第35話 「Ai」のある世界

 ChatGPT、AI イラスト、AI翻訳…AIにまつわるおもちゃが昨今増え始めた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 はい、ご無沙汰ぶりの男です。


 今回は「Ai(Artificial Intelligence:人工知能)」が、我々にもたらすであろう未来の一旦について考察してみたいと思います。


 拙出でも解説した通り、現在私達のまわりに溢れているのは、「Augmented Intelligence:拡張知能」です。

「ゲームを作りたかった男:AIという名の幻想」

 https://kakuyomu.jp/works/16817330648420941583/episodes/16817330648600022554


 そして、「Augmented Intelligence:拡張知能」の向こう側に、「Ai(Artificial Intelligence:人工知能)」の断片を模索しているのが、「aiDoll」という作品です。

「aiDoll」

 https://kakuyomu.jp/works/16817330648222326439


 ◇ ◇ ◇


 では、「Ai(Artificial Intelligence:人工知能)」が実現した世界とは、どういったものだろうか?


 端的な例を上げれば、押しボタンやスイッチの無い日常が訪れます。


 日常には多くの押しボタンやスイッチが有る。


 蛍光灯を灯すスイッチ。

 電化製品の電源スイッチ。

 エレベーターの階層や開閉ボタン。

 最近の自動車には、エンジン点火イグニッション用の押しボタンもある。


 これらの類が一掃されてしまう。

 では、スイッチ類は何処へ行ってしまうのだろうか?


 答えは明瞭!

「Ai(Artificial Intelligence:人工知能)」の管理下に置かれ、人の所作で必要な時に、必要なものに、必要な動作を行わせるのである。

 例えば、人が眠りから覚めると、部屋の蛍光灯を点ける。もしくは、カーテンを開いて自然光を誘引する。

 室温も、人の状態に合わせて快適なものを選び、趣向に応じて、外気を取り入れることもある。

 この一連の動作に人は介在しない。

 全て「Ai(Artificial Intelligence:人工知能)」の管理下において実施されるのである。

 当たり前の話だが、存在しない。


 聞けば便利な世界が広がっているように見えますが、はてさて便とはことが出来るものなのでしょうか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る