12日目
結局あの後、僕が罰ゲームをやることになった。何か知らないけど。
何で僕が彼女の身長を教えられてないのに罰ゲームを受けるなんて酷すぎる。
彼女の権限で決められた。まだ罰ゲームの内容は秘密って言われた。
僕は罰ゲームの内容が気になって仕方がない一日になることが予想できた。
一刻も早く内容を知るために学校に急いだ。
教室に着き、美久に話しかけた。
「東さん、おはよう。それであの内容って何なの?」
「光希君、おはよう~。あの内容って何だっけ?」
あれ?わすれているのかと思い、僕は追求するのをやめた。
「いや、何でもない。今日も一日頑張ろう!」
「もしかしてあれのこと。ああ思い出した。」
思い出さなくてよかったのに。僕はそう思いながら恐る恐る内容を聞いてみることにした。
「内容って何?」
「うーん。どうしようかな?ちょっと考えるね。」
僕はドキドキしながら返答を待った。
「じゃあね。今週の土曜日って空いてる?」
「一応、空いてるけど。」
「買い物に付き合ってよ。」
僕はその言葉を聞き、返答に困った。これって罰ゲームなのかどうなのか。
よくわからなくなってしまった。まぁ、でもそのぐらいならいいのかと思い返答した。
「分かった。」
「じゃあ、よろしくね。」
言い残して彼女は友達の方に行ってしまった。
集合場所とか何時集合とかは後で連絡してくれるのだろうか。
僕は自分の席ですっと座った。
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