5日目

 僕は、学校に向かうためいつも通りバスに乗っている。昨日は委員会が決まった。僕は美久と同じの保健委員になった。美久から一緒にやろうと言われた時はどうしようか迷ったけど何とかなると思って引き受けてしまった。そんなこんなで学校近くのバス停に着いた。僕は、バスから降りて公園の方に向かった。僕は誰かいないかこっそいり公園を見た。公園の方を見ても誰もいなかったが後ろから肩を叩かれた。


「光希君、おはよ~う。私が来ないと思った?」


「昨日言っていたことは冗談なのかなっと思って。」


「冗談なんかじゃないよ。毎日、来るよ。」


「別に無理して僕の方に来なくても、友達と一緒に行けばいいのに。」


 美久は首を横に振った。


「別に無理なんかしてないよ。光希君と一緒に行きたいから来てるんだよ。」


 僕は、聞いていて照れてしまった。言葉を返そうとしたけど言葉が出なかった。こんなこと言われたことないから戸惑ってしまった。戸惑ったけど、気持ちを切り替えて美久の方を見た。だが、美久は後ろを向いた。僕はなぜ美久が後ろを向いたのか気になって美久の顔を覗き込んだ。そしたら、美久の頬が少し赤くなっていた。それを見た僕は何も言えなかった。美久もずっと黙ったままでとても気まずい状況になってしまった。美久が自分で行ったのになんでそんな顔してるんだ。


 僕がどうしようかと悩んでいると美久の方から、パチン!という音が聞こえた。

僕は何事かと思って美久の方を見た。美久の頬が真っ赤になっていた。


「光希君、学校行こう。遅刻しちゃうよ。」


そう言って美久は走り出した。僕も走り出した。こうして、二人は学校に走って向かった。

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