第1話 降新星 Part2(ゲーム)

層上充快 vs 結益知介


TURN1

(知介のターン)


「まずは手札を5枚ドローするんだ」


充快と知介が5枚を引く。


「先攻は俺がもらうぞ」


知介が口を開いた。


「【血肉を喰らうわに】を召喚」


【血肉を喰らうわに

固有ターン1 攻撃力400

効果なし

(獲物の肉を食べることを楽しみにしているワニ。

しかしその実、仲間が狩ったものを分け与えられる程度のため、自身はあまり強くない)


そう言って知介がカードを投げるとカードは消え、1体のワニが現れた。


「おおっ」


充快が思わず声を上げる。


「ビックリしたか?

これが起動スターターの力なんだ。

でも実際は限りなく本物に近い映像だから安心して大丈夫だぞ」


知介が説明する。


「"限りなく本物に近い映像"は本物じゃないの?」


「本物じゃない」


「っていうか、カードって紙でできてるんじゃないの?

モンスターに変わっちゃったけど」


今度は風増が説明する。


「俺も詳しいことは分かんないけど、最新の技術で作られてるらしいな」


「凄いんだね。五仕旗って」


「俺はこれでターン終了だ。さぁ、次はお前の番だぞ」


手札

充快:5枚

知介:5枚


TURN2

(充快のターン)


「俺のターンね…で、何すればいいの?」


もたついている充快に風増が助言する。


「プレイヤーは自分ターンのサモンフェイズで、モンスターデッキからモンスター1体を召喚できるんだ」


サモンフェイズになり、充快の目の前にカードの映像が現れた。


「今、目の前にあるのは、お前のモンスターデッキのモンスター達だ。

その中にあるモンスターを1体選んで召喚する。

召喚したいカードを選んで映像に触れれば、デッキケースから自動でカードが出てくる…」


「召喚すればいいのね。それじゃあ、かっこいいからこいつで!」


デッキケースから吐き出されたカードを手に取り、充快が前方に投げる。

しかし、エラー音と共に機械音声が聞こえてきた。


「固有ターンを満たしたモンスターを召喚してください」


「固有ターン?」


「カードの右上に数字が書いてあるだろ?

それが固有ターン。

モンスターはそのモンスターが持つ固有ターンと同じ数値のターンをむかえない限りは召喚できないんだ」


「?」


「今はTURN2だから…」


「固有ターン5のこのモンスターは召喚できないってことか」


「出すなら固有ターン1か2のモンスターだな」


「それを早く言ってくれ…」


「最後まで人の話を聴かないからだ」


「(おいおい、こいつホントに大丈夫なのか?)」


知介が心配していると、充快が改めてモンスターを召喚してきた。


「すいません!やっぱこっちで。

【アサルト・ライノ-ダッシュ】!」


【アサルト・ライノ-ダッシュ】

固有ターン1 攻撃力600

効果なし

(突進するのが得意なサイのモンスター。走ること以外は基本的に何も考えていない)


「TURN2からはバトルフェイズに入って、モンスターで攻撃できるぞ」


「それなら、モンスターで攻撃!」


【アサルト・ライノ-ダッシュ】が【血肉を喰らう鰐】にタックルをする。


【アサルト・ライノ-ダッシュ】通常攻撃力600

          vs

【血肉を喰らう鰐】通常攻撃力400


【血肉を喰らう鰐】は微かに悲鳴をあげると消えてしまった。


「おお!初バトル勝利!」


知介の累積ダメージ:600(0+600)


「ん? 累積ダメージ?」


「戦闘はモンスター同士、1対1で行われる。

互いの攻撃力を比べて、勝敗の判定を行うんだ。

高い方が"勝利"、低い方が"敗北"、同じなら"相打ち"。

敗北したモンスターは破壊され墓地へ。

勝利したモンスターの攻撃力分のダメージを、敗北したモンスターを従えていたプレイヤー、今は知介さんだな、は受ける」


「それであの人に【ダッシュ】の攻撃力600のダメージが入ったんだ」


「ちなみにモンスターが破壊されなければ敗北してもダメージはないけど、それについては追々。

とりあえず、このターンは終わりだな」


「よしっ!ターン終了」


手札

充快:5枚

知介:5枚


TURN3

(知介のターン)


