10日目
僕は、昼休みになったのと同時に職員室に向かった。何で職員室に向かっているかと言うと美久のせいで職員室に行くことになったんだけどなのになぜか隣に美久がいた。僕はなんで美久も来ているのか聞いてみることにした。
「なんで美久さんも一緒に来てるの?」
「だって私も先生に呼ばれてるんだもん。」
「そうなの?」
「うん。何の用事かな?」
「僕はさっきの事だと思ったけど。」
話していたら職員室に着いていた。僕と美久は職員室の前に立ってどっちが先生を呼ぶのかで揉めていた。
「光希君が先生呼んで。」
「美久さんが呼んでよ。」
職員室の扉の前で話していたので先生がそれに気づきこっちまで来た。
「2人して何揉めてるの?早く入ってきなさい。」
僕と美久は先生のおかげで話が強制的に終わったが僕的には助かった。
職員室に入って先生の机まで行き、そこで先生からプリントを渡された。
僕はなんだこれと思ったけど、美久が先生に質問をした。
「先生、このプリントって健康診断のことですか?」
「そうよ。二人とも保健委員だから先に渡しとこうと思って。」
「でも、先に私たちに先に渡す意味ってありますか?」
「帰りの会に時間を作るからその時に保健委員からの連絡で皆に言ってほしいの。」
「そうゆうことですか。分かりました。」
「二人ともよろしくね。」
そう言って帰された。僕は一言もしゃべらずに終わった。僕はどっちが話すのか気になったけど適任は美久だと思うから僕は気にしなくてよさそう。僕は、教室に向かう際に考えていたがその考えは一瞬で壊された。
「じゃあ、光希君お願いね。」
「えええっ。」
美久はその一言だけを言って先に教室に帰って行った。僕は驚いてその場で立ち尽くしていた。
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