第7話 バツは見境なくやってくる

私がいなかったら存在しなかったら何も起きなかっただろうに。

死ぬより生きている方がつらいなんて誰が予想したのだろう。

腕についたバツは右腕から左腕まで染まった。

バツの数が多すぎて除去出来なくなってた。

働いて得たお金の代償はトラウマだったのだろうか。

私はこのトラウマから抜け出せるのだろうか。

見えない傷跡が私を苦しめる。

学校に行かなくなって10日ほど過ぎた頃、担任が家に来て転校生が来たから学校に行ってみないかと誘われた。

私は久しぶりに制服を来て、学校に向かった。

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