「俺のターンだ」


知介は手札をデッキケースの中に戻すと、新たにカードをドローした。


「手札が入れ替わった?」


「TURN3からドローフェイズでは、手札を全てデッキに戻してシャッフル。新たに手札が5枚になるようにカードをドローする」


「えっ、でも今、シャッフル…してた?一瞬に見えたけど…」


「それもこの技術の凄いところなんだよな」


「知れば知るほど謎の技術…」


知介がモンスターを召喚する。


「来い!【イミテーション・スレイヤー】」


【イミテーション・スレイヤー】

固有ターン3 攻撃力1200 魔法攻撃力1400

魔法効果:召喚ターンには魔法攻撃状態にできない。

特殊攻撃をしてくるモンスターを迎撃する場合、このモンスターはその戦闘で敗北しない。

(手が刀のような形をした紫色のスライム。あらゆるものに形を変えられる)


「固有ターン3。TURN3だから召喚できるのか」


感心している充快をよそに、知介は攻撃を仕掛ける。


「バトル!【イミテーション・スレイヤー】で【アサルト・ライノ-ダッシュ】を攻撃!」


【イミテーション・スレイヤー】通常攻撃力1200

           vs

【アサルト・ライノ-ダッシュ】通常攻撃力600


【イミテーション・スレイヤー】の刀が【ダッシュ】を襲う。


「うわっ!」


充快の累積ダメージ:1200(0+1200)


「さっきのお返しだ。ターン終了」


「こうやって攻撃を繰り返して、先に相手の累積ダメージを3000以上にした方がゲームの勝者になるんだ」


「3000で勝利ね」


手札

充快:5枚

知介:5枚


TURN4

(充快のターン)


充快が深呼吸をする。


「くっそ~。まだまだ」


充快が手札をデッキに戻して新たにカードをドローする。


「召喚!【スナイプ・ストレンジャー】!」


【スナイプ・ストレンジャー】

固有ターン3 攻撃力1000 中距離攻撃力1300

中距離効果:戦闘時【中距離攻撃】1枚を捨てるごとに、相手モンスターの攻撃力を500下げる。

(正確さを追い求めることに対して真摯なスナイパー。独特な格好をしているので、怪しいと思われることも多々)


「それじゃ、【スナイプ・ストレンジャー】で攻撃!」


「もう一つアドバイスだ。

手札に赤色のカードはあるか?」


「これ?」


「それが"攻撃カード"。

攻撃カードは互いのターンのバトルフェイズにのみ発動できるカードで、モンスターを特殊攻撃状態にする効果を持つ。

自分の場に攻撃カードに対応したモンスターがいれば、その攻撃カードと同じ種類の攻撃状態にできるぞ」


「ってことは…」


充快が攻撃カードを投げる。


「【中距離攻撃】を発動!

【スナイプ・ストレンジャー】を中距離攻撃状態にする!」


【中距離攻撃】

攻撃カード

効果:モンスターの中距離攻撃状態を解放する。


【スナイプ・ストレンジャー】の攻撃力が変化する。


【スナイプ・ストレンジャー】中距離攻撃力1300


「召喚したばかりのモンスターは通常攻撃状態だけど、攻撃カードを使ったモンスターは、その攻撃カードに対応した特殊攻撃状態になるんだ。

同時に攻撃力も通常攻撃力から特殊攻撃力にパワーアップする」


「頼もしい」


「攻撃力が上がるだけじゃなく、特殊効果を使うこともできるようになるんだ」


「へぇ~」


知介が口を挟む。


「そろそろいいか?

それじゃあ俺も!

【魔法攻撃】を発動!」


【魔法攻撃】

攻撃カード

効果:モンスターの魔法攻撃状態を解放する。


【イミテーション・スレイヤー】が魔法攻撃状態になる。


【イミテーション・スレイヤー】魔法攻撃力1400


「あっちも攻撃カード使ってきたぞ!」


「バトルフェイズで戦闘する時、

攻撃する側を攻撃モンスター、攻撃される側を迎撃モンスターっていうんだけど、まず攻撃側のプレイヤーが攻撃カードを使用して、その後で迎撃側のプレイヤーが攻撃カードを使えるんだ。

