2話
朝ごはんを食べ終え、制服に着替えれば
玄関へと足を進ませる。慣れつつあるローファーを履き時お母さんから弁当を受け取れば ″行ってきます″といい外に出る、春らしい心地よい風と気温が頬に当たりとても気持ちがいい。
目の前に止まっている車に乗りながらクラクションを鳴らす兄さえ居なければ最高な朝だったのに。軽い足取りのまま兄の車に乗り込む。
「シートベルトちゃんとしろよ」
「分かってるよ」
助手席の後ろに荷物を起きその隣に座れば大人しくシートベルトをする。大学前なのに送ってくれるのは株を上げる為なのか分からないけど、満員電車に乗らないので助かったりはする。
「よし、したな。んじゃ行くぞ」
エンジン音が響き、ゆっくりと動き始めた。
・
流れていく景色。
小学生達が走ったり、朝の部活に向かう中学生や高校生が目に入る。……もし、あの人が生きていたらこうなっていたのかな
「蓮くん…。」
大好きで、私に恋を教えてくれた人。
筋が通っていて誰よりも男らしかったその人は
私のヒーローだった。
空から届く贈り物 ラル @mikaminto_
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。空から届く贈り物の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます