おばけが出る屋敷

「おい!あれが噂のおばけ屋敷か?」

「ああ!入ってみようぜ!」


 二人の少年は不法侵入した。


「誰だ!お前ら!」


 屋敷の主に見つかった。


「うわっ!オバケだ!逃げろ!」

「アハハハハ!」


 楽しそうに逃げた。


 二人は近くの部屋に逃げ込んだ。


 見つからないように、口を手で抑える。


 しばらくして、足音が離れていった。


「さっさと逃げようぜ」


 しかし、もう一人の返答はない。


「おい」


 肩を揺さぶると、もう一人はこちらをじっと見つめながら


「見つけた」

「はっ?」


 そして、突然首を絞めてきた。


「うぐっ・・・何、して」


 抵抗虚しく気絶した。

 

 少年をズルズルと引きずりながら、もう一人の少年は焼却炉に向かう。

 中にもう一人を入れると、自分も中に入った。



〈終〉

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