第145話 東雲さんの誕生日プレゼント選びは結構難しかったな
さて、日曜日は試験勉強対策で勉強を教えてくれたお礼に文ちゃんと七夕まつりに出かけるために浴衣なども買いに行くことになったが、土曜日はいつものメンバーで
俺はバイトに出かける前にSNSで集合は朝10時半に船橋駅東側改札前でと伝えた。
いつものようにパティスリーの開店準備を手伝ってバイトを上がり、船橋駅の改札前で待っていると
まだ10時10分くらいだけど真面目だなぁ。
「前田さんおはようございます」
「おはよう
早いね」
「それほどでもないですよ」
そして15分前には広瀬くんや剛力くん、
今日はこの6人でプレゼントを見てまわるのだが、俺と
「んじゃ今回も西部デパート別館のロストでいいかな?」
俺がそういうと
「そうですね、とりあえずロストで見てみて、いいものがなかったら西武百貨店本館や東武百貨店にも行ってみたりすればいいかなと思います」
「ん、了解。
俺たちは
俺がそういうと
「小百合ちゃんはそのあたりの金銭感覚はしっかりしてますからね」
そして
「私達は球技大会で一緒したけどあなた達は校外オリエンテーションのときにも一緒だったものね。
あんたは金銭感覚に関しては確かにちょっとおかしいところはあるわよね」
俺は
「まあ、座ってる席が近いからそうだったってのもあるし、クラブ活動も家庭科部で一緒だしな。
お前さんは俺のこと言えないだろう?」
ホタルを見るのに都心部のホテルディナーを使うのはたしかにやりすぎだったかもしれないがな。
そして
「それはあんたが俺の動画の再生回数が多く回るようになったのはお前のおかげだからなって言ってたからよ」
「まあ、それ自体は事実なんだけどな」
実際俺の高校デビュー動画の再生回数が順調に増えてるのは
「まあ、それはそれとしてプレゼントはどんなものでどれくらいの値段の物にしようか?」
俺がそういうと
「あんたたちはコスメとかネイル用品、あるいはそれを入れるポーチとかにしたらいいんじゃない?
アクセサリーだとつけてくるのは物によるけど少し難しいと思うけど、コスメとかネイルならそこまで派手じゃなければ大丈夫だと思うし安いやつなら2000円くらいだと思うわよ」
「なるほど、ロストで扱ってるようなやつならそこまで高くないだろうしいいかもな。
西武百貨店本館のアクセサリーやコスメはインポートブランドでバカ高いから手が出なさそうだけど」
俺がそういうと
「そうしたら私達4人でコスメとポーチをあわせて買ったら良さそうですね」
俺はその意見にうなずく。
「たしかにその意見は良さそうだ」
そうしたら広瀬くんが苦笑して言った。
「じゃあ、僕と剛力くんは無難そうな雑貨でも見繕うことにするよ」
というわけで俺と女子三人でコスメとポーチを買い、広瀬君と剛力君で雑貨を買うことになった。
しかし安めのコスメだネイル用品だと言っても、その種類はかなりある。
「うーん、
とコスメ売り場を見て回ってようやく良さげなもんを見つけた。
「ん、グロスなんかは2000円くらいでそこまで派手じゃなさそうだからいいかな?」
俺がそういうと
「そうですねそこまで派手ではないし、グロスの本体も可愛らしいですからいいかなと思います」
「後はパラフィンパックとかして手の手入れもしてるくらいだからハンドクリームとかかな?」
俺がそういうと
「はい、それもいいかと思います」
そして
広瀬くんたちはバスボムを買ったようだ。
「バスボムも可愛くていいよね」
俺がそういうと広瀬くんは笑っていった。
「まあ、女の子が喜びそうなもので手頃な価格で使えば消費するものだとそこまで選択肢も多くないしね」
「なるほど、たしかにそうかもな」
というわけで結構時間はかかったが、東雲さんへのプレゼントをレジへ持っていきラッピングしてもらえば誕生日プレゼントは無事ゲットだ。
クリア
土曜日:いつものメンバーで
予定
日曜日:文ちゃんと浴衣の買い物&七夕まつり
7月10日:
7月21日:
7月29日:
8月1・2・3日:文ちゃんと海
8月5・6・7・8日:
8月10日:文ちゃんの誕生日
8月のお盆:
8月20日:
8月23日:
8月26・27日:弥生ちゃんとTDR
7月末と8月末:
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