もちろん、攻撃カードを発動するか否かはプレイヤーの任意だけどね」


「分かった。けど…」


【スナイプ・ストレンジャー】中距離攻撃力1300

            vs

【イミテーション・スレイヤー】魔法攻撃力1400


【スナイプ・ストレンジャー】が撃った弾は、【イミテーション・スレイヤー】に弾かれてしまう。

跳ね返ってきた弾が当たり、【スナイプ・ストレンジャー】が破壊される。


「今度は俺のモンスターの勝利だ!」


「くっ…って、俺にダメージはないの?」


「攻撃モンスターが迎撃モンスターを破壊した場合は、相手にダメージを与えられる。

だけど、迎撃モンスターが攻撃モンスターを破壊した場合には相手にダメージを与えられないんだ」


「そうなんだ。なんとか助かった」


「で、攻撃側は戦闘でモンスターが破壊されて、自身の場にモンスターがいない場合、バトルフェイズが終わった後モンスターを召喚しなければならない。

迎撃側は次の自身のターン、サモンフェイズで召喚できるから、たとえ場にモンスターがいなくても、この処理はしないけどな」


「この場合も固有ターンのルールは守らないといけないんだよね?」


「うん、そうだよ」


「えっと、え~っと…うん、かわいいからこれにしよう。

【毛玉の妖精ポン】を召喚!」


場に小さくて毛むくじゃらのハムスターのようなモンスターが現れる。


【毛玉の妖精ポン】

固有ターン1 攻撃力100

通常効果:相手の特殊攻撃を受けた時、そのモンスターの特殊攻撃状態を通常攻撃状態に戻す。

(ふわふわとした妖精。鳴き声なのか口癖なのか、いつも「ポン。ポン」と言っているので、"ポン"と名づけられたともいわれている)


「ターン終了」


「ちなみに、攻撃カードの効果はターンが終了しても続く。

一度、特殊攻撃状態になったモンスターはずっとその攻撃状態のままだ」


手札

充快:4枚

知介:4枚


TURN5

(知介のターン)


「俺のターン!

俺は初心者相手でも手は抜かない。

このターンで終わらせる!」


「え?」


「サモンフェイズ。

このターンはTURN5。このターンで固有ターン5のこいつを召喚する。

現れろ!【ドランチャー・サブマリンド】!」


【ドランチャー・サブマリンド】

固有ターン5 攻撃力1700 魔法攻撃力1700

魔法効果:攻撃対象モンスターが魔法攻撃状態でなく、相手の累積ダメージが自分の累積ダメージより高ければ、戦闘の終わりまで自分と相手の累積ダメージの差を攻撃力に加算する。

(竜のような見た目をした緑色の魚人。ドラゴンの口のような左手で強力な水流を放つ)


「強そうなのが出てきた…

あれ?【イミテーション・スレイヤー】はどこ行っちゃったの?」


「墓地だ。

モンスターはお互いの場に1体のみ許される。

だから新しいモンスターを召喚したい場合には、元々いるモンスターを墓地に送らなければならない」


「バトル!

【魔法攻撃】発動!」


【ドランチャー・サブマリンド】魔法攻撃力1700


「攻撃力が変わらない?これなら攻撃を受けても俺の負けにはならないはず」


(充快の累積ダメージ:1200

【毛玉の妖精ポン】が破壊されて1700ダメージを受けても、累積ダメージは2900)


「何のために?」


「それを身をもって知るといい!」


「!?」


「【ドランチャー・サブマリンド】の魔法効果。

相手の累積ダメージが、自分の累積ダメージより高い場合…」


充快の累積ダメージ:1200

知介の累積ダメージ:600


「戦闘終了まで、このモンスターの攻撃力は相手と自分の累積ダメージの差分だけ上がる!」


「でも、【毛玉の妖精ポン】の効果で、特殊攻撃状態のモンスターに攻撃された場合、そのモンスターを通常攻撃状態に戻す!

いくら強力な効果があっても、特殊攻撃状態じゃなくなれば効果は使えないはず」


「確かにその通りだ。…だから!

伏兵リアクターカード【覇者はしゃ威厳いげん】!」


【覇者の威厳】

伏兵リアクターカード

発動条件:自分モンスターが攻撃する場合。

効果:この戦闘中、攻撃する自分のモンスターの固有ターンより低い固有ターンを持つ相手モンスターの効果を無効にする。


「黒いカード!?」


風増が説明する。


伏兵リアクターカードだ。

互いのターンで自由に発動できる。カードに書いてある発動条件を満たす必要があるけどな」


「このカードの効果で、俺のモンスターより固有ターンが低いモンスターは効果を使えない。固有ターン1の【ポン】の効果は無効だ!」


【ポン】はブルブルと震えている。


「そんな…」


「よって【ドランチャー・サブマリンド】の効果は有効になり、攻撃力アップ!」


【ドランチャー・サブマリンド】魔法攻撃力2300(1700+600)

            vs

【毛玉の妖精ポン】通常攻撃力100


「これで終わりだ!」


「そんな、何か手は…」


「【ドランチャー・サブマリンド】で【毛玉の妖精ポン】を攻撃!

