【短い話】ドレミのかいだん①~学校にいけなくい思いをかかえた子、泣かないで~
第5話 「倍速視聴」についての言い争いは、世代間で、止まりません。それにはさまれる、就職氷河期世代の子たちの、みじめさ。やってらんなよ。
第5話 「倍速視聴」についての言い争いは、世代間で、止まりません。それにはさまれる、就職氷河期世代の子たちの、みじめさ。やってらんなよ。
倍速視聴って、どうなんだろうね?
「サクッと、正解を求めたい」
「早く、消化したい」
「回り道?そういうの、いらない」
「正解だけが、あれば良い」
「僕たち私たちは、効率的なんです!」
「それな!」
そう考えてしまう世代には、映画会社などの思いは、届きにくい?
「早く、正解をください!」
考え抜く生活をしてこなかった人たちは、言う。悪くいえば、困っていれば誰かがやってくれる生き方に、慣れすぎちゃった?
「回り道をして、考え抜いても、将来が、見えるんですか?」
そう言えば、定年退職世代とかが、怒り続ける。
「複雑で理不尽すぎるこの社会に、正解なんて、ない!自身で、考え抜きなさい!わしらは、足で、コツコツ、正解を導いた!」
言い争いは、どこまでも。
「正解だけを見れば良いという考え方は、社会の理不尽さに立ち向かう努力を、否定してしまうぞ!」
「違います!僕たち私たちは、効率的なんですよ!」
「細かい仕事で、愛をつかめ」
「それって、だらだらと、無駄な残業をしろといっているようなものなんじゃ、ないんですか?」
「何?これだから、若い世代は…」
「これだから、定年退職待ちのおじさんとかは…」
言い争いの、繰り返し。
残念でみじめなのは、そういう世代にはさまれた、就職氷河期世代の人たち。
「私たち、どうすれば良いんですか?」
「貧乏くじ、引いた…」
「やってられないよ!」
うん、うん。
やってらんないかもね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます