第4話
それから、お正月休みに帰省された時には、一六タルトをおみやげに持ってきてくれた。
一六タルトも、松山にいた小学生の頃、めっちゃ大好きなお菓子だった。
あの、外側の、少しシャリッとした食感と、中の甘くて美味しいアンとの絶妙なマッチング!
一六タルトも、それから、あの坊っちゃん団子も、
松山を離れた中1の頃から食べてないはずなのに、どちらも食べた瞬間、なんだか、昨日も食べてたような感覚に思えてきたから、不思議だ。
そして、春休み休暇には、イヨカン餅をおみやげに持ってきてくれた。
イヨカン餅は、松山に住んでた頃、食べたことなかったから、頂いて初めて、食べることになったお菓子。
とても柔らかくて、口に入れた瞬間、イヨカンのにおいと、イヨカンの味や食感、プワーッて感じで広がった。
初めて触れる、イヨカン餅も、なんだか、めっちゃ新しくて新鮮な味わいと、新鮮なんだけどイヨカンの懐かしい感覚とで。
この柔らかくて味わい深い、新しいお菓子を初めて知れた喜びで、もう、イヨカン餅に対して、めっちゃいとおしくて、たまらなくなってきてしまいました~。
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