魔水流波砲ますいりゅうはほう!」


【ドランチャー・サブマリンド】の手から勢いよく水が発射される。

それはあっという間に【ポン】をとらえ、すさまじい水しぶきで辺りは見えなくなった。


「俺の勝ちだ」


充快の累積ダメージ:2300


「!?」


風増と知介は驚きの表情を隠せない。


「何が起こったんだ?」


「いや~、危ない、危ない。負けるとこだった」


充快の場でカードが発動している。


【翼の抱擁ほうよう

伏兵カード

発動条件:ダメージを受ける場合で、そのダメージでゲームに敗北する場合。

効果:現時点での自分の累積ダメージ分、そのダメージを軽減する。


「俺も伏兵リアクターカードを使ったんだ。

伏兵カード【翼の抱擁ほうよう】。

敗北する量のダメージを受ける時、自分の累積ダメージの分だけそのダメージを減らす」


「(あの時、あいつの累積ダメージは1200だった。

【サブマリンド】の攻撃力分のダメージ2300を1200減らして1100にしたのか)

だが、俺の勢いはそんなんじゃ防げねぇ!

迂回うかいの反動】発動!」


【迂回の反動】

伏兵カード

発動条件:カードの効果でダメージが減らされた場合。

効果:減らした数値の半分のダメージを相手に与える。


「ダメージが軽減された場合、減らしたダメージの半分のダメージを与える!」


「層上が減らしたダメージは1200。その半分ってことは…」


攻撃が充快に向かう。


「うわっ!」


主人公の累積ダメージ:2900(2300+600)


「せっかくダメージを減らしたのに!」


「カードを使うことでさらにそれがトリガーとなるカードもある。覚えておくんだな。

戦闘終了とともに、アップしていた【サブマリンド】の攻撃力は元に戻る」


【ドランチャー・サブマリンド】魔法攻撃力1700


手札

充快:3枚

知介:2枚


TURN6

(充快のターン)


「俺のターン!

さっきは召喚できなかったけど…お待たせ!」


「(来るか?あのカードが…)」


風増が見つめる。


「固有ターン5、【蒼穹そうきゅう弓獅きゅうし】召喚!」


蒼穹そうきゅう弓獅きゅうし

固有ターン5 攻撃力1500 中距離攻撃力1800

中距離効果:相手モンスターに勝利して破壊した時、(相打ちは除く)自分の累積ダメージが2500以上なら、その時のダメージに攻撃力の差を追加する。

(ボーガンを携えた獅子。青い鎧をその身に纏い、厚い岩盤をも貫く矢を放つ)


「(やはり、層上は持っていたか…)」


「(攻撃力こそ、俺のモンスターより低いが…)」


「バトルフェイズ!

【中距離攻撃】発動!」


【蒼穹の弓獅】中距離攻撃力1800


「【蒼穹の弓獅】の中距離効果。

自分の累積ダメージが2500以上で、相手モンスターに勝利して破壊した場合、その時のダメージに攻撃力の差をプラスする」


【蒼穹の弓獅】中距離攻撃力1800

       vs

【ドランチャー・サブマリンド】魔法攻撃力1700


「伏兵カード【闘争互換アサルト・トレードオフ】。

俺のモンスターの攻撃力を500下げ、相手の攻撃を無効にする」


闘争互換アサルト・トレードオフ

伏兵カード

発動条件:相手と戦闘する時。

効果:自分モンスターの攻撃力を500下げる代わりに、攻撃を無効にする。


「ドランチャー・サブマリンド」魔法攻撃力1200(1700-500)


【蒼穹の弓獅】の攻撃が無効になる。


「これでお前のモンスターの攻撃は終了。

次のターン、再び【サブマリンド】の効果を使って攻撃すれば俺の勝ちだ」


「だといいけどね!」


「!?」


伏兵リアクターカードが伏兵リアクターカードを呼ぶ。

本当にその通りだよ!」


「まさか!」


「伏兵カード【ブレイクスルー・アクセル】!

モンスターの攻撃が無効になった時、それを無視して攻撃できる!」


【ブレイクスルー・アクセル】

伏兵カード

発動条件:攻撃が無効になった時。

効果:攻撃を続行する。


「なんだと!?」


「【蒼穹の弓獅】の攻撃力は1800。

さらに【サブマリンド】の攻撃力は【闘争互換アサルト・トレードオフ】の効果で1200に下がっている。

よって、その差600がダメージに追加され、与えるダメージは合計2400!」


【蒼穹の弓獅】中距離攻撃力1800

        vs

【ドランチャー・サブマリンド】魔法攻撃力1200


「知介さんの累積ダメージは600」


「信じられん…」


「行け!【蒼穹の弓獅】!」


【蒼穹の弓獅】がボーガンを構える。


降新星ペネトレート・スーパーノヴァ!」


光り輝く矢が【ドランチャー・サブマリンド】に命中した。


「うわぁ!」


知介の累積ダメージ:3000(600+2400)


充快の勝利。

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