第10話 不健全
「とにかく、私、やっぱ剣術やめて、専業主婦になろうかなぁ」
「やめて?結婚しないからね?」
「お、お前ら、いよいよ×××でもする時期k」
「お前ついてくるな」
いきなりカメロンボが現れたが、ロックは息を吐くかのように追い返した。
「そんなぁ………」
「こんなんが教育委員会に見られたら、まめでんきゅう−ねこ終わるよ?」
「モコローがだんだんまともになってきたよ」
「ロック、今夜の1時ぐらい?に起きてね。するから」
「やだよ〜〜〜〜!!!!!!」
「あの、早くみちびキー探ししよ?」
彼らを引っ張って、モコローは謎の神殿に着いた。みちびキーの光はここに向かって伸びている。
「ほら!神殿!神殿といえば謎解き!謎解きといえば冒険!」
「冒険といえば大人へ冒k」
「おっと犯罪者はお呼びじゃないんだ」
「私、もう我慢できない!ここでしましょ」
「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「あの、先に入っていいすか?」
「行くな!先に!ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
※不健全な描写のため、都合により内容を変更します。
◇◇◇
「やぁAくん。今日はいい天気だね」
「そうだね。こんな清々しい日はそうない」
「いやぁ、風が気持ちいいね」
「そうだねぇ。そういえば、昨日何食べた?」
「え?ん〜〜〜〜ハンバーグだった気がする」
「そうか。美味しそうだね」
◇◇◇
「なんかAとかいう奴に乗っ取られたんですけと…」
お前らイチャイチャしすぎ。
「お前が書いたんだろ?」
「大丈夫。×××シーンはビデオで撮っておいたから、いつでも見返せるよ」
「悪夢だった。もう思い出したくもない」
「僕はさっきのをどんな気持ちで見ればいいの?」
モコローが超呆れたように喋った。彼の無邪気さが全く感じられない。
「とっとと神殿に入るぞ。みちびキー探し!」
3人は神殿にやっと入っていった。
神殿内は薄暗く、壁にかけられた松明の光だけが頼りである。煉瓦造りの廊下は、いかにも神殿らしい。
「ほら、光はこの奥に続いているよ!」
「そうだな。…………ああ、気分が悪い」
「私が看病してあげよっか?」
「治った」
「ならデートしてくれるよね?」
「ゴホンゴホン。咳だ」
「看b」
「結構です」
そんなとき、地面が急に盛り上がって、煉瓦が吹き飛んだ。なんと下からサボテンが出てきたのだ!
「ここならサボれそうだ。………やべ、人に見られた!」
「わ⁉︎サボテン!」
「見られたら消すしかない!無断欠勤とは無慈悲なものなのだよ!」
サボテンは身体中の棘を発射した。
ズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュズキュ
「そんなことあるぅぅぅぅぅぅ???」
「ばきゅーん!」
モコローの体から、同じような棘が生えてきた。
「なんだ?棘か?」
「棘だよ。見りゃわかるでしょ」
モコローはいつもより冷たく反応した。
「うん………」
「……いや、なんか反応したらどうだよ。ツッコミ担当だろ?あと、お前、お前だよサボテン!仕事しろ!!!ちゃんと星に貢献しろ!ニート乙!!!!!!」
「え………」
「だいたいお前ら、特に!そこの亀!イチャイチャすんな。見てて反吐が出る。だいたいリア充とか、なんなんマジで。お前ら恥ずかしくないのか?街中でウキウキしちゃって、恥ずかしくないのか?頭おかしい。お前のその濃い髭!もうちょっと剃れよ。とにかく!わかったか??????」
「え……………」
あのロックとソードンが黙ってしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます