戻れれば、良いんですがねえ…」

 「そうですね」

 一旦、1階のキッチンに戻った、母親。

 小皿に切り分けたチーズケーキを、2階まで、運んできた。

 運んできた盆には、オレンジジュースの入ったペットボトルと、コップが2つ、置かれていた。

 その2つのコップに、オレンジジュースをつぎ、彼女と母親が、手にとった。

 「おいしいね、おかあさん?」

 「そうだね、ドレミ?」

 「え、え?」

 シド先生の顔、最高だった。

 チーズケーキは、ちゃんと、3人分に、切り分けられていた。

 「せんせい?チーズケーキは、おいしい?」

 「ああ」






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