W2 デューンパーク
弟9話 愛の剣
「宿を修理に出しているらしいから、今日は野宿だって」
「修理に出す????????????」
東の方向を指すみちびキーに従って、2人は砂漠にやってきた。太陽が熱く輝き、砂と2人を照らす。
「凶暴化しすぎセブンってことは、あと5人いるってことだよね?」
「多分そうだろうな。しかし、あいつよくその1人と戦えたよな」
「まぁ、長期戦にしたからじゃない?」
「待て!!!!!!!!!!!!」
突然剣を持った亀に声をかけられた。
「お前たち、私が相手だ…………」
どうやら敵対しているらしい。剣を構えた亀は言った。
「いや、俺らは特に悪者ではないですよ!……何故敵対してるんです?」
「…………………いや、やっぱ無理だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
亀は剣を捨て、ロックに抱きついてきた。
「ハァァァァァァァァァ??????」
「もう、私、離れられない」
低い声で、髭をロックの顔に当て、ズリズリしてきた。
「気持ち悪っっっ。離れろ!誰だよお前!あと変態!!!!!!」
「うわぁ、ロック、お幸せに」
「なれねぇよ!むしろ不幸になるわ!」
ロックは彼を突き飛ばした。
「誰すか?いい加減……」
「………私はソードン。強くなりたくて剣術を鍛えているんだけど、自分でも自覚してるんだが、ホモセクシュアルなんだ。すまない」
「ええ、いや、まぁ多様性の時代だからしょうがないけど、俺、お前のこと嫌い……」
「ガーーーーーーーーーーン」
「いや、急に歩いていて抱きついてくる奴好きになる人この世にいないだろ。普通に考えて」
「多様性を馬鹿にするなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。喰らえ!多様性の舞」
ソードンは2人に向かって
「ぺっぺっぺっ」
「は?」
「うわ汚な!」
「どうだ思いしったか!これで間接キスできた!」
「いや剣使えよ!剣術鍛えてるんだろ⁉︎」
「ソードン、子供っぽいよ。やるなら、こうしないと!!!!!!」
モコローは砂を掴むと、2人にぶっかけた。
「うわぁ⁉︎何をする!」
「目に砂がぁぁぁぁ!目がぁぁ!目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「これが多様性の舞だよ」
「多様性全く関係ないだろ!!!!」
「素晴らしい!!!!!!」
ソードンは涙を流した。
「こんなに武器に縛られない攻撃、見たことない!」
「砂を武器にする馬鹿がいないからだよ」
「ロック、わからない?多様性なんだよ?今の時代。剣や銃だけが武器だなんて、誰が言ったの?」
「こんなふざけたことしてたら、垢BANされるぞ⁉︎」
「「すみませんでした」」
「ああ、そうだ。関係ないけど地の文の先頭の段落を下げるんだっけ?すみません、忘れてました。今からやるので。おい作者!やれよ?」
「「お前もメタ発言してるじゃねぇか!」」
地の文??????何それ美味しいの?
こ、こんな感じ?
「多分そんな感じ。もうちょっとWeb小説に詳しくなったら?」
だって、普段テレビとYouTubeばっか見てるから、わからないんだって。
「まぁ、そういうことなんで」
「私がメインだと思ってたのに…いや、会えただけで幸せ」
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