第29話 「成人の日」の思い出
成人の日が「一月第二週の月曜日」に引っ越してからだいぶん経ちました。
また、一昨年頃から成人は「十八歳から」になったのは記憶に新しいところです。
ちなみに、男「一月十七日」生まれでして、未成人のまま、成人式を迎えた口です。
閑話休題
まだ、成人の日が「一月十五日」だった頃、男は成人を迎えました。
高校時代から付き合いのあった、自動車屋の友人と、他大学へ進学した友人の三人で、
まぁ、平凡な式典でしたよ。
成人代表のお嬢さんが成人の抱負を語っていると
「お前らなんかに、オレの気持ちが分かるかぁ!!」
と怒鳴り散らして、ご退席させられた男の子が居たくらいです。
…まぁ、いつの時代にも居るものです、勝手に不幸を背負い込んで咆哮する御仁は。
午前11時というふざけた時間に開式し、2時間程度の拘束が付いた式典も終わり、小腹が空いたので、近くの喫茶店でお昼をとる事となりました。
男も当時は若かったので、中古屋の友人と二人で、16インチのプレートに山盛りのトルコライスを食べる事にしました。
16インチと言いますと、40㎝程に相当するでしょうか。
ちなみに、トルコライスの具材標高は5~6cmです…さて、どの程度のボリュームか想像いただけたでしょうか?
あぁ、ライス以外にスパゲティーやサラダも装っています。
もう一人は、早めの昼食を取っていたという事で、ヨーグルトを手配したのですが…。
こいつもデカかった。
テーブルに置かれたグラスの標高35cm!
さらに、ヨーグルトの上にはソフトクリーム「標高5cm」が鎮座する豪華仕様。
「まさか、自分の座高よりも高いヨーグルトが来るなんて…。」
と、ボヤいていたことを思い出します。
そう、彼は小男だったのです。
三人が満足して、三人分のお代が\2,000程度だったと思います。
帰路は、中古屋の友人の
さてさて、今年の成人さんは、どんな日を迎えているのでしょうか?
惜しむらくは、ささやかな日々の中にも、情感深く、優しさを持った時が過ごせることを切に願うばかりです。
じゃないとぉ、男みたいなガサツになるぞぉ
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