第63話 新發田さんが銃剣乱舞をやってみたいというのでスマホ版をダウンロードしてあげたよ
さて、バイト先のパティスリーでやっていた、
俺たちはホールに急いで戻って、素知らぬ顔で接客をこなす。
こうして普通にバイトをしている所だけ見ていると、
まあ、イベントなんかに参加するアクティブ腐女子、は意外とそれとはわからなかったりするんだけども、基本的には余所行きの
結局その後はなんだかんだとお客さんがひっきりなしに来てバタバタしていたので、そのまま上がりの時間になってしまった。
「では、秦君と
秦君は明日はまた7時からでいいですか?」
「ええ、それでいいです」
「では秦君の上りは13時にして、
「了解です」
俺がそう答えると、
「わかりました」
そして俺たちは着替えてパティスリーを後にした。
「あの、秦君、よければ教えてほしいことがあるのですが」
「ん、なんだろう?」
「私も銃剣乱舞というゲームをやってみたいのですけども、パソコンがないとできないのでしょうか?」
「いや、銃剣乱舞-ONLINE- Pocketっているスマホ版もあるからスマホがあればできるよ」
「あ、そうなんですね?
それならよかったです」
「うん、何なら今ゲームのインストールだけでもしてみる?」
「はい、お願いします。
私こういったゲームってやったことなかったので」
と、あっさりスマホを俺に渡してくる
少し無警戒すぎる気がするんだけど……とりあえず検索からダウンロードページに行き銃剣乱舞-ONLINE- Pocketをダウンロード。
ダウンロードが終わればタイトル画面に行くのでスタートして、まずはチュートリアルからスタートだな。
「はい、チュートリアル画面まで行ったから チュートリアルで手に入る最初の銃剣男士を選んでみて」
「あ、はい……」
と言いながら
「これなら蜂須賀虎徹ですね」
「蜂須賀虎徹か……。
「あ、はい、そうかもです」
「じゃあ、あとはチュートリアルの指示に沿って、ゲームを進めてみるといいよ」
「どうやればいいのかとか、秦君は教えてくれないのですか?」
「あ、うん、ゲームはね。
知っている人間に効率がいいやり方を聞いてその通りにやるより、自分でいろいろ試してみたほうが楽しいからね。
後から考えると無駄なことに思えることがあっても、好きなように遊ぶことこそが楽しさにつながるんだと俺は思うよ」
「なるほど、じゃあ、私なりにやってみます」
「うん、全然進めないとかがあったらSNSのメッセージをくれればアドバイスはするけどね。
全然進めないのもつまらないだろうし」
「あ、はい。
その時はお願いしますね」
とそんな感じで俺たちは駅で別れた。
特に今までソシャゲをやったことがないならなおさらな気がする。
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