第5話 学校<1>

私立石深高校。

大手音楽配信アプリ、石深グループが作った小中高大一貫校。

多くの生徒は会社のコネで小学校からエスカレーター式に進学していく。

生徒がお嬢様、おっぼちゃま、タイプでないのは、

石深グループが、比較的若い、成金層を中心とした事業を展開しているからである。

学校の広さと、設備が売りで、部活も多種多様にある。

青春を謳歌するにはもってこいの場所だろう。

カースト上位になれれば。

もう一度言うが、ここは私立だが品の良いとは言い難い。

貴族社会と違い、現代社会においては状況は目まぐるしく変化し、

自分、親の立場は決して不変なものではない。

在学中に、何の前触れもなく、崩れていく生徒もいる。

それらの生徒に対する『いじめ』は激しい。

さらに、自分が持っていたものは地位だけだったのかと思い知らされ、追い打ちをかける。

しかし、元から地位がなかったら?

少ない高校から入った生徒、

自分を持ち続けていた生徒、

人を惹きつける魅力のある生徒、


針咲愛ヒロイン四天王ヒーローたちである。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る