第102話 パティスリーで女子テニスダブルスの祝勝会をやろう、今年の夏のコミスパではコスプレをすることになりそうだ
女子テニスのダブルスペアとして
というわけで俺は提案をしてみることにする。
「せっかくだし
今日はこの後パティスリーのバイトだし、三人にはおごるよ?」
これは
最初に反応したのは
「それはウレシイデスネー。
ナイスアイデアでーす」
念のため俺は聞いておく。
「パティスリーだから基本甘いものしかいないけど大丈夫かな?」
「もちろんデース」
そして
「じゃ、じゃあ、私も行きます」
そして
「私は見ていただけですけど……いいのでしょうか?」
「仲良くなるせっかくの機会だしいいと思うよ。
この前の焼き肉では
「あ、そ、そうですね。
じゃ、じゃあ、私もご一緒させていただきますね」
というわけで、俺たちはパティスリーへ向かう。
「
「はい、今日もよろしくお願いしますね。
あら? そちらの女の子たちは?」
「あ、こちらはクラスメイトの
今日の球技大会で優勝したんで、
「あ、なるほど、そうだったのですね。
はい、大丈夫ですよ」
そして
「
「うん、おはよー。
今日はまた違う女の子なんだね?」
「ええ、まあ、そうですね」
俺は誘った三人を、イートインスペースへ案内して着席させた。
「じゃあ、メニューはこっちのお任せでいいかな?」
「はい、ソレデイイデスヨ」
「大丈夫です」
「あ、はい、それでお願いします」
三人がうなずいてくれたので、今日はどうしようか。
今回はサッパリ目の旬のフルーツケーキで行こうかな。
「お待たせしました。
当店自慢の一品の、イチジクのレアチーズケーキとびわのショートケーキです。
どうぞ皆さん召し上がれ」
イチジクのレアチーズケーキはカットされたイチジクがのったレアチースケーキで、びわのショートケーキは剥いたびわを上面に飾り、スポンジ生地に間にびわのゼリーが入ったびわのクリームが挟まってる。;
俺がそういうと
「では遠慮なくイタダキマスヨ」
「イチジクとビワのケーキって少し珍しいですね。
でもカラフルでおいしそう」
そして
「これも手作りなんですよね?」
俺はうなずいて答える。
「ええ、オーナーパティシエの
「すごいですよね」
という訳で、三人はケーキを食べながら、おしゃべりを始めた。
やはり甘いものを食べながらのほうが会話は弾むらしい。
そういえばまだ少し先だけど、女性は予定を早めに入れるものだし
「
コミスパは日本最大級の同人即売会だ。
「うん、1日目と2日目に参加するつもりだよ」
「じゃあ、また買い物に付き合いましょうか?」
俺がそういうと
「あ、今回は手分けして買うのはやらないつもりだけど一緒に行ってくれると嬉しいかな?」
「おや?
別行動で別れて買わなくていいんですか?」
「うん、今回は秦君は秦君の買いたいのを買ってくれればいいし、あんまり買いすぎてもお金がね」
「まあ、セットで買うと1000円とか普通みたいですし、2日間ほしいものを買い漁っていたらお金がいくらあっても足りませんよね」
「それにね、今回はコスプレもやってみたいんだよね。
今年はともかく来年は大学受験があるからコミスパどころじゃないと思うし」
「ああ、確かに来年
俺が笑いながらそういうと
「そ、だから今年はやれることをやっておきたいの。
私は胡蝶しのむをやるから秦君も冨岡義雄やって?」
「は?
俺もコスプレするんですか?」
「うん、どうせなら一緒にね」
「まあ、いいですけどね。
でも毀滅はアニメ化されたばっかりですし、コスプレ衣装は売ってないですよね?」
劇場版が大ヒットして興行収入ナンバーワンになった後とかだと普通に通販とかでコスプレ衣装は売ってるはずだけど、今はアニメが始まって2か月ちょっとだしまだマイナーなんだよな。
「うん、だから自分たちで作ろ?」
「コスプレ衣装作るところからですか……まあ、裁縫はそこそこ得意ですが」
なんせイメクラではコスチュームのボタンやホックが取れたり、ファスナーが壊れたりしたら男子従業員が直していたからな。
まあ、羽織なら洋服とかよりは簡単かなぁ?
「まあ、そういうのもいい経験になるかもしれませんね。
材料や型紙はらららぽーとか津田沼の湯沢屋にでも行けばたぶんあるでしょうし」
「お、さすが詳しいね」
「いや、そんなに詳しいわけでもないですけど……」
なんか思っていたよりもだいぶ大変なことになりそうな気がするな。
まあ、これはこれでなかなかできない経験だし楽しそうではあるけども。
予定
今週末日曜:ふみちゃんと買い物デート
来週土曜:ふみちゃんの学校の文化祭
6月25日:広瀬君の誕生日
7月10日:東雲さん誕生日
8月のお盆:
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