第113話 明日の家庭科部の活動は日暮里での買い物の予定
さて、
「だいぶ久しぶりの撮影で少し心配だったけど、うまくいって良かったな」
俺がそういうと
「あたしたちがいるんだから問題ないに決まってるじゃない」
さらに
「よくわかりまセンガ、きっとそうデース」
二人の言葉に俺は苦笑。
「ああ、俺は話を振るだけで、実際に華になるのは女の子たちだってわかってるけどな」
俺がそういうと
「そんなに拗ねないでよ。
あんたが話を上手に振ってくれるから、うまくいってるのもあるんだからね」
さらに
「そうデスヨー」
二人の言葉に少しほっとする俺。
「まあ、そういってもらえるなら、少しは気が楽だけどな」
まあ、そんなやり取りをした後、俺たちは分かれて帰途に就いた。
そして翌日の月曜日の放課後は家庭科部の活動がある。
明日は、トートバックかハーフパンツを作る予定のはずだが、生地はどんなものを買えばいいのだろうか?
とりあえず
俺は大仏さんにメッセージを送った。
『明日の部活動ですが、ハーフパンツやトートバッグを作るときに使う生地ってどんな感じのものを用意すればいいですか?』
『うーん、メッセージで説明するのは少し難しいですし、明日はみんなで生地を買うときどうすればいいかを実際に体験してみましょうか』
『あ、それはすごくたすかります。
どこに行くんですか?』
『せっかくなので日暮里繊維街に行きましょう』
『ああ、なるほど、
日暮里繊維街は有名ですもんね。
津田沼にも湯沢屋があったような気がしましたが?』
『ああ、津田沼の湯沢屋さんは、昔はかなり売り場が広かったのですが、今はは売り場が狭くなってしまっているので……それでもそこそこ生地は豊富なほうではあるのですけどね。
今では自分で生地を購入して服を作ったりする人は少ないでしょうから仕方ないのではありますが』
『なるほど、それだといいものが見つからないかもですね。
では
『はい、よろしくー』
というわけで西海枝さんへ、今度は連絡を入れる。
『こんばんは
明日の家庭科部の部活動は、日暮里繊維街に行くことになったよ。
そこで、ハーフパンツの生地とかをみるんだって。
なので、明日は特に用意する物はないから安心してね』
『わかりました。
明日もよろしくお願いしますね』
『こっちこそよろしくね』
後は東雲さんにも明日の家庭科部の活動を伝えておくか。
『今晩は
『はいはーい、明日はどーすんの』
『明日の家庭科部の部活動は、日暮里繊維街屋に行くことになったよ』
『なるほど、明日はお買い物かな』
『そうそう、その次の活動で作るハーフパンツとかオートバッグの生地を買う予定だね』
『ふーん、なんか面白そうだからあたしもいくよ』
『了解』
というわけで明日の放課後は日暮里繊維街屋でお買い物だ。
まあ、こういうのもたまには楽しいかもしれないな。
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