3日目

 僕は、アラームの音と同時に目を覚ました。地獄の1週間が始まろうとしていた。だって、今日から1週間学校に行かなくてはならないからだ。先週は木曜と金曜の2日間だけだったため、今週は学校に行く気にならない。でも、今日は美久と放課後に部活の見学をすることになっているため行くしかなった。だって、休んだら何をされるかわからないから。僕は準備を済まして学校に向かった。


 学校に着き、下駄箱に行き、靴を置き、教室に向かった。教室には、まだ誰もいなかった。それもそのはず。だってまだ8時5分。こんなに早く来る人なんていない。僕は、窓の方に行き、外を眺めていた。そしたら、教室のドアが開いた。僕は、後ろを振り向いた。そこには、美久がいた。


「光希君、おはよう。来るの早いね。」


「東さん、おはよう。早く着いちゃった。」


 あれ、今名前で呼ばなかったか?僕はすこし顔が赤くなった。だって、急に名前で呼んでくるんだもん。僕は、まだ苗字しか呼べないよ。心の中では、美久って呼び捨てしているけど。僕も名前で呼んだ方がいいのだろうかと悩んでいると。


「あれれ。光希君、名前を呼ばれて照れているのかな?顔が少し赤くなっているぞ。」


美久が、いじわるの顔をしながら言ってきた。僕は、照れていることを隠してすぐさま話をつづけた。


「てってってっ照れてないし。 東さん、勘違いしない方がいいよ。」


「本人がそう言っているなら信じるよ。でも、表情でバレバレだよ。」


 美久は、笑いつつ言ってきた。表情でバレバレだって。僕は、自分の顔を確かめるために窓で確認しようとした。でも、確認はできなかった。まぁ、いっかと思い、外を再び見始めた。そしたら、肩をポンっと叩かれた。そしたら、美久がミラー持って僕の顔の前に出してきた。僕はそこで自分の顔を確認した。めっちゃ赤くなっていた。どれくらいと言われると一番近いのでリンゴぐらい赤くなっていた。僕は、恥ずかしくなって自分の顔を隠すように自分の席に座った。美久も自分の席に座った。てか隣じゃん。近いよーと思いながらもこの時間が少し楽しいと思ってしまった僕であった。朝の出来事は、もう少し続く・・・

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