部対抗徒競走
パッパッパー
パリラパッパッパー
パパパ パン
パリララー
パパパ パン
パリララー
「さあ!今年もやって参りました!
司会は
実況は前回の優勝で殿堂入りを果たした帰宅部部長
「よろしくお願いいたします。いやぁー、早く終わって欲しいですね。家が恋しいです」
「おっとぉ!流石部長!家を愛し、家に愛された男の名は伊達じゃない!もはや、何故学校に来ているのかが分からないレベルだ!」
「ふっ 愚問ですね。学校に行かないと、帰宅できないでしょうが!」
「近くのコンビニで良いでしょうに······。そのプライドこそが、部長というランクにまで押し上げたのでしょうか」
「おっとぉ!早くも敗北の逆Vサインをしている部が!あれは·········オカルト部だ!」
「下らん。やつが入れば、一方的に負けるに決まっている」
「「「うおぉぉぉーーーーーーーー!!!!!!」」」
「虚空を見つめているのが実に不気味だぁ!」
「ふっ 負ける気しかしないな」
「足が、重い」
「そもそもこんな事をするのが間違っている。もっと論理的かつ効率的に生きていかねばならないというのに、あああっ!無っ駄!」
「続いて弱音を吐くのは!
灰部
ビラ配り部
そしてぇ~、乱入者だぁー!」
レースクイーンならぬ、徒競走おばさんが出てくる。
「位置についてぇ~、よーい ドンッ!」
「テレポゥトッ!」
「優勝はあ~、帰宅部だあー!」
「俺の後に道ができる。なぜなら、俺が通ったからだ!」
かくして、帰宅部は出禁になった。
〈終〉
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